乾燥しやすい秋冬は「クリームファンデ」を活用！ つけ方やアイテム選びで「厚塗り」も防げる
きちんと感のあるベースメイクの作り方にも色々ありますが、乾燥しがちな秋冬で大人肌におすすめなのが「クリームファンデーション」です。というのも、クリームタイプはカバー力や肌との密着力が高いだけでなく保湿力やツヤがしっかりあるため「美ツヤ肌に仕上げやすく化粧持ちもいい」というのが大きな理由です。この秋発売されたものはカバー力がありながらも厚塗りにならず、素肌感をうっすら感じる仕上がりが多いので、今までクリームタイプが苦手だった人も使いやすくなっています。
ベースメイクはつけ方はもちろんのこと、ファンデーション、下地、パウダーの相性も大切で、相性が悪いと厚塗り感や古臭い肌に見えることも…。きちんと感がありながらも自然に仕上がるベースメイクの作り方を詳しく解説します。
STEP_1 下地はサラッと軽めのタイプを使う
肌を整え、ファンデーションの密着力を高める下地は、コクのある感触と軽めの感触に分かれます。クリームファンデーションのようにカバー力が高い時にコクのある下地を選ぶとモタッとした厚塗り感が出る場合があるんです。そこでおすすめなのが、みずみずしく軽やかな下地。適度な透け感があるので、後からクリームファンデーションを重ねても軽やかに仕上がります。
▲(左)ひんやりと肌を引き締めるような感触で毛穴や肌の凹凸を瞬時にカバー。フレッシュでみずみずしい使い心地で潤いを肌に閉じ込めながらも肌表面はサラッとなります。クレ･ド･ポー ボーテ ヴォワールマティフィアンリサン SPF25･PA++ 40g￥7,150
(中)毛穴やキメなど細部まで均一に整え、磨きぬかれたような輝きとなめらかさを与える下地。サラッとした感触ながらも美容液効果で潤いとハリを与え、メイクのノリを高めます。アルビオン エクシア ラピダリスト メイクアップセラム SPF20･PA++ 30g ￥7,700
(右)乳液のようなみずみずしく軽やかな感触で、肌に溶け込むようになじんで凹凸をムラなくカバー。フィルターをかけたようにつるんとなめらかな肌に整えます。RMK メイクアップベース 30mL ￥4,070
軽めの下地は両手ですばやく均一にのばすことが肝心！
下地を伸ばしきらないうちに密着するのを防ぐため、両手を使ってスピーディに均一になじませることが肝心です。直径8mm程度の量を中指と薬指の腹にとり、まずは頰の内から外へ向けてサッと伸ばします。続いて、額、鼻筋、あごにも伸ばして。途中で下地が足りなくなったら少量足す程度にとどめ、つけすぎないようにしましょう。
STEP_2 クリームファンデーションで肌を補正し、ツヤを出す
この秋発売されたクリームファンデーションは、肌の色ムラや薄いシミなどをきちんとカバーしながらも厚塗りにならないのが特徴。クリーム初心者はもちろん、忙しい朝にササッと塗っても美しいツヤ肌に仕上がります。
▲(左)コンパクトタイプで、しっとりクリーミーな質感ながらも軽やかな仕上がり。肌のアラをカバーしつつ、素肌から放たれたようなやわらかなツヤが瞬時に宿ります。SUQQU グロウ クリーム コンパクト SPF41･PA+++ 全3色 各￥8,250
(中)クリームタイプならではの優れたカバー力やハリ感を保ちつつ“透き通る感”も兼備した新感覚のクリームファンデーション。ムラのない均一な薄膜がノーテクニックで叶います。アンプリチュード ロングラスティング クリームファンデーション SPF21･PA++ 32g 全9色 各￥8,800
(右)肌本来のツヤ・キメ・色を生かしたままカバーする新技術を採用。重ねても厚塗り感がなく、レッドニュアンスのある色味でほのかに血色感のある肌に仕上がります。カネボウ ライブリースキン ウェア SPF5･PA++他 30g 全8色 各￥11,000
きちんとカバーしたい顔の内側はトントンとつける
顔の内側はシミや赤み、毛穴などが目立ちやすく、ここをしっかりカバーして補正することできちんと感のある肌になります。水で濡らしてしっかり絞った厚めのスポンジにファンデーションを直径5mm程度でとり、トントンとスタンプを押すようにして顔の内側全体になじませます。こうすると狙ったところにファンデーションをしっかり密着させ、カバーすることができます。ファンデーションが足りなくなったら少し足してもOK。生え際やフェイスラインといった顔の外側は、スポンジをサッとすべらせる程度に。顔の内側と外側でメリハリをつけて塗ることも厚塗り防止になります。
STEP_3 オレンジコンシーラーでクマを払いつつ、血色感のある肌に
40代になると「寝起きの顔に青黒いクマが…」ということが増えてきますよね。青黒いクマは下地やファンデーションだけでは隠しきれず、逆にグレーっぽく目立ってしまったという人もいるのでは？ そこで使いたいのがオレンジのコンシーラーです。血色感のある色を重ねることでクマを自然にカバーできますし、血色感によって素肌っぽさも演出できます。目元はよく動くパーツなので、なめらかにフィットするリキッドタイプがおすすめです。
▲植物オイルや植物エッセンスなどを配合した、天然由来成分80％のリキッドコンシーラー。肌にやさしく、どんなタイプのファンデーションともキレイになじみます。THREE アドバンスド スムージング コンシーラー OR ￥3,850
クマよりやや広い範囲に塗布してきちんとカバー
クマがある部分よりも少しオーバーに塗ることで影をしっかり払拭できます。コンシーラーを直塗りしたら、その上からファンデーションを塗る時に使ったスポンジで軽くトントンとなじませて。スポンジについたファンデーションと混ざることで、いっそう肌になじみやすくなります。スポンジを横にすべらせたり、力を入れて叩き込むとコンシーラーがとれてしまうので要注意。
STEP_4 溶け込む質感のノンパールフェイスパウダーでキメ細かい肌へ
フェイスパウダーはクリームファンデをしっかり密着させて崩れにくくするだけでなく、肌表面を均一になめらかに整える効果もあります。きちんと肌に仕上げたい時はぜひ使いたいアイテムですが、しっとり感の強いタイプやパールが多いタイプをクリームファンデに重ねると厚塗りっぽくなる場合も…。おすすめは粒子が細かくてすべすべとした質感のノンパールタイプのフェイスパウダーです。肌に溶け込むようにして存在感を消しながらも、クリームファンデをしっかり密着させてきめ細かい肌にしてくれます。
▲(左)空気のように軽くて繊細なパウダー。トランスルーセントマットの01は、ファンデーションの色味を邪魔することなく、陶器のようななめらか肌に仕上がります。エスティ ローダー ダブル ウェア シアー フラッタリー ルースパウダー 01 ￥6,270
(右上)高い再生力のヒトデから抽出したエキスなど、美容成分を贅沢に配合。さらさらなのに潤いも感じるパウダーです。どんな肌色にもなじみ、透明感とツヤを引き出すSAKURAカラー。シン ピュルテ フェザータッチング クラリティーパウダー ￥5,500
(右下)細かく繊細なパウダーが肌の凹凸を均一にならし、ポアレスですべらかな肌へ整えます。独自のパウダー配合バランスによってハリ感と立体感、そしていきいきとした生命力を演出。THREE アドバンスドエシリアルスムースオペレーター ルースパウダー 01 ￥6,050
フェイスパウダーはブラシで軽やかに塗布
ファンデーションで作ったツヤを消さないためにもフェイスパウダーはごく薄くまとうようにします。そのためには粉をブラシの中にしっかり含ませることが大切。フェイスパウダーをブラシにとったら、少しくぼませた手のひらの中でくるくると何度も回転させます。こうするとブラシの中に粉が入り余分な粉は落ちるので、肌にベタッとつくことを防げます。頬、鼻筋、額、フェイラインにブラシをすべらせるようにしてサッとつけます。目尻の下、頬骨の一番高い部分はツヤをしっかり残して立体感や素肌感を印象づけたいのでパウダーはつけないのがベター。
上品さと落ち着き感のある「きちんと肌」なら目上の人からの好感度もアップ
ニット￥31,900（カオス表参道〈カオス〉） ジレ￥8,800（アダストリア〈エルーラ〉） イヤーカフ￥20,900（マリハ〈マリハ〉）
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撮影／向山裕信（vale.／人物）、黒石あみ（静物） ヘア＆メイク／佐伯エミー スタイリスト／柿原陽子 モデル／吉田明世 構成／片山幸代
