Q:家計簿はつけたほうがいいですか?
答える人/井戸美枝さん(ファイナンシャルプランナー)
A:1年間つければそれで十分!
アプリでもノートでも、1年間つけて、自分のお金のクセが把握できれば、それ以上は必要ありません。基本生活費でいくらかかっているか、どこにムダ使いが多いか、無理なく貯金に回せるのはいくらか…。ムダ使いとは、コンビニで予定外のものを買ってしまっている、飲みたくもないのにコーヒーショップに入ってしまう、バーゲンで着ない服を買っている、ついタクシーに乗ってしまう…、など習慣になっていること。
それがわかったら、ムダ使いをカットして、それ以上使わないようにするだけです。ちなみに1か月や半年だと、イベントごとでの変動があって平均がつかめないので、ひとまずは1年間。家計簿をつけていても改善する点がわからなかったり、つけていることで満足してしまうより、ずっと効果的なはずです。
ファイナンシャルプランナー
井戸美枝
CFP®、社会保険労務士。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題をわかりやすく解説。社会保障審議会企業年金部会委員。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞で執筆。近著に『100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!』(集英社)、『大図鑑 届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)
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