働く40代は「ナチュラルなトーンアップ」と「ふわっと淡い血色感」で自然な透明感を引き出すのがおすすめ
美肌印象を底上げしてくれると人気の透明感メイク。韓国アイドルや儚げな白肌を目指した透明感メイクもありますが、働く40代におすすめなのは素肌そのものが明るく澄んだようなナチュラルな仕上がりです。
トーンアップはするけれど素肌本来の温もり感を残し、水っぽいツヤよりもやわらかさのある発光感をポイントに利かせた肌のことで、これなら仕事シーンや子どもの学校行事でのメイクに取り入れやすく、品格と清潔感がそこはかとなく漂うことで好印象も手に入ります。
とはいえ、いつものベースメイクを一式ガラッと変えるのは少しハードルが高いですよね。そこで「透明感を出すため最低限押さえておきたい3ポイント」の使用アイテムとメイク方法を紹介します。
POINT_1 ブルーの下地で「抜けるような透明感」を仕込む
肌にピュアな明るさを出すために欠かせないのがブルーの下地です。トーンアップ下地は何色かありますが、40代の肌は黄ぐすみが出やすく、それが透明感作りを邪魔しやすいのです。この黄ぐすみを打ち消し、抜けるような明るさを引き出すのがブルーの下地です。
手持ちの下地(色があまりつかないタイプがベター)を顔全体に塗った後、ブルー下地をのせます。透明感がもっとも欲しい頰に加え、くすみがちな口角の下や眉上にも、ちょんちょんと置き、すぐにのばし広げます。時間を置くとブルー下地が乾いてムラづきしやすいので早くのばすことを意識して。
塗る範囲は顔の中心で、生え際やシェーディングゾーン(グレー斜線のエリア)を避けます。顔全体に塗ると立体感がなくなり、顔が膨張して見えることがあるのでNG。ブルー下地をのばし終えたら、ファンデーションなどでベースメイクを仕上げます。
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ジバンシイ
プリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクター ブルー ¥4,620
90%がスキンケア成分のみずみずしくフレッシュな使用感。肌に透明感を与えながらも青白くならず、光のオーラをまとったような肌に仕上げます。
POINT_2 ラベンダーのパウダーでやわらかな発光感を利かせる
ハイライトの代わりに使いたいのが、黄ぐすみを押さえてふわっとやわらかな発光感をプラスできるラベンダーカラーのフェイスパウダーです。40代は目の下のクマや目尻下の色ムラなどが気になり始めますが、カバーのためにコンシーラーをたくさん使うと透明感が失われることにもなるので、色で塗り隠すよりも発光感のあるラベンダーパウダーで肌悩みを目立たなくするのがおすすめです。また、パウダーはきめ細かい肌を演出するという効果もあり、清潔感にもひと役。
小さめのブラシにラベンダーパウダーをとり、目の下、目尻の下、鼻筋、鼻の下、あご先にサッと重ねます。パール入りのハイライトと違い、際立ったツヤ感は出ませんが、くすみを払って透明感を呼び込むと同時にやわらかな発光感もプラスでき、品格のある透明感肌を叶えます。
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hince
セカンドスキンエアリーパウダー AP001 ¥3,190
空気のように軽く、微細なパウダーで乾燥感なくさらりとした上質肌に整えます。明るく輝く肌トーンを演出するラベンダー。エアリーパフも付属。
POINT_3 透けコーラルベージュのチークでふわっと淡い血色感をまとう
肌をトーンアップさせた時にノーチークだと青白い肌に見えてしまいますし、素肌っぽい温もり感を出すためにもチークは必要。といっても、色がしっかりつくタイプや鮮やかな赤系は透明感を損ねることになるので要注意。おすすめは、透け感のある発色で色がつきすぎないパウダータイプで、肌なじみのいいコーラルベージュです。さりげない血色感が加わることで、透明感がいっそう映えるというメリットも。
ブラシにチークをとり、手の甲で2〜3回トントンとなじませてから頰へ。広範囲につけると血色感が目立ちすぎるので頰骨に沿って細長く入れます。チークと肌の境目に、ラベンダーのフェイスパウダーを重ねるとキレイになじみ、透明感がアップします。
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メイクアップフォーエバー
アーティストブラッシュ B200 ¥3,850
シルキータッチのパウダーで、肌に輝きと血色感をプラス。ふわっと軽やかに色づきながらも明るい血色感を宿す肌なじみのいいコーラルベージュ。イエベ・ブルベ問わずにマッチします。
日中のお直しが大事!透明感を足したい時に活躍するアイテム
そもそも素の肌に透明感がたっぷりとあった若いころとは違い、乾燥が気になるアラフォーの肌は常に「透明感のリメイク」が必要です!日中もこまめなメイク直しを心がけましょう。ポーチに入れておきたいおすすめメイク直しアイテムをご紹介します。
エレガンス
ラ プードル オートニュアンス Ⅷ
¥11,000※レフィル販売あり 6月1日発売
計算されたカラーバランスで、清らかでやさしい透明感をまとえるフェイスパウダー。毛穴カバー効果があり、キメ細かくふんわりさらさらの肌に仕上がります。透明感メイクのお直しで使うときは、全色を混ぜながらブラシにとり、顔の中心にサッと重ねるのがおすすめです。
いかがでしたか? 明るい日差しが降り注ぐ春夏は、透明感メイクがもっとも映えるシーズンです。きちんとめの服装にも、カジュアルな服装にも似合うのでぜひ試してみてくださいね。
▲ブラウス¥57,200(ビームス公式オンラインショップ〈エッフェ ビームス〉) パールイヤーカフ¥16,500、リング(ウェーブ)¥40,700〜、リング(ダイヤモンド)¥118,800〜(マリハ〈マリハ〉)
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(Cheek one/人物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリング/柿原陽子 モデル/樋場早紀 構成/片山幸代
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