山下幸輝「僕らが誰かのロールモデルになれたら」
8月23日に情報解禁されるや否や、一躍話題となった新ボーイズグループ「WILD BLUE(ワイルドブルー)」。解禁から間もない8月26日、山下幸輝(やました こうき)さん、宮武 颯(みやたけ はやて)さん、鈴川直弥(すずかわ なおや)さん、池田優斗(いけだ ゆうと)さん、鈴 陽向(すず ひなた)さんがそろってのグループ結成記者会見が開かれました。
深いブルーのジャケットにパンツスタイルで登場。「こんにちは、WILD BLUEです! 」と爽やかな挨拶で会見がスタートし、一人ずつ自己紹介してくれました。
山下幸輝さん(以下敬称略)WILD BLUEのリーダー、山下幸輝です! 今日はよろしくお願いします。
宮武颯さん(以下敬称略):WILD BLUEの「WILD」を担うサブリーダー、宮武颯です!よろしくお願いします。
鈴川直弥さん:WILD BLUEで一番人懐っこい鈴川直弥です!よろしくお願いします。
池田優斗さん:ベビーフェイス! だけど心は「WILD」でいたい、池田優斗です!よろしくお願いします。
鈴 陽向さん:WILD BLUEの末っ子、鈴 陽向です。本日はよろしくお願いします。
——グループ名の由来を教えてください。
山下:僕たちのグループ名には「無限に広がる青空」というコンセプトがあります。いつでも誰かのそばに居続け、力を必要とする人に勇気や希望を与える。昔から知っていたような親近感を抱く、そんなグループでありたい、という意味が込められています。
WILD BLUEには、ステージ上でパフォーマンスがしたいという強い夢を持ったメンバーが集まっています。旧友や共に切磋琢磨してきた仲間との再会など、さまざまなご縁がつながった奇跡の5人組です!
——これからどんなグループになっていきたいですか?
宮武:たくさんの人の心を動かせるような音楽を届けられるグループになることが一番かなと思っています。さみしいときや悲しいときは浸れるような曲を、辛いときはその辛さを代弁してくれるような、でも勇気づけてくれるような曲を。ポジティブな面だけではなく、ネガティブな面にも寄り添えるアーティストになりたいです。出会っていくファンの方々を含め、多くの方々に一つでも多く僕たちの音楽とパフォーマンスをお届けできたらうれしいです。
——グループの推しポイントはどこだと思いますか?
鈴川:ダンス経験が多いメンバーがほとんどなので、力強さや繊細さ、WILD BLUEならではのダンスパフォーマンスができると思っています。また幸輝と優斗は俳優経験もあるので、表現力も推しポイントの一つです。
——メンバー5人中4人が関西出身なんだとか?
山下:そうなんです。
〈関西出身の山下、宮武、鈴川、鈴が手を挙げる〉
池田:僕は関東出身ですが、ほぼいつも関西弁しゃべってるよね!
山下:ほぼね(笑)。
(関西弁がうまくないと池田さんが突っ込まれるひと幕も)
池田:パフォーマンススキルはもちろん、関西弁も上達していくというところが注目ポイントです!(笑)
——今後の活動で楽しみなことや挑戦したいことはありますか?
池田:グループとしてたくさんのステージに立ちたいなと思っています。大きなステージでパフォーマンスすることも目標の一つです。また、音楽活動以外にも個々の得意なことを生かして演技やモデル、バラエティや声優など、幅広いジャンルで活躍できたらと思います。
——鈴さんはメンバーの中でも最後に合流されたそうですね。
鈴:はい。最後のメンバーというのもあって緊張していたんですけど、実際会ってみるとみんな優しくて、積極的に話しかけてくれたので、すぐになじめました。
——初めに話しかけてくれたメンバーは?
鈴:直弥です。
鈴川:(鈴が)扉を開けたら僕がいて、「おお! 」ってなりました。
山下:2人は再会なんだよね。
鈴川:そうなんです。大会で会ったことがあるから元から知り合いで。
鈴:うん。直也とは面識があったので、顔を見て安心感があったのを覚えています。でもみんな本当に優しくて、緊張はすぐほぐれました。
——グループの中で自分は「何担当」だと思いますか?
山下:WILD BLUEの「WILD BLUE」担当で!
宮武:いいと思います!
鈴川:おお〜!
山下:何でかというと、WILD BLUEの軸となる、顔となるような存在でいたいという思いがあるからです。WILD BLUEはこういうグループだよ、こういうメンバーがいるよっていうのを、僕から発信していけたらいいなって。
宮武・鈴川・池田・鈴:お願いします。
宮武:これまでの幸輝を知っている方からしたら意外な一面もあるんじゃないかと思うんですけど、リーダーとして自由にやってもらいたいですね。
池田:幸輝はたまに弟キャラになるんです。甘えてきたり、車の中で頭をわしゃわしゃしてきたり。
宮武:そこは変わらずで!
池田:かわいい一面も持つ、ギャップのあるリーダーだね。
山下:わかりました。ではWILD BLUEの、ギャップのある「WILD BLUE」担当でがんばります!(笑)
宮武:担当というか、僕はおしゃれ番長を務めます!
一同:おお〜!
鈴川:すごいいいと思う! 颯くんは私服もダンスのとき着る服もおしゃれ。僕もファッションのこと颯くんに相談したりするんです。このまま(おしゃれ番長を)継続で!
山下:洋服もやし、颯はパフォーマンスもおしゃれじゃない?
池田:すべてがサマになるよね。
宮武:サブリーダーということで、幸輝と一緒に引っ張っていけたらいいなと思います。
鈴川:僕は音楽担当でいきたいと思います。DTM(デスクトップミュージック)が趣味なのですが、数年後には僕が作った曲をメンバーとパフォーマンスしたり自分で歌ったりしたいですね。
池田:直弥はだいたいいつでもどこでも歌ってるイメージがある。
鈴川:本当? 歌大好きだからね。
宮武:優斗は直弥の家で一緒にこれ(PCを操作している動作をしながらDTMを表現)をしたことがあるって言っていたもんね。
鈴川:したよね! 懐かしいね。
池田:でも直弥が歌を口ずさむときってだいたい歌詞が違う(笑)。
一同:(笑)
鈴川:メロディーが好きなので…。(歌詞を間違わずに口ずさむのは)僕の成長していくポイントですね。
宮武:直弥が曲を作ってくれたら、僕はダンスの振り付けをしたいな。いつか自分たちでいつか作ってみよう。
鈴川:それはすごい夢があるね。
池田:好奇心旺盛な爽やか担当です! みんなでそれぞれの魅力について話し合う機会があったのですが、そこで僕はこのグループの爽やかさを担おうということになりました。
山下:いいね。さっきも…童顔?
池田:ベビーフェイス!
山下:そう! ベビーフェイスも相まって、WILD BLUEに抜け感をつくってくれる存在というか。ふわーっとした爽やかな風を優斗がもたらしてくれると思う。
鈴川:(池田は)白Tが一番似合う男です。すごく爽やか。
池田:本当? ありがとうございます。初めて聞きました!
鈴:明るい系が似合うね。
池田:今後それしか着ません!(笑)
宮武:黒も着ていいんだよ(笑)。今日の衣装も似合ってる!
鈴:僕はメンバーやスタッフさんによく天然と言われるので、天然担当かなって思っています。自分でよくわかっていないので、そういうエピソードがあれば聞きたいな。
山下:「天然エピソードを話してください」って初めて聞いた(笑)。
池田:それがもう天然だよね。
宮武:さっきの優斗の話のときも、白Tが似合うって流れの中「ね、明るい色が! 」って。
池田:陽向節が炸裂してましたね。
鈴:こういうところか…。
——WILD BLUEにとってのロールモデルとなる存在はいますか?
山下:ロールモデル…いないんです。グループのコンセプトとしては「どこか懐かしさを感じる」といったものがあるものの、新しいものを発信していきたいと思っています。僕らのカラーを全面に出していって、反対にWILD BLUEが誰かのロールモデルになれたらいいですね。
——仲よしエピソードを教えてください。
宮武:5人でよくミーティングをするんですが、そこで意見をぶつけたりちょっとした衝突をしたりしても1〜2分後にはみんなでゲームで盛り上がっているので、仲がいいなっていつも思っています。
山下:ゲームしてるよね。しかも即興でつくったゲーム。さっきもやってたんです。
池田:どんなのだっけ?
山下:さっきのは即興すぎて覚えてない(笑)。題名とかないもんね。
宮武:YouTubeの動画を見て、一番上のコメントが何かを予想するゲームとか3時間くらいやったよね。思いついてはゲームしてる。
山下:いつも颯が発起人だよね。
池田:そう。クオリティが高い!
山下:即興だけど「面白そう! 」ってなって僕たちもみんなやりたくなる。颯はクリエイティブ性が高い。
宮武:チームワークを乱さないように、勝ち負けがないゲームを考えています。ただみんなが楽しめるもの。
池田:勝ち負けっていうより、颯くんに褒められるかどうか、はあるかもしれない。
鈴川:それはあるね。ゲームマスターだもんね。
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——YouTubeの配信にも力を入れていくとか。
山下:今日は記者会見ということでファンのみなさまはいないんですが、後日YouTubeに配信されるということで、WILD BLUEがどういうグループなのかもっとたくさん知ってほしいと思います。実際のステージだったり配信映像だったり、次はパフォーマンスをお見せしたいです。YouTubeにはオフの部分も含めてさまざまなコンテンツがアップされていく予定なので、ぜひ楽しんでください。
さらに会見の中では、WILD BLUEの今後の活動について最新情報をお届け!
NEWS1:デジタルシングル「WILD BLUE」配信中
2024年9月6日の午前0時に、1st Digital Single「WILD BLUE」をリリース。WILD BLUEの始まりにふさわしく、どこか懐かしさを感じる楽曲です。各サブスクリプション、ダウンロードサービスにて配信予定。
山下:やばい…、やばいです。ここまできたか…という感じ。パフォーマンスも一生懸命準備しているところなので、ご期待ください!
NEWS2:デビューショーケースを開催
WILD BLUEがファンの前でパフォーマンスするショーケース情報も到着! 11月11日パシフィコ横浜 国立大ホールにて、WILD BLUE DEBUT SHOWCASE[The First Light]が開催されます。
池田:ドキドキもワクワクもあり、いろいろな感情が入り乱れています。僕たちのパフォーマンスを見てくださった方が、希望や勇気などプラスのエネルギーを持って帰ってもらえるようにしたいです。
鈴川:初めて聞いたときはびっくりしました。ファンの方々の前で僕たちのパフォーマンスを披露できる貴重な機会なので、今からとても楽しみです。みなさんが「明日もがんばろう」って思えるような時間にします!
——練習のときはどなたがリードしていますか?
鈴:颯くんがすごく引っ張ってくれています。それを幸輝くんがカバーしてくれる感じです。
山下:颯はパフォーマンスをはじめとして幅広い知識を持っているので、あらゆる方面でサポートしてくれますね。前から見てどうなのか、反対に僕らから見てどうなのか、とか。さまざまなところで助けてくれています。
宮武:これからも厳しいこととかも言うかもしれないけど、みんながら好きだから言っていきます。
一同:ありがとうございます!
——最後にメッセージをお願いします。
山下:まさかこんなときがくるとは思っていなくて、本当に感慨深いです。今も足と手が震えまくりで、緊張しているんですよ。こう話さなくちゃとか考えていっぱいいっぱいなんですが、「WILD BLUEはこういうグループだ」というのが伝わっていればうれしいです。これからパフォーマンスする機会がたくさんあるので、そちらも期待していただければと思います。今日は本当にありがとうございました!
少しずつ自分の思いを紡ぐ山下さんに、メンバーも深くうなずいていました。
〈取材MEMO〉
・記者からの質問がすべて終わると、両手を合わせながら小さい声で「ありがとうございます」と発していた山下さん。
・宮武さんは他のメンバーが話す際そちらに体を向け、うんうんと頷いていました。
・池田さんは終始にこやか。マイクを両手でぎゅっと持っているのが印象的でした。
・鈴川さんが話し始めると、緊張を察したのか隣にいた宮武さんがひざにそっと手を置くシーンも。それを見て山下さんは思わず笑っていました。
・山下さんが池田さんに対してのコメントで「ベビーフェイスと相まって〜」と言うと、池田さんがぼそっと「『相まって』は、幸輝さんの最近の流行りフレーズだね」とつぶやいていました。
・鈴さんの天然エピソードの中、池田さんが「(白T話の流れが変わって)びっくりした! 」と話すと、鈴さんが「すみません」と言いながら池田さんの背中さすっていました。
最後は深くお辞儀をして退室。メンバー同士の仲のよさがうかがえる記者会見でした。パフォーマンスを含めWILD BLUEの今後の活動に目が離せません!
撮影/岡野亜紀子 取材/近藤亜衣子
※本記事は2024年8月26日に公開されたOggi.jpと同内容になります。
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