日本の伝統とグッチの美が融合した体験型エキシビション
ブランド創設100周年を祝して、ブランド発祥の地イタリア・フィレンツェの姉妹都市である京都を舞台に、伝統と創造をたたえるプロジェクト「Gucci in Kyoto」。「Gucci in Kyoto」は、未来への尽きることのないインスピレーション源であるグッチの歴史と伝統にスポットライトを当てながら、ブランド創設100周年を機にクリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレが最新コレクション「Aria」を通じて打ち出したビジョンと美学を体現するエキシビション プロジェクトです。
体験型エキシビション「グッチ バンブーハウス」を8月15日まで開催中（事前予約制）。ブランド発祥の地イタリア・フィレンツェの姉妹都市である京都が会場となっていて、伝統的な町家の様式とヨーロッパの建築様式や意匠が共存している空間が楽しめるというもの。
一夜限りのエキシビジョンも
この体験型エキシビジョンの開催前に開催され、Gucci in Kyotoの第1の舞台として話題を集めたのは「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されている清水寺。7月18日、限られたゲストを招き、国宝であり「清水の舞台」として知られる本堂や経堂、回廊や奥の院といった境内の複数の建物にて、一夜限りのエクスクルーシブなインスタレーションによってグッチの最新コレクションAriaの世界に。
イタリア語で空気や息吹を意味する「Aria」と名付けたそのコレクションで、アレッサンドロ・ミケーレは、グッチというブランドの生命が光と自然の息吹の中で再生されるというビジョンが打ち出されました。清水寺もまた、自然の世界と深く結びつきながら、再生を繰り返し新たな生命を宿し続けている場所。「bring the nature inside（自然を内に取り込む）」をテーマに、悠久の歴史を内包しながら、音羽山の深い緑に抱かれ果てしない空とつながる清水寺を通して、Aria コレクションに込められた創造と再生のストーリーが表現されました。
体験型エキシビション「グッチ バンブーハウス」
エキシビションの会場となるのは、グッチが創設された1920年代に建造され、京都市の有形文化財に指定されている旧川崎家住宅。茶室や坪庭を備えた伝統的な町家の様式とヨーロッパの建築様式や意匠が共存しているその空間を舞台に、多様な体験が楽しめます。
エキシビション全体を貫くテーマはバンブー（竹）です。バンブーは、グッチを象徴するハンドバッグの素材であり、またその節を持ちながら天に向かって伸びていく姿にグッチの100周年という節目への思いを重ね合わせられています。
竹林のある庭に面した部屋では、バンブーハンドルのバッグをはじめとしたグッチの職人技を象徴する貴重なアーカイブのインスタレーションを展開。数寄屋の名工が手がけた茶室は、日本の茶道の伝統とグッチの美の世界観が融合した空間へと再生され、新たに「竹節庵」と名付けられました。
さらに特別にキュレーションされた書籍を集めたライブラリーやグッチの「Aria」コレクションにまつわるショートムービーを上映するシネマルーム、グッチが1990年代に発表したバンブーハンドルのトートバッグを現代的に再解釈した最新スタイル〔グッチ ダイアナ〕をフィーチャーしたサロンなども。
仁和寺の御殿に特別に設えた会場で新作発表会も
また、Gucci in Kyoto プロジェクトの一環として、9世紀に創建された歴史ある仁和寺の御殿に特別に設えた会場に限られたゲストを招待し、新作発表会を開催。グッチのハイジュエリー コレクション「ホルトゥス デリキアルム」とファインウォッチが公開されました。
ラテン語で「歓喜の庭」を意味するこのハイジュエリー コレクションは、多様な美の折衷から生み出される万華鏡のようなアレッサンドロ・ミケーレの独自の宇宙が映し出されています。アレッサンドロ・ミケーレ自身が愛してやまないグッチの象徴的なモチーフを取り入れながら、刻一刻と移り変わる空の色と夜空にきらめく星々の美しさ、そして世界のどこにいようと空を見上げるだけでその儚くも美しい瞬間に出会うことのできる歓びが表現されています。
体験型エキシビション「グッチ バンブーハウス」は8月15日まで開催中です。
「グッチ バンブーハウス」
会場 : 旧川崎家住宅 京都府京都市中京区新町通六角上ル三条町340
地下鉄烏丸線 烏丸御池駅より徒歩約6分
会期 : 2021年7月22日(木・祝)〜 8月22日（日）、毎週水曜日休館
時間 : 11:00 – 20:00 (最終入場は19:00まで)
入場 : 無料、予約制
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