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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2024.08.12

「汚される」伯母から言われた一言に傷つくも一筋の光が!【中学生ママ(40歳、子連れ再婚)のぶっちゃけ365日vol.20】

 

一向に話が進まない相続問題。進まないどころか伯母は激しくあんをなじる。【毎週月曜日19時更新】

登場人物
あん(私)…シングルマザー8年目にして5歳年下の男性と結婚。夫の会社の経理担当。40歳。
…6年生から中受を始め、第3志望の共学校へ入学。12歳。
臣斗くん…あんの会社の後輩・海斗くんの大学の同級生で再婚相手。35歳。
伯母…あんの母の姉。あんの祖母と同居していたが祖母の死後、相続問題に。

【前回までの話】
関係性が最悪になっていた義母と母の葬儀で再会し、義母の優しい言葉で仲を修復。蓮の入学式には臣斗と一緒に参列し、蓮は成績クラス1位宣言をするも早々にいじめにあってしまう。そのイジメをオプチャで知り合った見ず知らずの人に相談していたことが発覚。早期発見で危ない目には合わなかったが、そんな成長過程にいる息子と、父の世話、母が担っていた家事と新たな生活に徐々にストレスが溜まり始める。家庭教師へお礼の食事会をした際、先生から義母の罠を聞いてしまう。一方、父がボヤ騒ぎを起こし意気消沈している中、祖母の訃報が入り家を訪ねると伯母から相続全取りの話が。法定相続を提案するも一向に聞く耳を持たない伯母。厄介な問題を抱える中、蓮の三者面談では体育をほぼ見学していたり、父と蓮の喧嘩と気が休まらない毎日を過ごす。

前回の話▶︎頑固になる父×思春期の息子=トラブルしかない毎日にヘトヘト【中学生ママ(40歳、子連れ再婚)のぶっちゃけ365日vol.19】

Season1▶︎『シングルマザーの恋愛』はコチラから

Season2▶︎『39歳、子連れ再婚の365日』はコチラから

「あんた」「汚される」「頑固」伯母から罵声が飛んでくる中、あんはどう立ち向かう?

こんにちは。シングルマザー歴8年目にして子連れ再婚をしたあおいあんです。

前回は父と息子・蓮の喧嘩の原因を知り、しばらくの間私がいない間の会話を禁止にし、伯母から再度会いたいという連絡が来たところまでお伝えしました。

伯母とまた駅前のファミレスで待ち合わせた。伯母はすでに席に着いていて、なにやらゴソゴソと書類を出しているところだった。

ファミレスの内観

(c)AdobeStock

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伯母

私はもう頼んだからあなたも頼みなさい

私はアイスコーヒーを頼み、叔母の前に置かれた書類に目をやった。

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伯母

土地建物の名義変更をしなくてはならないので、まず一旦私が全て遺産を受け取り、売却後あなたに寄与分を分配することにしたわ

寄与分をもらえるかだって怪しい。実質、全取りってことだ。

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この間引越しをするって言ってたけど、それって今住んでる家を売って大阪へ行くってことだよね?

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伯母

そうよ。売ったお金で大阪にマンションを買わなくちゃ住むところないでしょ

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この協議書だと、土地建物の名義の全てを伯母さんに移すってことでしょ?売却したことを私はどうやって知るの?

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伯母

売れたら連絡するわよ

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バックれることもできちゃうよね?

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伯母

そんなことしないわよ。私が信じられないっていうの?

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う~ん、ちょっと難しいかな。法定相続に則ってやるならば、土地建物の名義は伯母さんと私両方にならないとダメでしょ

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伯母

それは絶対イヤ!うちの名義にあんたの名前が載るだなんて絶対やめて

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そんなこと言ったって、今すぐ私に払う現金持ってるの?持ってないでしょ。それなら共同名義にして、売却した際にお金を折半するのが真っ当なやり方だよ

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伯母

現金は今手元にないけど、売却したら必ず払うわよ。名義には絶対あんたの名前は入れさせないから

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どうせ売るなら、一瞬だけ私の名前が入るだけだよ。そんな手続き上の話なんだからしょうがないじゃん

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伯母

そうかもしれないけど汚されるみたいで嫌なのよ!

汚されるって…。血の繋がってる姪っ子に対して言う言葉なんだろうか。

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じゃあ、名義を伯母さんだけにするなら売却したことを第三者が私に伝えてくれるような形にすれば安心かも

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伯母

第三者って誰よ。そんなに信用ないわけね

全取り宣言した人をどう信用すればいいのよ。

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第三者はちょっと考える。それに私は寄与分だけでいいなんて言ってないし、きちんとママがもらうはずだった法定相続分はもらいたいから今日はこの協議書にはサインはしない

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伯母

あんたもママに似て相当頑固ね!

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頑固って。当然の権利を言ってるだけなのに、なんで悪口言われなきゃいけないの?第三者になってくれる人が決まったら連絡するから

ママのことを悪く言われ頭にきた私はアイスコーヒー代を置かずに店を出た。暑さのせいもあってなかなかイライラが止まらなかった。家に帰ると再就職先から帰ってきた父がいた。相続のことに関して、余計もつれる気がして父に相談するつもりはなかったが、あまりの理不尽さに話し合いの一部始終を話してしまった。

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父親

つまりは土地建物が伯母さん名義になっちゃうから、勝手に売られたら売却金を持ち逃げされちゃう。それを阻止するための第三者が必要だってことか?

珍しく理解が早かった。

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そう。逆の立場を考えたら、確かに家族以外の名前が名義に入るのは嫌かもしれないと思えたからそこは飲んであげてもいいかなって。でも夜逃げっていうか、そんなこと考えたくないけど、こっそり売ってこっそり引っ越して音信不通にもできちゃうわけでしょ。そうならないためには第三者が売却したことを教えてくれるとか、何か手立てが欲しくて

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父親

土地を売買するのは不動産屋だから、知り合いの不動産屋に任せたらどうだ?俺の友達の不動産屋、今息子が継いでやってるみたいだから話だけでも聞きに行くか?話し通してやるぞ

相変わらず偉そうな話し方が鼻に付くが、長く生きている分頼れるところもある。父に不動産屋の紹介を頼み、早急に会うことに決めた。上手い解決案が見つかるといいのだけど…。

Season1▶︎『シングルマザーの恋愛』はコチラから

Season2▶︎『39歳、子連れ再婚の365日』はコチラから

画像:(c)Adobe Stock

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あおいあん

8年間シングルマザーで、40歳を迎える前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起し、5歳年下の男性と再婚(事実婚)。中学生になった息子と、伴侶を亡くした父親と実家暮らし中。
▶︎インスタグラム:@shinmama_aoian

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