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2018.10.23

会議は企画を通してナンボ!〝いい企画〟をうまく通すコツは?【たむらようこの風通しのいい仕事道】

放送作家のたむらようこさんが働く女性目線で語る、仕事・環境をとりまくアレコレ。今回は「いい企画なのに、なぜ通らないの!? 〝ロビー活動〟について」綴ります。

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いい企画なのに、なぜ通らない!? 会議は平等さより、通してナンボ!

「わたし会議が苦手なんです」「プレゼンがうまく通りません」「大きな会議になればなるほど、いつ意見を言えばいいかタイミングがつかめなくて」―――。会社の後輩女子たちから、よく相談されるのが、会議の発言やプレゼンについての悩み。たしかに、会議で発言しているのは一部の男性ばかり、という番組は多いし、テレビ業界が特殊なのかと一般企業を覗いてみても、見たところ状況は似たりよったりです。もしや会議の得手不得手と性別は関係あるのでしょうか? まさかそんなわけはありません! ではプレゼンが苦手な人は女性に多いように見えるのはなぜ? 解決法はあるのでしょうか?  原因は「男女比の問題」、「〝女性の立ち位置は、華or二軍〟という無意識の悪しきビジネス慣習」などいろいろあると思いますが、今回は〝ロビー活動〟にスポットを当ててみましょう。

写真提供/Syda Productions(PIXTA)

〝ロビー活動〟と聞くだけで嫌悪感を抱く人もいるかもしれません。ロビー活動=決定権者への根回し。どうしても「裏金」や「接待」、「裏でコソコソやっている」という印象が強く、不正を嫌うタイプの女性には受け入れがたいものです。事実、私もロビー活動の存在は横目で認識しつつも、正々堂々と正面から会議で戦い、堂々たる連戦連敗を繰り返してきました。 ところがある日、古くからの飲み友達でもある友人男性が、たまたま異動で自分の番組のプロデューサーになりました。するとどうでしょう。私のプレゼンした企画、全部通るじゃないの、くらいの連戦連勝に早変わりです。えこひいきでしょうか? 答えはノー。好き嫌いで企画を決めていいほど今のテレビ業界に余裕はありません。

では何か。単純にコミュニケーションが密になっただけです。決定権者が何を目指しているのか、事前に聞くことができるようになった。視聴率という毎週の結果を受けて、コロコロと微調整される番組方針。それをいち早く察知できるようになり、他の人より早く企画を考え、会議の前に「こんなのどうかな」と決定権者の意見を聞けるようになっただけ。これがいわゆるロビー活動か! 別に金銭の授受もなければ接待もしなくていいんだ。そう気づいた途端、会議の見え方が一変しました。 他の人が出す通らない企画は、企画が悪いわけではないのです。ただ、決定権者の「今の考え」に合っていない、つまりトレンドをつかんでいないだけ(自分が逆の立場のとき「いい企画なのになぜ通らない」と悔し涙に暮れた謎もこれで解けました)。

さらに事前に企画について相談しておくと、決定権者も会議で安心してコメントできる。そう、決定権者にだって、いや決定権者になればなるほど失敗が許されないので、事前の予習が必要だったというわけです。予習していない案件は、スルーされがち。 私は今でも〝ロビー活動〟という言葉が嫌いです。金銭の授受などもってのほかだし、飲みニケーションや接待ゴルフなど見えない場所で企画が内定するようなしくみは不平等きわまりない。 だけどこうも思うのです。決定権者への事前の相談は、自分の大事な企画を通すための1ステップであると。以前の私はビジネスの会議を〝学級会〞と間違えていました。仕事の会議は平等かどうかより、通してナンボ。小さな相談が成果を生むことがわかっているのにやらないとしたら、それは職務怠慢なのかもしれません。

『教えてもらう前と後』 毎週火曜・夜8時〜好評放送中!健康から歴史や住宅まで、教えてもらう前と後で世の中を見る目が変わる知のビフォーアフター番組。たむらさんが構成を務め、滝川クリステルさん、博多華丸・大吉さんが出演! 毎週火曜夜8時~MBS/TBS系全国ネット

放送作家

たむらようこ

1970年生まれ。放送作家。「慎吾ママ」のキャラクターを世に送り出すほか、『サザエさん』『祝女』『サラメシ』『世界の日本人妻は見た!』など多数の構成や脚本を手がける。2001年に子連れで働ける女性ばかりの制作会社ベイビー・プラネットを設立し社長としても活躍。

Domani2018年9月号 新Domaniジャーナル「風通しのいい仕事道」 より
本誌取材時スタッフ:構成/佐藤久美子

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