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2025.08.07

衣類に入り込んだガム… 自宅で落とすための実践テク【専門家監修】

お気に入りの服に、うっかりガムがベッタリ… そんな絶望の瞬間、どうすれば? 実は氷や家にあるアイテムで、繊維に入り込んだガムもきれいに落とせるんです。この記事では、誰でもすぐ試せる実践テクや素材別の注意点、取れない時の最終手段まで、プロの視点も交えて徹底解説。もうガム汚れに悩まないコツ、今すぐチェック!

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Summary

  • ガムは温度や衣類素材によって繊維に強く絡み、取り除きが難しくなります。
  • 氷やアルコールなど、家庭にあるものでガムを硬化・分解して落とす方法があります。
  • 時間が経過したガムも表面を柔らかくし、少しずつ根気よく除去するのがポイントです。

気づいたときには、すでに遅し。繊維にしっかり入り込んでしまったガム。洗っても落ちず、あわててこすっても逆に繊維に入り込んでしまう…。この記事では、そんな「服についたガム問題」に悩む人へ、自宅でできる効果的な対処法を創業80余年の歴史を持つ京都発祥の染み抜き・お直し専門店である「きものトータルクリニック吉本」さんにお聞きしました。

失敗しない落とし方のコツと注意点をわかりやすく整理しています。

繊維に入り込んだガムはなぜ落ちにくい?|性質と衣類素材の関係

ガムが繊維に絡む理由を知ることで、正しい取り方が見えてきます。まずは、ガムの特性と衣類素材との関係から、落ちにくさの原因を読み解いていきましょう。

ガムが布にくっつきやすいのはなぜ?

ガムは噛むことでやわらかくなり、熱が加わるとさらに伸びやすくなります。この性質が衣類の繊維と密着する原因になっています。衣類の表面に乗るだけでなく、繊維のすき間に入り込むように広がるため、手で取ろうとしてもうまく剥がれません。

時間が経つと冷えて固まり、取りにくさが一段と増します。温度変化によって状態が変わる点が、対処のむずかしさにつながっています。

ガム
(c)Adobe Stock

衣類の繊維によって差が出る落ちにくさ

ガムが絡みやすいかどうかは、素材によって変わります。綿素材は吸水性があり繊維が毛羽立っているため、ガムが中に入り込むと毛羽の根元までこびりつきやすくなります。

ポリエステルは表面がなめらかですが、熱に弱いため処理時に注意が必要です。ウールは繊維が縮れた構造をしており、ガムが絡みつきやすく除去に手間がかかります。こうした違いを把握しておくと、素材に合った方法を選びやすくなります。

見落としやすい「洗濯後に気づく」ケース

気づかずに洗濯機で洗ってしまったガムは、繊維の奥まで入り込んでしまうことが多いです。特に温水モードや乾燥機を使っていた場合、ガムが熱でやわらかくなり、繊維の奥まで広がる可能性があります。そのまま冷えて固まると、表面だけをこすっても取り除くのが難しくなりますよ。

また洗濯中の摩擦でガムがちぎれ、細かく分散することもあり、見た目以上に処理に手間がかかることも…。発見が遅れた場合は、慎重な手順で対処する必要があります。

ガムは熱や素材の違いで繊維に強く絡み、取り除きにくくなる性質がありますよ。

道具なしでもできる! 自宅で試せるガムの取り方

冷蔵庫や家にあるもので応急処置が可能な場合もあります。ここでは、時間がない中でも手早く実践できる取り方を紹介します。

氷で固めて剥がす方法|定番だけど効果的

ガムは温かいと粘着力が強くなり、繊維にまとわりついてしまいます。そこで有効なのが、氷で冷やしてガムを固める方法です。氷をビニール袋に入れ、ガムの部分に数分あてて冷やすと、ガムがパリッと硬くなります。

十分に冷えてから指やスプーンの縁を使ってそっとはがすと、生地を傷めずに取りやすくなります。急いでこすり取ろうとせず、冷やす時間をしっかり取るのが成功のポイントです。

氷
(c)Adobe Stock

お酢や消毒用アルコールを使うとどうなる?

氷では取りきれない場合、液体を使って粘着をゆるめる方法も試せます。お酢や消毒用アルコールを少量ガムの部分にしみ込ませて、しばらく置くと粘着が弱まります。その後、ティッシュや綿棒でやさしく拭き取るようにして除去。

ただし、色柄の濃い衣類やデリケート素材では変色の恐れがあるため、目立たない場所で試してからにしましょう。繊維を傷めないように、力を入れずに落とすことが大切です。

ガム取り専用アイテムは必要? 使いどころの見極め

市販のガム除去スプレーやリムーバーは、広い範囲にガムが付いてしまったときや繊維に深く入り込んでいる場合に役立ちます。ただ、成分によっては衣類の色落ちや縮みを引き起こす可能性もあるため、購入前に使用可能な素材かどうかを確認しましょう。

日常的な汚れには手持ちの方法で十分なこともありますが、素材に負担をかけず、確実に落としたい場面では、専用品の活用もひとつの選択肢です。

氷でガムを固めてから優しくはがすと、生地を傷めず安全に取れます。

素材・状態別に工夫する|繊維を傷めないための選び方

自宅での対処法でも、素材やガムの状態によって結果が変わります。ここでは、素材・状態に応じた選び方と注意点を解説します。

ポリエステル・合成繊維は熱に注意

ポリエステルやナイロンといった化学繊維は、熱に弱い性質があります。アイロンやドライヤーの熱でガムを柔らかくしようとすると、繊維が変形してしまうおそれがあります。

こうした素材に付着したガムには、氷で冷やして硬くする方法が安心です。表面がなめらかなため、冷却後にゆっくりとはがすことで、繊維を傷めずに取り除きやすくなります。強く引っ張ると生地が伸びてしまうため、丁寧な処置を心がけてください。

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