パーカを上手に着こなすには?
着心地が良く1枚持っていると便利なパーカは、ファッションにはマストなアイテム。一方で、体型に合っていないものを選ぶと部屋着のように見えてしまうことも。おしゃれに着こなすには「素材」と「サイズ感」が重要。
■素材の種類を確認しよう
薄くてペラペラした素材だとサマになりにくいので生地に適度な厚みがあり、フード部分がくたっとならないものを選ぶと、着たときのバランスがよく洒落感がプラスされます。
パーカに使われる素材は、リネン・コットン・ベロア・ニット・ナイロンなどさまざまな種類があります。肌触りが良く、丈夫で毛玉になりにくい「コットン」はもちろん、コットンの占める割合が高ければ、ポリエステルの混紡もおすすめです。裏側を起毛させた綿のメリヤス地である「スウェット生地」は、程良い厚みと立体感があるので高見えするでしょう。
■自分に体格に合ったものを
ヒップが隠れるようなビッグサイズのパーカは、30〜40代の女性が着ると、カジュアル感が強すぎてどことなくしっくりこないということも。丈の長さは長すぎず、短すぎない「腰骨」くらいが着こなしやすいでしょう。肩幅も大きめより、ほぼジャストサイズがきれいに着こなせます。肌寒い季節は、上にアウターを羽織ることを考えて、コンパクトでもたつかないものを選びましょう。
■パーカーの色も気にしてみよう
パーカーを着て「野暮ったい」「子どもっぽい」と感じたら、色の選び方を見直してみて。大人の女性をおしゃれに見せるおすすめのカラーを紹介します。
グレーは着回しに最適
派手な色のパーカーはコーディネートがしにくく、場合によっては子供っぽく見えてしまうでしょう。「無彩色」と言われる黒・白・グレーは、大人女性のファッションと相性がよく、スタイリッシュな印象を与えます。特に、柔らかさと華やかさを持ち合わせる「グレーの無地」は、どんな人にでもきれいに着こなせるおすすめのカラーです。爽やかなブルーのデニムジャケットや明るい色のロングスカートと合わせたときもうまくなじみます。
大人っぽく着るならブラック
シックな「ブラック」も、大人の魅力を引き出してくれる定番のカラー。ボトムスの色を選ばないので、おしゃれ初心者でも失敗なく着こなせるはず。フェミニンなスカートと合わせたときも、甘さを抑えたスタイリッシュな雰囲気になります。さらに、黒のパンツと合わせてメンズライクに着こなすのも◎。「トレンチコート×黒パーカ」は、秋にぴったりのレイヤードテクニックで、コーディネートが苦手な人でも真似しやすくなります。ただし、季節によっては黒のボリュームのあるパーカは重たく見えることもあるので、ボトムスに軽やかな色を合わせるなどの全身のバランスをとることも大切。
▶︎【パーカー】のおすすめブランドは!? 選び方と着こなしのポイントとは
レディースパーカーのおすすめブランド
ステートオブマインド
「着たい!」と思わせるデザインと着用感。肉厚のダンボール素材で仕立てたパーカーは、汚れがつきにくい加工が施されており小さいお子さんがいるワーママに人気のアイテム。パンツはゆるっとしつつも、ツヤ感があり、きれいめに仕上げてくれます。インナーをグレーのワントーンでまとめ、カジュアルだけれども洗練された大人の休日スタイルに。
エルーラ
40代50代の女性に人気のブランド、「エルーラ」。毎年完売必至という人気シリーズ大人リュクスパーカは、カジュアルスタイルを格上げするハリ感とつややかな生地感が特徴的な、大人の女性が着こなせるアイテム。カジュアルなファッションが顔に合わなくなってきた…と感じる世代にピッタリです。
▶︎カジュアルが何だか浮いてきた…と感じたら【Elura】の大人リュクスパーカをご指名!
ユニクロ
なじみ深いユニクロも、おしゃれプロが頼りにするブランド。女らしく仕上げてくれるシルエットや丈感、さらには生地感…。機能性に優れているだけでなく、デザイン性も優秀で愛用する人多数!
▶︎ユニクロで「買わないなんてありえない!」黒名品6選【おしゃれプロの最強ユニクロ】
エイトン
「ここにしかないもの」をブランドコンセプトとしているエイトン。シンプルながらオリジナル性が高く、スタイリッシュなデザインで大人世代から支持を集めています。個性と大人の魅力を両立させたい人には、エイトンのパーカがおすすめ。
チャンピオン
アメリカロースカロライナ州にあるファッションメーカーで、日本でも定番ブランドの「チャンピオン」。デザイン性や機能性にこだわった丈夫で着心地の良いアイテムが多く、アメリカの若者や日本のアスリートからも絶大な人気が。
ハイク
東京を代表するブランドのひとつ「ハイク」。計算されたシルエットで着るだけでサマになりファンも多く、感度の高い人たちから愛されています。
パーカーを使ったおすすめレディースコーデ
【1】クリーンな白パンツなら、清涼感が加わりきれいめ感が漂う!
どんなにカジュアルなフーディでも白パンツを合わせれば、即清潔感あふれるスタイルにシフト。さらにスウェットの下に白タートルを重ねることで顔映りの良さもアップ!肉厚なスウェット地に大きめロゴが映えるグリーンのフーディを、太めの白パンツとトレンチコートできれいめトラッドに仕上げて。
▶︎カジュアルな「スウェット&フーディ」が〝きれい見え〟する3つのテク【ワーママの冬カジュアル】
【2】パーカーでつくるこなれ辛口カジュアル
肉厚ながら軽く柔らかな着心地がたまらないガウンカーデ。丸みのある肩のラインや、裾がすぼまるコクーンシルエットが今どきのリラクシーな印象。ひざ上丈なので重すぎず、バランスがとりやすいのも高ポイント。フーディ×レザーパンツの辛口カジュアルを優しげにこなして。
【3】モードを帯びたカジュアルスタイル
いつもならチノパンを合わせがちなところ、あえてのレザーマキシスカートをセレクト。これだけでモードを帯びたカジュアルなスタイルにシフト可能!スカートはベージュカラーでなじみある要素を残しておくと、手持ちのアイテムとも合わせやすいはず。
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【4】ベージュ系でまとめて、色の濃淡や素材の違いで表情をつける
オートミールのような色味のパーカは、シルエットに立体感があり、そでにもかなりボリュームがあるので、少したくし上げて着ています。トップスがオーバーサイズな分、ボトムには細身のコーデュロイパンツを合わせてすっきりと。
【5】遊び心のある女かっこいいスタイル
だぼっとしたシルエットのパーカーで、美しいテーラリングの上下に遊び心をオン。足元の控えめな女らしさが、マニッシュすぎもラフすぎも回避してくれる。パーカーとジャケットの肩がけで上半身を大きく仕上げることで、今どきの程ゆるバランスが完成。
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【6】パーカー×チェスターコートの重ね着コーデ
チェスターとパンプスでロゴパーカーをきれいめにまとめたコーディネート。前を開けても身ごろが広がりすぎずスッキリ見えるチェスターコートなら、コンサバな着こなしはもちろん、パーカーなどカジュアルなアイテムとも好バランス!
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【7】ホワイトカラーはクリーンでアクティブな印象に
フーディにカラープリーツを合わせるのは、まだまだアスレジャーブームが根強い今ならでは。オーバーサイズのフーディとプリーツスカートというボリューミィなアイテム同士なので、重心が下がりすぎないようヒールパンプスでバランスよく。ミニショルダーバッグであくまで女っぷりよく仕上げるのがポイント。
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【8】スポーティなフーディ×スエットパンツがボアコートのまろやかさで女らしい味付けに
インをALL黒でまとめ、カジュアル度の高いフーディ×スエットパンツがメンズライクなかっこよさへと昇華。スニーカーより重量感のあるレースアップブーツが、リッチなムードを後押し。
【9】プリーツスカートをあわせた、上品なカジュアルコーデ
スウェット素材のご近所感を払拭すべく、中にきれいめシャツ、ボトムにはプリーツスカートを合わせて。ママの足元には欠かせないスリッポンやスニーカーのコーデも女っぽく仕上がります。休日のお散歩には華やぎクラッチを合わせて、より「おしゃれ通」なママを演出できますよ♡
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【10】エレガントなとろみスカートで、軽やかな動きを出して
カジュアルなスウェットと相反するフェミニンなボトムとの合わせも、大人っぽい着こなしへの近道。モカ色のショート丈フーディに、艶やかなとろみ素材が美しい落ち感を出すマーメイドラインのロングスカートを合わせて女らしく。フーディ以外は黒で統一することでキリリと引き締まって。
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【11】スリットスカートとのIラインコーディネートで端正に
さりげなくスポーティ感を楽しむのにちょうどいいサイズ。ネイビーのタイトスカートやブルーシャツと合わせて、上品トラッドカジュアルに。
▶︎チャンピオンのパーカを【上品トラッドカジュアル】に仕上げるには、ボトムはアレ!
パーカーは流行を問わず着られるアイテム
幅広いボトムスと合わせやすい、着回し力の高さがパーカーの魅力。なりたい雰囲気や季節にあわせて、是非お気に入りのアイテムを探してみてください。