ブラッシングで日々の臭い対策を習慣に
専用ブラシを使ったブラッシングは、表面についたホコリや汚れと一緒に臭いの原因も取り除くことができる、手軽で効果的なケア方法です。特にニットやアウターなど洗いにくい服ほど、日々の積み重ねが効果を発揮します。
素材に応じてブラシの硬さを選ぶのが基本です。ウールなどは毛並みに沿って優しくなでるように行い、表面を傷めないように注意しましょう。帰宅後や着用後のひと手間が、臭いをためないコツになるかもしれません。

専用ブラシを使ったブラッシングはニオイの原因も取り除ける!
プロならこうする
今回は洗わずに家庭でできる消臭を紹介しました。ですが、原因を取り除いていませんので再発の可能性はあります。
結局のところ、ニオイの原因は「汚れ」です。そのため、洗える素材であれば、まずは洗うことが最も効果的な対処法ですが、洗えない素材の場合では、きものトータルクリニック吉本は次の2つの選択肢を考えます。
それでも洗う(特殊技術で対応)
たとえ「洗えない」とされていても、素材や染色に合わせた特殊技術を用いることで、洗浄が可能になる場合があります。
プロはこの可能性を探りながら、色落ち・縮み・風合い変化を最小限に抑える方法を選びますよ。
洗わずに臭いを取るそれでも洗えない場合は、 オゾン加工による脱臭
どうしても洗えない素材の場合は、専用薬品による消臭処理など、素材を傷めずに臭いだけを取り除く方法で対応します。
シミ抜きや汚れ落としと同様に、原因を見極め、それを取り除くことが一番の近道です。臭いも「結果」ではなく「原因」に対して処置することで、長期的に快適な状態を保つことができるよう、最適解をご提案します。
最後に
POINT
- 洗えない服の臭いは、汗や皮脂の蓄積が大きな要因になる。
- 通気性のいい服ほど、生活臭や煙を吸着しやすくなる。
- 消臭スプレーは、素材に合わせた種類を慎重に選ぶことが大切。
洗えない服の臭いには、素材や状況に応じた対処が必要です。この記事を通じて、風通し・スチーム・ブラッシングなど、自宅でできる工夫を学べたのではないでしょうか。毎日のケアに取り入れれば、清潔感を保ちやすくなります。気になる服があれば、今日から実践してみるといいかもしれません。
TOP・アイキャッチ・吹き出し画像/(c) Adobe Stock



