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2025.12.04

水筒やスープジャーのゴムパッキンの臭い取り|家でできる手軽な対策集

ゴムパッキンの臭いが取れない原因は? 酢や重曹、漂白剤を使った家庭でできる臭い取りの方法を、素材別・用途別に詳しく紹介。新品特有のにおいや食べ物のにおい移り、再発防止のための乾燥・煮沸方法まで解説。すぐに試せる実用情報が満載です。

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Summary

  • ゴムは臭いを吸着しやすく、洗剤だけでは汚れが落ちにくい素材です。
  • クエン酸や重曹も、臭い取りに有効です。
  • 再発を防ぐには、乾燥と定期的なケアが効果的です。

水筒やスープジャーのフタを開けた瞬間、「ゴム臭い…」と感じた経験はありませんか? 洗っただけでは落ちないあの臭い、実は原因と対処法を知るだけで意外と簡単に防げます。

この記事では、家にあるもので手軽にできる臭い取りの方法と、再発を防ぐコツまで、忙しい方でもすぐに試せる実用的な情報をお届けします。

ゴムパッキンの臭いの原因

ゴムパッキンの臭いがなかなか取れないと感じるとき、その理由は素材の特性にあります。臭いの原因を正しく理解することで、適切なケア方法を選びましょう。

ゴム特有の素材臭とは何か?

新品のゴムパッキンを開けたときに感じる「ツン」と鼻につく臭いは、製造時に使われる可塑剤(かそざい)や油分が揮発したものです。

特に新品のうちはこの揮発による臭いを強く感じます。湿度の高い場所や密閉したまま長時間置くことで、揮発成分が内側にこもり、臭いが強調される傾向があります。

この揮発性の臭いは、時間の経過とともに薄れていくことが多いため、素材本来の性質として受け止め、まずは通気性のいい場所に置いて様子を見るといいでしょう。

ゴムパッキン
(c)Adobe Stock

臭いが落ちにくい理由

使用後のゴムパッキンに食品の臭いが残りやすいのは、ゴムが多孔質(たこうしつ)であるためです。

ゴムは目に見えない小さな穴が多く開いている構造のため、臭いの成分や油分がその奥まで深く染み込みやすいのです。特にカレーやスープのような油を含む食品は、臭いが定着しやすくなります。

時間が経つほど臭いは取れにくくなりますが、一般的な中性洗剤では、これらの染み込んだ成分を十分に分解しきれません。これが「何度洗っても臭いが残る」と感じてしまう大きな要因です。

臭いの原因と素材の性質を理解すれば、対処法が選びやすくなります。

家庭でできる臭い取り|アイテム別おすすめ法

家にあるもので手軽にできる臭い取りなら、忙しい毎日でも無理なくケアを取り入れられるはずです。身近なものでできるケアの方法を紹介します。

酢・クエン酸で酸の力を利用

酸性の成分には、アルカリ性の汚れを中和する働きがあります。ゴムパッキンに残った独特の臭いが気になるときは、酢やクエン酸を試してみてください。

40℃前後のぬるま湯に大さじ1杯の酢またはクエン酸を溶かし、ゴムパッキンを10〜15分ほど浸けておきます。その後、すすぎ洗いをしてから乾かします。

除菌作用もあるため、臭いだけでなく衛生面が気になるときにも活用できる方法です。

重曹で汚れと一緒に吸着

食品由来のしつこい臭いが残っているときには、重曹が活躍してくれます。重曹はアルカリ性で、酸性の油汚れを落とす性質があります。

小さじ1杯程度の重曹をゴムパッキンにふりかけ、40〜50℃のお湯をかけて5分ほど放置するだけで、消臭効果が期待できますよ。

また、重曹を少量の水でペースト状にして、ゴムパッキンをこすり洗いする方法は、茶渋などの汚れ落としにも効果があります。

重曹には研磨作用があるため、強くこすりすぎるとゴムを傷めることがあります。力加減には注意しましょう。

重曹
(c)Adobe Stock

ハイター(塩素系)使用時の注意点

塩素系漂白剤は強力ですが、ゴム素材は変色や劣化しやすいため注意が必要です。必ず水で薄め、製品の使用量を守りましょう(水1リットルに対し小さじ1杯程度)。

浸け置きは5分ほどを限度とし、使用後はすぐにしっかり水ですすぐこと。手袋の着用を忘れずに行いましょう。

酸性タイプの洗剤(クエン酸、酢など)と混ぜると、有毒ガスが発生し危険です。絶対に併用しないでください。

酢・重曹など、家にあるもので安全に臭い取りができます。

臭いを残さない・再発させないための工夫

いったん消えたはずのゴム臭が、数日後にまた気になったという声はよく聞かれます。臭いの再発を防ぐためには、使い終わったあとのちょっとした習慣が効果的です。

徹底的に乾かすのが基本の習慣

洗ったあとのパッキンを濡れたまま放置すると、雑菌が増えやすくなり、臭いの再発につながります。

パッキンはフタから取り外し、キッチンペーパーや布巾で水気をふき取るのが理想的です。

その後、風通しのいい場所に立てかけるなどして、内側までしっかり乾かしましょう。特に夜に洗った場合は、翌朝まで十分な乾燥時間を確保しておくと安心です。

水筒
(c)Adobe Stock

定期的な漂白・煮沸による特別ケア

目立った臭いがなくても、週に一度ほど定期的なケアを取り入れることで、臭いの蓄積や雑菌の繁殖を防ぎやすくなります。

素材が耐熱であれば、煮沸洗浄が可能です。鍋に水と少量のセスキ炭酸ソーダを入れ、沸騰させてから数分間パッキンを煮ます。取り出して熱が冷めたら、スポンジなどでこすれば汚れがよく落ちます

注意点:高温に弱い素材もあるため、事前に取り扱い表示を確認してから行ってください。

安全性を確保しつつこれらのケアを取り入れることで、清潔な状態を長くキープしやすくなります。

乾燥と定期的なケアで、臭いの再発を防ぎ、清潔な状態を保つことができます。

最後に

POINT

  • 酢やクエン酸は、臭いの中和と同時に除菌もできる便利な対策です。
  • 重曹は食品の臭いに有効で、こすり洗いにも向いています。
  • 塩素系漂白剤を使う際は、濃度や時間に注意して安全に行いましょう。

ゴムパッキンの臭いは、その原因に合った適切な方法でケアすれば、手間をかけずに無理なく軽減できます。

酢や重曹など、身近なもので実践できる方法が多くありますので、日常のルーティンの中で無理なく続けられるはずです。

ぜひ、この記事で得た知識を一つでも試し、清潔な状態をキープする習慣へとつなげてみてください。

TOP・アイキャッチ・吹き出し画像/(c) Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けたファッション&ビューティをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれや美容を楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッション感度の高いエディターを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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