Q:仕事は好きだけど管理職になりたくありません
答える人/池原真佐子さん(育キャリカレッジ代表)
A:責任は増えるけど自由も増える。人生の幅を広げる経験だと考えて
管理職にどんなイメージがありますか? 多くの人は「なんだか責任が重くて大変そう」「長時間働いてそう」というイメージをもっているかもしれせん。
ある調査によると、女性は「管理職手前の実務担当者の時は自信を失いがち」ですが、いざ管理職になると、「自信や満足度が一気に上がる」そうです。それはきっと、現場担当のころよりも、権限や裁量が増え、自分の時間に仕事を調整しやすくなることも理由のひとつだと思います。
管理職になることがキャリアの全てではありませんが、管理職になってみることで、今まで以上に自由に働けることが増えます。また、部下を指導するという「思った通りにいかない経験」もまた、あなたの経験や人生の幅を広げてくれると思います。もちろん責任も増えますが、育児や介護などを経てもずっと働き続けたい、仕事が好き、ということであれば、仕事の幅を広げる意味でも、チャレンジする価値はあると思います。
育キャリカレッジ代表
池原真佐子(いけはら まさこ)
(株)MANABICIA/育キャリカレッジ代表。働く女性にメンターをマッチングするビジネスを行う。臨月からのワンオペ育児と会社経営の両立を経て、現在は日本とドイツとの二拠点生活をスタート。2歳男子の母。ワーママオブザイヤー2018受賞。INSEAD(EMCCC)、早稲田大学、早稲田大学院(教育学)卒。Domani2/3月号78ページからのロングインタビューも必見です。
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