Q:部下からプチ鬱を打ち明けられたら…?
答える人/池原真佐子さん(育キャリカレッジ代表)
A:打ち明けた本当の理由を考えよう
私も周りから病気の話を打ち明けられることがよくあります。その時は「そうか。打ち明けてくれてありがとう」と伝え、過剰に驚いたり心配したりしません。もし職場で部下から打ち明けられたとしたら、私なら「そうか、大変だったね、教えてくれてありがとう」と静かに伝え、「何か困ってる? 仕事をするにあたって、私に何かできることはある?」とだけ聞きます。
大切なのは、そのようなプライベートな話を打ち明けてくれた本当の理由を探ることです。何か助けて欲しいのか、配慮してほしいのか、あるいは聞いて欲しいだけなのか。また、聞いた話は、本人の許可なしには、絶対に他言しないことです。
鬱などの精神的な症状の場合、声の掛け方、仕事の振り方は慎重になったほうがいいかもしれません。専門医と連携を取っておく、あるいは、事前に病気への知識を深めておくなどしておくのも、いいかもしれません。
育キャリカレッジ代表
池原真佐子(いけはら まさこ)
(株)MANABICIA/育キャリカレッジ代表。働く女性にメンターをマッチングするビジネスを行う。臨月からのワンオペ育児と会社経営の両立を経て、現在は日本とドイツとの二拠点生活をスタート。2歳男子の母。ワーママオブザイヤー2018受賞。INSEAD(EMCCC)、早稲田大学、早稲田大学院(教育学)卒。Domani2/3月号78ページからのロングインタビューも必見です。
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