英国人夫との秘密の話は日本語で…ってここ日本です!
東京の生活が楽しみ。と言ったばかりなのに、早速大失敗をやってしまいました。
夫は、日本語を流暢に話す事は出来ませんが、ある程度の単語では話す事が出来ます。これは海外では大変便利です。人様に聞かせられない様な話も、日本語でなら大丈夫。イタリアでも、アメリカでも、2人の会話を楽しんでいました。
しかし、これをうっかり東京でやってしまった。地下鉄で、彼の前に立つ女性を見ながら、いつものように私に日本語で
「オバアチャン、つかれてますね」と。
ここ、日本です。全員日本語で会話してますから。大体、彼女、おばあちゃんじゃないよ。お仕事帰りのお姉さんだよ。引き攣った笑顔で、私、日本語まだ良く分かりません。風を装い、慌てて途中下車しましたが、本当に冷や汗をかきました。
東京では、英語も秘密語にはなりえない。
イタリア滞在中に、イタリア語をもっとちゃんと勉強すれば良かったと思っても、後の祭り。母国語が共通の言語ではない、私達夫婦。微妙なニュアンスの違いなど、意思疎通に苦労する時もある。そんな時に二人で編み出した、「大体こんな感じ的」な、他人には意味不明な秘密語が少しある。
今後は秘密語を、もっと増やさなくては。と言うか、公共の場での会話に気を付けましょう。ですね。
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キング亜紀
キング・アキ 1967年、東京生まれ。日系化粧品会社にて、6年間のN.Y.駐在期間を含む、海外営業担当として、約10年間勤務。その後、夫の仕事の都合で、イギリスへ移住。3年半のイギリス生活を経て、2017年からイタリア・ミラノへ移住。現在はミラノを拠点に、N.Y.、東京の3カ所を点々とする生活。