硬くて多い髪は内側の毛量を削って重さを軽減!
緒方未歩さん(38歳)は「ハリがあって多い。重く見えるのが気になるので、レイヤーを入れてくびれを作っています。髪がまとまりすぎで立体感が出ないのが悩み」。
「本来の髪質を生かしながらおしゃれに見せるなら、ボブがおすすめです。髪が硬めのほうが、おさまりながら動くので適しているんです」と、SUNVALLEYの代表、渋谷謙太郎さん。そこで、毛先のまばらな部分をカットしてボブラインにし、内側の毛量をしっかり削って毛先に動きをつけられるスタイルにチェンジ!
Front
Side
Hair Data
【オーダー方法】
鎖骨下5cmの前下がりボブにカット。前髪は少なめに取って目の下くらいの長さにしたら、束感が出るように粗めに毛量を調節。顔周りに軽くレイヤーを加えて、全体の内側の毛量を削る。カラーのベースは、6トーンのブルーグレー。もみあげの内側に10トーンのメープルベージュを入れ、内側から動きと柔らかさが出るようにする。
【スタイリング方法】
全体の根元を浮かすようなイメージで乾かす。表面は長さを残しつつ内側を短くカットしているので、乾かすだけで毛先は自然に内巻きになる。ヘアアイロンで、顔周りの毛束だけ外ハネに。少量のヘアバームをしっかり手に広げて溶かし、毛先の内側から手ぐしを通してなじませる。前髪は横分けにして流し、毛先をところどころつまむようにして動きと束感をプラス。
渋谷さんは「前髪を薄めにつくっているので、シャープすぎず程よい抜け感と柔らかさが出ます。シルエットには重さを残しつつきちんと毛量を取っているため、ナチュラルな動きがついて好感度も上がりますよ」。顔周りに外ハネを足しているせいか、おさまりすぎずあか抜けた雰囲気になりますね!
【担当】SUNVALLEY 代表 渋谷謙太郎さん
Domani2/3月号「どうせなら美人系ボブにしたい♡」より
撮影/藤原 宏(Pygmy Company) スタイリスト/兵藤千尋 メーク/久保フユミ・甲斐美穂(ROI) 構成/斉藤裕子