脱・コンサバ! ロング→ショートにして今っぽおしゃれ顔に
記事を担当しつつ本人もモデルとして登場している、ビジュアル・エディターの有田千幸。そんな千幸のお悩みは「顔がコンサバすぎて、今どきの抜け感ファッションが似合わないんです…」。た、確かに…! どことなく漂う昭和感(昭和が悪いわけではありません)、令和はおろか平成にも追いつけないかも!
BEFORE
そんなわけで、編集部では「千幸は髪を切ったほうが断然いいんじゃないか」論で盛り上がったわけですが、千幸本人には「根元にクセがあるし、髪がめっちゃ多いから短くしたら爆発しちゃうのでは…?」という懸念があったのです。
そこで、カットの魔術師、南青山にある『S. HAIR SALON』の代表を務める植田高史さんにカットをオーダーすることに。美容にうるさい業界人たちからもファンが多く(確かな技術はもちろんのこと、お人柄も超ナイス!)、難ありな髪でも思いどおりのスタイルにしてくれると話題の植田さんに千幸のお悩みを相談しました。
【お悩み1:根元のクセ】→髪を引っ張りながら乾かせばコントロール可能
「根元にクセがあるし、後頭部の一部の髪がうねるのが気になっています」という千幸。植田さんに髪質診断をしてもらったところ、「確かにクセがあるけどこれは乾かし方で出てくるもので、根元のクセをコントロールしきれていないだけ。頭皮が濡れているうちに、髪を引っ張りながら温風→冷風の順で乾かせば、さほど気にならなくなりますよ」。
【お悩み2:とにかく髪が多い!】→内側の毛量をしっかり削る!
千幸いわく、「髪が多くて乾かすのにもひと苦労。パワフルさに定評のあるダイソンのドライヤーを使っても、10分以上かかります」。黒髪ロングだから、さらに髪が多く見えるのかも? ショートにすると全身に占める黒の面積が小さくなるため、スタイルよく見えることもありそう。「日本人は、耳周り、特に耳の後ろに毛量がたまりやすいんです。ここが重くなるとショートでも形が崩れやすくなるので、きちんと毛量調節をしましょう」と植田さん。
植田さんにカウンセリングしてもらって方向性を決め、さっそくカット開始!
▲最初に髪を濡らし、まずはサイドの内側をカット。あごのラインがキレイに出るよう、耳下から平行のラインを取って長さを決める。髪がたまりやすい耳周りは、特に念入りにカット。
▲逆サイドもカットしたら、いよいよ後ろへ。襟足の長さまでバサッとカットし、首の後ろでキュッと締まるようなシルエットを目指す。
▲最初はほんの少し緊張気味だった千幸もこの表情。今は、内側が短く、表面はまだロングのままの状態。さて、ここからいよいよ表面のカットへ。
▲表面は、内側より少しだけ長くなるようにカット。
▲ベースのカットが終わったら一度乾かし、その後細部の調整をして仕上げていく。
▲真剣なまなざしの植田さん!
▲「うわぁ、後ろはこんなに短いんだ!」と触ってびっくりの千幸。頭がとても軽くなったよう。
▲カットされた髪はこんなにこんもり…。
そしてついに…千幸のハンサムショートが完成!
AFTER
「表面の髪を長めに設定しているので、ショートカットでもスタイリング次第でいろんな雰囲気がつくれますよ」と植田さん。大人のショートは、<内側を短く、表面は長く>というのが鉄則のよう。表面のほうが長いため、毛先が自然と内巻きになり、丸みのあるシルエットになるんです。今回は、毛先にカーブがつく程度に軽く巻いてから薄くバームをつけただけの抜け感スタイリングで仕上げました。ヘアカットしてすぐ編集部に姿を見せた千幸。編集部のスタッフからも「すごく似合う」と好評でした!
【ヘア担当】 S. HAIR SALON 代表 植田高史さん
Domani4/5月号「ビジュアルエディター・有田千幸、この春、髪を切りました!」より
撮影/椿 さおり(NOSTY) スタイリスト/楠 玲子 メーク/神戸春美 構成/斉藤裕子