Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 夫婦

2019.05.29

「イラっとするけど黙ってます」家事共有は喧嘩のモト?【ワーママvsワーパパの心の叫び座談会vol.2】

子育てが始まると同時にイライラを募らせる妻たちが多数! それまでになかった夫婦喧嘩も頻発します。お互いに思うところはあるものの、「不用意にケチをつけると日常生活がままならないから」とコミュニケーションを避けている夫婦も少なくないようで…。男女6人座談会から見えてきた、夫たちの本音とは?

Tags:

家事・育児分担について討論すべく集まったメンバー

【ワーママ】
Tさん(39歳/メーカー/3歳の女の子・1歳の男の子。夫は不動産会社営業)
Yさん(41歳/研究職/3歳の男の子、夫は金融系)
Kさん(38歳/金融系/2歳の女の子・0歳の男の子、育休から復帰したばかり。夫はメーカー勤務で資格勉強中)

【ワーパパ】
Iさん(43歳/人材系/8歳・6歳の男の子、専門職の妻と結婚して9年)
Sさん(38歳/金融系/6歳・2歳の女の子、妻はネット系のベンチャー企業に勤務)
Mさん(40歳/メーカー/8歳の女の子・3歳の男の子、研究職の妻は大学時代の同級生)

前回の記事はこちら▶︎【見えない家事】って知ってる?【ワーママvsワーパパの心の叫び座談会vol.1】

「流儀の違いは見て見ぬ振り」が吉。でも後でフォローするのも腹が立つ!

夫I:家事や育児をふたりで分担しようと、下手に口や手を出すとケンカになったりしませんか?

妻K:ありますね。やり方の違いでイライラしたり。夫が料理をしてくれるのはいいんですが、そもそも揚げ物とかキッチンが汚れるメニューが多い! さらに油がまわりに飛び散っていても「何日かに1回まとめて掃除すればいい」と考えていて、放置するから結局私の余計な家事が増えて…。直後にちゃちゃと拭き取っちゃうほうが絶対にラクなのに。

夫I:僕は以前、皿洗いをよかれと思ってやっていたんですけど、嫁から「あなたが皿洗いをしているのを見ていると手際が悪くてイライラする。かといって私が洗っているときのんびり座っているのを見るのも腹が立つから、子どもが寝る9時半までは帰ってこないで」と言われていた時期があったんですよ。早く帰ってもバチバチケンカになるだけだから、わざわざ飲んで帰ったりして、“フラリーマン”を地で行ってました。

妻T:あー、仕事が終わっても家に帰らず、フラフラしてるサラリーマン、のことですね。

夫I:それからはもう、船頭が多いと船は山に登っちゃうんだな、と思って。任せるところはすっぱり任せたほうが効率がよくないですか? なんでも間でも共有しようとすると、情報伝達のミスなんかも起きがちですし…。

夫S:保育園関係の準備や締め切りも、「夫婦どちらでも、できるほうがやろう」と思っていると、どっちも準備してなかったりすることがありますね。

夫M:書類を書いたりするのは、押し付け合いです。とりあえず放置して、締め切りが迫ってくると結局「書いてよ」と言われる。保育園の連絡帳は割り切って、「今日もいつも通り元気です」って、僕が毎日書いてます。先生は一生懸命書いてくれているのに申し訳ないけど。

好きで、この家事を担当しているわけじゃないのに!

夫I:たとえばトイレットペーパーみたいな日用品の補充とかって、嫁がいくつかのスーパーのチラシで値段を見比べて買ってたりするんですよ。そこに僕がコンビニで定価で買って帰ったりしたら、それはそれで、「もったいない!」と不満をぶつけられるじゃないですか。本当は「30円安かったところでどうなの?」と思ってるけど、そこはグッとこらえて、あえて口を挟まないようにしています。安いトイレットペーパーを選ぶのも彼女のひとつの楽しみなんじゃないかな~と思って。

妻Y:楽しみ…ですか(苦笑)? それって、奥さんが「トイレットペーパーの補充は私がやりたい!」って言ったんですか? 別にやりたくてやってるわけじゃないような気もするな。

夫I:それは確認したわけじゃないですけど。

夫M:でもそういうことって、逆もしかりだと思うんですよ。たとえばうちは、電化製品の配線とか、庭の植木の手入れは、奥さんは一切しません。別に「これは僕の担当です!」って宣言したわけじゃないですよ? 夏のクソ暑い最中に植木を切りながら、「奥さんはエアコンのきいた部屋で子どもと昼寝してるのになー」なんて思うことも、正直あります。

妻T:もしかしたら、うちの夫もそんなことを考えてるのかな…。

夫S:僕の場合は、好んでやっていることもありますけどね。実は僕、料理が好きで調味料とか材料とかにもこだわりたいタイプなんですよ。朝のお味噌汁はちゃんと出汁をひいてつくりたいし、産地も昆布だったらココ、鰹節だったらココ、お米はココ、って決めてるんです。だから仮に妻から「鰹節が切れそうだから買ってこようか?」と言われても、「うーん、どうしようかな」って渋りますね。妻も僕がうるさいのを知ってるから、今はもうそんなことは言いませんけど。

妻T:それはだいぶハードル高いわ! しかも、きっとまわりのママ友からは「ご主人が料理やってくれるなんていいね!」と言われて、当の奥さんは「外面いいな」とイラっとするパターン(苦笑)。

夫S:だと思います(笑)。僕がたとえば予定外の時間に帰宅して、妻が「夕飯、ササっとつくろうか?」と聞いてくれても「ササっとならいらない」って断っちゃいます。時間をかけてちゃんとしたご飯をつくってくれるなら待つし、それがイヤなら自分でつくります。

女性陣:エーッ!

夫S:いや、妻には「お味噌汁は出汁からとってくれないと」なんて強要しませんよ! 

妻T:そうはいっても、ねぇ…(笑)。

夫I:まあでも、そういうことがどの夫婦にも多かれ少なかれあるわけじゃないですか。だから、なんでもかんでも一緒に、というのは難しいと思うんですよね。

構成/酒井亜希子(スタッフ・オン)

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!