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WOMENバツイチわらしべ長者

2019.07.07

「最愛の妻だけにED」の僕が愛想を尽かされ離婚。なのに、今は老後を一緒に暮らそうと話す関係に〜俊太郎さんの場合vol.3

「妻だけにED」に悩み、愛する妻に離婚された僕。ー人生とは喪失と再生の繰り返しのドラマ。「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー! 幸せになることをあきらめない、俊太郎さんが経験した離婚の話、完結編。

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結婚13年目の離婚宣言

理想の妻を愛しているのに抱けない。そんなジレンマに陥った俊太郎さん。お話を伺っていても、離婚した今でも彼は元妻のことを大好きだし尊敬もしている様子が伝わってくるのです。それなのに、なぜ?―と思うけれど、そこが男女の縁の、ひと筋縄では行かないところ。

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そして13年目の、奥様からの離婚宣言――。

俊太郎さん(以下、し):彼女がサンフランシスコの学校に留学して、しばらく経ったときに離婚を切り出されました。「やっぱり離婚する」、と。何となく予期はしていたけれど、やっぱりショックでした。彼女からすれば、恐らく数ヶ月に一度帰国するたびに、離婚すべきかどうか迷っていたんでしょうね。

すでに当時の妻のAさんにはサンフランシスコに恋人が居て、俊太郎さんとの夫婦関係を話したら親身になって聞いてくれたそう。

し:実は離婚話はそれまでも何度も彼女から言われていたんです。だけどそのたびに僕が「嫌だ」と拒否して来た。

さかい(以下、さ):彼女が離婚したい理由は、何だったんですか?

し:やはり、レスがいちばんの理由でした。「大事な30代をレスのまま過ごしてしまったけど、あなたは何も変わらなかった。これ以上は待てない」と言われました。

浮気がバレて別居した期間も

「妻だけにED」。その言葉の通り、俊太郎さんはレスの結婚生活の間、他の女性と浮気していた期間がありました。

し:結婚11年目くらいにある朝突然、女の勘なのか彼女が「あなた、浮気してると思うんんだけど。今言えば許すわよ」って言われたんです。だから正直に「ハイ、してます」と答えました。

さ:え〜〜〜。それで許してもらえたんですか?

し:いえ。結局僕が家を追い出されて、6ヶ月間別居しました。だけどそのときも自宅のすごい近所で、普通に一緒にご飯を食べたりしてました。

―聞けば聞くほど仲がいいふたり。だって結婚11年目って、もし夫婦仲が冷めていたら、顔も合わせたくなくなる時期なのでは。

でもここだけの話、元々すごく仲が良くて長く暮らしている夫婦って、別居することで逆に夫婦仲が良くなることもあるような気がするのです。

なぜなら別居することで、距離が近すぎて失われていた男女の緊張感みたいなものが戻ってきて、しかも会っているときにいいところだけ見せればいいわけで。―私の場合、13年間の結婚生活で最後2度ほど別居したのですが、そのときは一瞬、夫との関係が改善されてすごく仲良く過ごしていた記憶があります。

「妻にだけED」夫の浮気の実態

―さて、話を俊太郎さんに戻しますが、「妻にだけED」の場合の浮気って? 俊太郎さんは妻のことを大好きって言ってるけど、浮気相手のことはどういう存在だったの?? などなど、女性側の立場として疑問がいっぱいの私。

し:一応、ちゃんと(?)、一年くらい付き合ってたんですよ。そのときは完全に遊びと割り切っているわけでもなく、その女性に対しても愛情はありました。まあ、今思えば「しょーもない」と感じますけどね…。

そうなんですね〜。私の周りでも、「妻が大好き」なのに浮気している既婚男性を結構見かけるのですが、これは女の私にとっては永遠の謎。安心して帰れる「ホーム」があるからこそ、興味がある場所に寄り道したくなる、みたいな感じなんでしょうか…。

ほんっと、しょーもな(苦笑)!

離婚しても変わらず仲良しの関係

ところで俊太郎さんとAさんは、「離婚しようがしまいが何も変わらない関係」。

し:元々海外と日本で別居婚のような状態になっていたし、ほんとに籍だけの問題という感じで。一緒に飼っていた犬を今は僕が飼っているので、今でも週に1回くらいは犬の写真を送ったりしてやりとりしてます。

離婚後Aさんはアメリカ人の恋人と再婚したのですが、「犬に会いたい」と、その夫と共に日本の俊太郎さんの家に泊まりにきたこともあるとか。

さ:えっ、泊まりって。その間俊太郎さんはどうしてたんですか?

し:彼女たちがうちに居る間、僕はホテルに泊まっていました。

さらに、Aさんのご実家のツテで一緒にビジネスを始める計画が進んでいるため、俊太郎さんは離婚した今も元妻のご両親ととても仲が良いのであります。「お義母さんとLINEしたりしてますよ」。

しかも! 私にはちょっと理解不能なのですが、Aさんと俊太郎さんは、老後に一緒に暮らす話をすることもあるそう。って、離婚した意味(笑)!!

し:彼女の祖母が住んでいた京都の家を拠点に、将来何か出来たらいいね、って話していて。彼女も、「今は結婚してるけど、この先何が起きるかわからないし、この先お互い結婚しててもしてなくても、何か一緒にやろう」って言ってます。

どこまでも自由で型に縛られない俊太郎さんとAさんの関係。

バツイチの僕が再婚に求めること

さ:そういうの、ちょっと憧れるけど。この先、俊太郎さんに再婚相手が現れたら、そんな仲がいい元妻の存在、気になっちゃうだろうな〜〜、って思います。そんなに大好きだった女性と別れて、再婚願望ってあるんですか?

し:ありますよ。優先順位としては高くないけれど「子供が欲しいな」という想いもあるし、次は夫婦生活もきちんと持ちたいと思ってます。

さ:今の俊太郎さんの感じだと、新しい人と出会っても、見た目も中身も理想の元妻の彼女と比べちゃいそうじゃないですか?

し:う〜〜ん。まあ、彼女は自分にも厳しく自分にもきっちりしてた人だから、それを次の相手に求めてしまうところはあるかもしれないですね。気をつけよう(笑)。

冒頭でもお伝えしたように、取材中も元妻について愛おしそうに話していた俊太郎さんが再婚するとしたら、一体どんな女性がお相手となるのか。そして次は「妻にだけED」は回避することが出来るのか。

―色々この先が気になるけれど、幸せな結婚生活を送った記憶のある彼だから、たぶん心から好きな女性が現れたら、また「結婚」という形態を迷わず選ぶんだろうな、と感じました。

だって、傷ついたとしても、幸せな記憶があればまたトライしてしまう。−それがバツイチという「サバイバー」なのだと思うからです。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター&恋愛コラムニスト。Web Domaniで離婚予備軍の法律相談に答える「教えて! 離婚駆け込み寺」連載も担当。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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