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2019.07.27

「デキちゃった婚した夫と結婚1年で噛み合わない。できるだけ早く離婚したいんです!」【教えて! 離婚駆け込み寺】

「離婚したいけど、お金や離婚後の生活のことを考えると動けない。誰に相談すればいいかわからない」―そんなお悩みに法律のプロが答える、ワーママの離婚駆け込み相談室。今回はまともな会話が成立しない夫との離婚について、弁護士の中川裕一郎先生が答えます!

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Q.バツイチ予備軍の26歳一児(6ヶ月)の母です。夫とは2017年4月に交際スタートし、2018年3月に結婚して、1年ほどの婚姻期間です。


交際後すぐに私が一人暮らしをしていた部屋になだれ込む形で同棲し、2018年1月に妊娠が判明し、結婚しました。
離婚しようと思う原因は、表向きは「性格の不一致」が理由ですが、実際は、出産を機に夫とまともな会話ができなくなり、私が体調を崩してしまったことにあります(彼は未受診ですが、私が心療内科に行った時に発達障害の可能性を先生から指摘されました)。

例えば、夫がまだ生後1ヶ月の我が子を45度のシャワーでお風呂に入れてしまったことを、「お前が温度を下げてなかったから気づかず入れてしまった。温度の下げ方なんてわからない」と一方的に私のせいにしてくる、というようなことが週に1、2度あるような状況です。

彼は、わざとではなく、本気で思っているのです(相手が嫌がることがわからないので、モラハラ夫とはまた違います)。

夫の収入は額面で600万程度。私は400万弱です。婚姻期間中の貯金額は250万ほど。

ここでお答えいただきたいのは以下の点です。

(1)浮気など「決定的」な理由がなくても、調停で離婚できるのか。
(2)婚姻費用、養育費の相場はいくらぐらいか。
(3)同棲中の家賃等はほとんど私が払っていましたが、その期間分も共同財産としてカウントされるのか。
(4)交際中、彼が避妊を拒否していたため、予定より早く子供ができました(もともと結婚するつもりはありました)。被害者ヅラをするつもりはないので、慰謝料という項目ではなく、他の項目で多めに共同財産をもらえないか。

ご回答よろしくお願いします。

A.「まずは結論から申しますと、決定的な理由がなくとも調停での離婚は可能です。

離婚調停は、あくまで両者の話し合いの場。そこで合意ができれば離婚となります。ですので相手方が応じれば「決定的」な理由がなくても離婚できることになります。合意ができない場合には調停不成立となり裁判へ、という流れになりますが、裁判では民法770条に規定されている事由がなく婚姻関係は破綻していると認められない場合は、この申し立ては棄却されます。

ご相談の内容ですと、具体的な発達障害の内容や程度、それが婚姻継続にどの程度支障を及ぼすか。また、1年弱の同棲期間内で気付く余地がなかったかなどが判断要素となりそうですが、幼いお子様がいることから、かなり厳しい状況ではないかと思います。

2番の婚姻費用については、ネットで「婚姻費用算定表」を検索してご確認ください。そこに書かれている金額が相場となります(今回のケースだと月4~6万円です)。養育費については以前この連載でお答えしているので、そちらをご参考にして頂ければと思います。

3番の同棲中の家賃については、婚姻費用などには基本的にはカウントされません。あくまで入籍後の家賃・生活費のみが婚姻費用として認められます。

また、なぜ慰謝料という項目にしたくないのかわかりませんけれども、法的に受け取れる金額を超えてお金を要求するというのは、裁判実務ではありえません。

ただ、法律と関係なく、夫との交渉によって希望通りの金額を受け取れるように導くということはできます。これに関しては交渉の仕方が重要になってくるかと思いますので、弁護士に相談するのがいいでしょう」(中川裕一郎先生)

中川先生への過去の相談内容はこちらから見ることができます。

トップ画像・アイキャッチ画像/Shutterstock.com

中川裕一郎

お悩みに回答してくれたのは・・・

中川裕一郎先生

弁護士。東京中川法律事務所経営。https://tokyo-nakagawa.com
商社勤務時代にバックパッカー旅行に飛び出し、世界中を回ってみつけた、弁護士となって社会的正義を守るという生涯の目標のため、紛争を未然に防止し、目の前の依頼者を笑顔にするために日々奮闘中。親身になってアドバイスをくれる人情派弁護士として、依頼者たちからの信頼も篤い。

インタビュー・文

さかいもゆる

出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。Web Domaniの人気連載「バツイチわらしべ長者」で様々なバツイチたちの人生を紹介している。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」では、アラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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