Q:子どものころから、人より食べるのが遅くて恥ずかしい。変えることはできる?
答える人/堀 知佐子(管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務)
A:お箸? 猫舌? 原因をじっくり考えれば、改善できます
私は職業柄、食べるのはすごく早いので、それに対して遅いことが恥ずかしいとは思いませんが、食べるのが遅い原因をじっくり探してみましょう。焦る気持ちが先行して、意外と根本の理由がわかっていないことが多いのです。
(1)もともと小食で食べられない(2)噛む回数が多いので飲み込むまでに時間がかかる (3)食べる順番に悩む (4)箸の持ち方が下手 (5)無類のお話し好き(または聞き上手で誰かが話していると食べられない) (6)ひどい猫舌 (7)ひどい偏食 などが考えられます。
原因がわかれば対策もできるので、まずは自身で分析してください。(1)であれば最初から量の少ないものを選ぶ。(2)であればメニューの中で柔らかいものを選ぶなど。上司やお友達とのランチでのお悩みと思いますので、原因を見つけ対策しましょう。そしてひとりの時は、是非ゆっくり食べてください。
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管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務
堀 知佐子(ほり ちさこ)
京都の調理師学校で教鞭をとった後、京料亭「菊乃井」の物販事業部責任者を経て、2010年株式会社「菊の井」常務就任。08年アンチエイジングをコンセプトとしたレストラン理栄養士・食生活アドバイザー・アンチエイジング料理スペシャリスト。レストラン「Le Rire(ル・リール)」を開業。料理教室の開催、地方自治体アドバイザー、講演など、食と健康をテーマに幅広く活動。著書に『みそと野菜でアンチエイジング』『100歳まで錆びない栄養レシピ』など多数。新渡戸文化大学客員教授。
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