病院では当たり前に使っているスキンケアグッズはこれ!
3M™キャビロン™ポリマーコーティングクリーム
3Mが開発販売している製品なのですが、もともとは医療の現場で失禁患者さんなどスキントラブル予防に使用していたもの。そこで医療職から口コミで広がり、今では赤ちゃんのおむつかぶれ対策としてママが使っていて、知る人ぞ知る製品となっています。
使い始めたきっかけ
私がこれを実際に子どもに使い始めたのは、製品が病院で採用された際に勤務していて、患者さんに使用し始めていた頃、ちょうど長男が1歳(4年くらい前)くらいで、よくゆるゆるうんちをしてはかぶれてスキンケアに苦戦していました。ありとあらゆる薬も使いましたがなかなか治りませんでした。そんな時に失禁のある患者さんがこのクリームを使用していたのですがお尻が荒れておらずとてもきれいだったことに気づき、このクリームを使ってみようと思いました。早速長男のお尻に塗ってみると子どもの皮膚の再生力の高さに驚かされました。そう、翌日には赤みが嘘のように抑えられもうぷりぷりお肌に!(注:かぶれの状態によります。場合によっては薬を使用する方が早い場合もあります)
かぶれの原因
・肌は弱酸性です。そこにアルカリ性のうんちやおしっこが接触することでの刺激
・うんちやおしっこの湿度で肌がふやけた状態になることでの刺激
・うんちやおしっこを拭き取る際に肌をこすることによる刺激
3M™キャビロン™ポリマーコーティングクリームの特徴
・撥水機能、コーティング作用
オムツの中でおしっこやうんちで肌が刺激されていることがかぶれの原因のひとつですが、このクリームを塗ると膜を張ったようにコーティングされた状態なので肌を刺激から守ってくれます。
▲クリームを塗って水をかけてみました。
・むれにくい、べたつかない
少量のクリームをしっかり伸ばすことでべたつかず、オムツもさっとはくことができます。また全身で乾燥した部分や、かぶれやすいにもさっと塗ることで保湿効果抜群。私の子どもはよだれでよく口回りもかぶれていたので、口に入らないように注意しながら塗っていました。
・重ね塗りができる
ひどいかぶれや炎症を起こしている場合は必ず医療機関を受診して薬を処方してもらってください。とはいえ、薬だけではうんちをしたらお尻をきれいにしたときに塗った薬もとれてしまうので塗りなおさなければいけませんが、保育園の先生にそこまでお願いすることはできません。こまめな手入れができないことで、治るまで時間を要してしまうことも。そこで私は薬を塗った後、このクリームを薬の上に少し多めに塗りコーティングとして使っていました。そうすることでうんちやおしっこが多少出たとしても、クリームの膜が肌と薬を守ってくれ塗りなおしも不要です。オムツ替えのときにお尻をこすって拭いてしまうと保護膜がとれてしまうので、保育園の先生には「薬を塗っています。かぶれているところを拭く時はトントンと叩き拭きをして、けっしてこすらないようにだけお願いします。綺麗に拭けていなくても大丈夫です」と連絡帳でお知らせしました。
・大人はハンドクリーム代わりに使える
この季節の手足の乾燥や、水仕事(家事)の前にささっと塗っておくことで肌を守ってくれます。子どもの肌も私自身の肌も守ってくれるこのクリームは本当に大活躍のアイテムです。
・注意事項
こすってしまうとコーティングが取れてしまうので、うんちを拭きとる際は「つかみ取る」か「トントン拭き」を心掛けてください。必ず使用上の注意をよく読み、用法を守ってください。一度はかぶれていない肌に塗ってみて、アレルギー反応が出ないか確認の上使用してください。あくまでスキントラブル予防のためのクリームです。治療薬ではありませんので皮膚状態によっては病院への受診をお勧めします。
▶︎3M公式HP
Domanist
住岡 静
2児(共に男児)の母。看護師。大阪育ち。看護学校を卒業後、国立の医療機関に就職。現在は小児科のクリニックでフルタイム勤務をしながら、保健師としても活躍できるよう、就職活動中。着物の着付けが得意。
IG:https://www.instagram.com/chiiii_suuuu/