6ステップで美しく仕上げるベースメイク
1:下地は目元の下から塗る
下地をつける順番は最もカバーしたい目元の下から。 シミを目立たなくしてキメを整えることできちんとした肌印象を与えます。指の腹全体で顔の丸みに沿って薄くのばし、 頰→額→鼻、あごへと塗布。頰骨より下に下地を塗らないことでフェースラインがすっきり。
おすすめアイテム
(左から)
・ヘレナ ルビンスタイン プロディジー CELグロウ ロー ズ UV ベース SPF50・PA++++ 30㎖ ¥13,500(4月3日発売)
・いきいきとしたツヤ感を与える。ローラ メルシエ ジャパン ピュア キャンバス プライマー イルミネーティング 50㎖ ¥4,200 みずみずしい潤いを保つ。 ※モデル使用
・キメや小ジワを滑らかに整える。クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュール nSPF25・PA++ 40g ¥6,500(3月21日発売)
2:コンシーラーで肌のアラを消す
先にコンシーラーで赤みやシミをカバーしておくことで、 ファンデーションの塗りすぎを防止。肌悩みが目立つ部分に直塗りしたら、コンシーラーと肌の境目を 指で軽くたたいてなじませます。力を入れるとカバー部分が取れてしまうのでそっと触れる程度の力を意識。
おすすめアイテム
(左から)
・汗や湿気にも強い。エスティ ローダー ダブル ウェア ラディアント コンシーラー ¥4,000
・目元のくすみから、シミ、 赤みまで瞬時にカバー。くずれやヨレを防ぐ。SHISEIDO シンクロスキン セルフリフレッシング コンシーラー ¥4,000
・小ジワに溜まりにくい。THREE ラディアントワンドインヴィジブル ¥3,800 ※モデル使用
3:指でそっと置くように塗る
ファンデーションを半プッシュ手の甲に出してから指の腹に少量とり、目元の下からトントンと置くように小刻みにつけます。 塗る順番は下地と同じ。頰骨より下は塗らず、指に残ったファンデーションをなじませる程度に。 最後にスポンジを軽く当て余分な油分をオフ。
おすすめアイテム
(左から)
・ハリツヤが溢れる上質肌が叶う。ゲラン パ リュール ゴールド フルイド SPF30・PA+++ 30㎖ ¥11,400 ※モデル使用
・毛穴などを自然にカバーし、ヘルシーで透明感のある肌に整える。シスレージャパン フィト イドラ タン SPF15 40㎖ ¥10,500
・シアバターを含み、ウォーターバームのようなみずみずしい薄膜。パルファム ジバンシイ タン・クチュール・シティ・バーム SPF 25・PA++ 30㎖ ¥6,300
4:ハイライトで骨格を際立たせる
ハイライトは肌にツヤや透明感を加えるだけでなく、 骨格のメリハリ感を高める役割も。明るく爽やかな表情になり、 初対面での好感度を後押しします。 入れるポイントは、目の下、あご、鼻筋の3か所で小さい面積で入れると上品かつ自然に仕上がります。
おすすめアイテム
(左から)
・ホワイトとゴールドをミックスして使うと肌なじみがアップ。トム フォード ビューティ スキン イルミネイティング パウダー デュオ 01 ¥8,000
・上品なライトゴールド。イヴ・サンローラン・ボ ーテ ラディアント タッチ シマー スティック NO.1 ¥6,000 ※モデル使用
5:頬骨下の陰影で立体感を出す
大人の悩みであるフェースラインのぼやけは第一印象をがくんと下げる要因。頰骨の下にシェードカラーで陰影をつくると顔が引き締まります。スティックは狙ったところに入れやすく、肌なじみも良好。黒目の外側の延長線上まで塗り、肌との境目を指でなじませて。
おすすめアイテム
(左から)
・ゴールドのニュアンスを加えた透明感のある発色。シスレージャパン フィト ブラッシュ ツイスト No.5 ¥6,700
・ピンクがかったカラーで自然な陰影がつくれる。NARS JAPAN スカルプティングマルティプルデュオ(セミセルフコスメ店限定品)5260 ¥4,800 ※モデル使用
6:小さめのブラシでパウダーを
フェースパウダーを顔全体にババッとつけてしまうのは厚塗りの元。小さいブラシを使い、手の甲でブラシ全体に粉を含ませてから目の下と小鼻にそっと置くように。頰やフェースラインはブラシに残った粉でさっと払う程度にし、ツヤを取りすぎないこと。
おすすめアイテム
(左から)
・テカりを抑える。イヴ・サン ローラン・ボーテ アンクル ド ポー オール アワーズ セッティングパウダー ユニヴァーサル ¥6,500
・全色をミックスして使用。アンプリチュード トラ ンスルーセント プレストパウダー 04 ¥4,300、コンパクト ¥2,500 ※モデル使用
ヘア&メークアーティスト・小澤さんが教える「ベースメーク」のコツ
「ツヤ感と丁寧な仕上げがコミュ力の高いメークの要!」
初対面の人と接するとき、迷 うのがメークのさじ加減。「何色を使うべきか」「省いたほうがいいアイテムは?」と、考えが ちですが、ポイントは別にあるとヘア&メークアップアーティストの小澤さんは言います。
「大切なのは肌のツヤ感と丁寧な仕上げです。授乳による水分不足やホルモンバランスの乱れなど、ワーママの肌は乾燥してくすみやすい状態。シミや小ジワなどの年齢サインも出てくるのでとにかく隠そうとして厚塗りになります。ベースメークもポイントメークも保湿効果が高いもので潤いをきちんと補うことが第一。また、派手に見える、キツそうに見えるからとアイラインやマスカラ、チークなどを省いてはダメ。塗っていることを悟らせない丁寧な仕上げが大切です。このルールさえ守れば、きちんとした印象がありながらも話しやすそうな〝コミュ力の高い顔〞になれます」
Domani4/5月号『はじめまして!の「ママの日」メーク「ワーの日」メーク』
撮影/天日恵美子(人物)、古家佑実(SORANE/静物) ヘア&メーク/小澤実和 スタイリスト/近藤奈恵 モデル/有田千幸(本誌専属)構成/片山幸代 再構成/WebDomani編集部
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ヘア&メークアップアーティスト
小澤実和さん
女性誌や広告、CMなどの活躍に加え、さまざまな 女優のヘア&メークも手がける。2015年に男児を出産。産後の肌変化やワ ーママの気持ちに寄り添ったメーク提案も行う。