「かまってちゃん」の対応方法と、親が焦らずおだやかな気持ちでいられるためのポイント
<後編>
シーン3:構ってくれなきゃ、イヤイヤ
ゆる~く生きるための3つのポイント
前編の記事はこちらから
シーン3:構ってくれなきゃ、イヤイヤ
自宅で仕事をしている時やご飯を作っている時、娘がやって来て「構って」といわんばかりに大泣き。そんな時、一度手を止めて、余裕があるときは遊ぶようにしています。(面白がって写メを撮ったら泣き止んで「見せて」と言ってきたことも笑)
▲仕事やキッチンを離れてリビングやベランダで遊ぶことも…
余裕のないときは、深呼吸をしてから娘の両手を握って『遊びたい気持ちは分かったよ。そうだよね。でもママは今、一生懸命あなたとパパのご飯を作ってるよ?ご飯ができないとお腹空いちゃうから待てる?』と話します。
それでも泣いてしまう場合、最初はぎゅーっとハグ。このときママは深呼吸して、落ち着いた気持ちでハグするのがポイントです。
ハグをしても大泣きが続く場合は、また手をとって『遊びたいんだね、ご飯食べたら遊ぼうね、あなたの気持ちが落ち着くまでママ待ってるね』と言って料理を再開。この間、1〜3分くらいなので焦らず対応します。横で娘が泣いていると油が飛んで危険なので、我が家は基本揚げ物はしません。
ご飯を食べたら約束を守り遊びます。娘も約束を守ってくれると分かれば、そのうち理解してくれるようになり、ご飯のあとに遊ぶルーティンができました。今はお風呂で遊ぶことがルーティン化していて、リビングでだらだらしている時に私が「お風呂で遊ぶ時間が減っちゃうけどいい?」と聞くとすぐにお風呂へダッシュするほどです。ルーティンって体で覚えやすいんでしょうね。
ゆる~く生きるための3つのポイント~田中的基本スタンス
ポイント1
基本的に「イヤイヤ」は「(別のことを)シタイシタイ」と言っていると私は捉えています。ですので「イヤイヤ」という娘に「動画が観たいんだね。もっと遊びたいんだね」と娘の「シタイ」気持ちを一度言葉にしています。すると娘も「うん」とひと呼吸をおけるため、少し冷静になれる気がします。
ポイント2
まだ幼いから話が通じないと思い、イヤイヤとなっていても「ちょっと待ってね」と流してしまいがちですが、私は娘と一人の人間として向き合うように心がけています。例えば「ママ、今○○だから1分だけね」と説明をしてから抱っこをする、などです。
ポイント3
自分がイライラしないために、娘を待つ時間を効率的に使うことも意識しています。
例えば公園からなかなか帰らないときは帰りに寄るスーパーで買うものや献立を考えていますし、お風呂から出てきてくれないときは「待ってるよー」と声をかけながら、私はオイルマッサージをしたり腹筋に力を入れてみたりと美容に勤しみます。
娘を待つ間に自分にやることがあると、「むしろ自分時間ができてラッキー」という気分で穏やかでいられるのでオススメです。
最後に・・・
前後編を通して何かひとつでもヒントになったら、そしてママがハッピーになったら嬉しいです。
ただ、同じ親から生まれた兄弟を見ても個体差を感じるので、何が合うかは本当に人それぞれだなと思います(私自身3人兄弟ですがモチベーションの源泉も、気持ちいい転がされ方も三者三様です)。
ですので、前編でもお伝えしましたが、ご紹介した手法がひとつもお子さんに合わないということもあるかもしれません。私自身もいつもこのやり方でうまくいくわけではなく、困ることもしばしば…(笑)。Domani読者のみなさん、一緒に〝イヤイヤ期〟を乗り越えていきましょう!
Domanist
田中加奈子
IT会社勤務、一児(女児)の母。ウェブサービスの企画・運営を8年間経験し、人事部で人材育成に携わる。愚痴のポジティブ変換が得意。
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