その「ガムシャラ」は捨ててしまっても大丈夫!
朝から晩まで忙しい毎日を送るワーママたち。仕事でクタクタになって帰ってきた後に待っている家事や子育てに、ときには疲れ果ててしまうこともあるもの。そんなワーママたちに日々のヒントをくれる、総合情報サイトAll Aboutが手掛けた書籍『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』。今回は本書から、子育てに一生懸命なワーママたちの気持ちを楽にしてくれる「やめ方」のポイントをご紹介します。
「子育て」を一人で背負い込んでない?
共働きの家庭が増えて、男性も家事や育児に参加する機会が増えた昨今。とはいえ、共働きの家庭でも女性側の家事育児負担が大きいのが現実です。働きながら家事育児もこなす負担の大きさに、日々苦労しているワーママたちも多いのではないでしょうか。そんな働くママたちに対して、まずは思い込みを捨てるように本書は言います。
二人で子どもを持ち、共に働いているのですから、育児に対しても仕事に対しても二人ともが当事者なわけです。もちろん話し合ったうえで仕事と育児の割合を決められているお二人ならなんら問題はありません。
でも「育児は女性がするものだろう」「年収が低いから家事もして当然だろう」という前提で女性が担当しているとしたら、「子育てへの意識は同じように持つべきだよね」「年収に差があっても、仕事に対してあなたが責任あるように私にもあるんだよ」ということを話し合う必要があります。(『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』より)
問題なのは、暗黙の了解でなんとなく片方に負担が大きくなってしまっている場合。モヤモヤしていることがある場合は、話し合ってみた方がいいかもしれません。
男性は仕事、女性は育児。桃太郎のような世界観を捨てていきましょう。
年収の低いほうが家事育児をするという考えにもさようならです。
夫婦で、仕事も育児も共に責任がある共通認識を持っていきましょう。(『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』より)
暗黙の了解を変えるためには?
といっても、突然人の意識を変えるのはなかなか難しいもの。そこで本書が勧めているはじめの一歩が、「緊急呼び出し先の優先順位」の一番を夫に変えてみること。
実際にはお迎えに行くことが難しくても、自分に保育園から電話が来たというだけで、親としての責任や妻の負担を、より感じてくれるはずです(『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』より)
子どもが熱を出したときなどに迎えに行くのはいつも自分の役割という人は、思い切って「緊急呼び出し先の優先順位」を変えてみては。結果どちらが迎えに行けるかはともかく、連絡が来たときの気持ちをわかってくれるかもしれません。
もちろんそれぞれの家庭に合ったやり方や事情があるとは思いますが、もし思い込みに縛られて窮屈になってしまっているなら、こんな風に意識を変えてみるのも一つの手。試しに実践してみたら、夫も育児に協力的になったなんてこともあるかも?
『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』には、「『毎日お風呂』じゃなくてもOK」「『ながら育児』は非効率」など、ほかにも子育てがちょっと楽になるヒントがいっぱい。さらに子育てだけでなく、家事、お金、介護、人間関係など、様々な「やめ方」のコツが紹介されています。あれもこれもやらなきゃ…と疲れてしまったそんなときには、ぜひ本書を手に取ってみては。
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