Q:何をしていても、なんとなく「寂しい」のはどう解決する?
答える人/霜田里絵(銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士)
A:友人関係を広げ「いいところ探し」を
40代以降は、孤独や喪失感などを感じやすくなってくるときだといえます。そして、そういう方はきっと、人に優しい方なのだろうと思います。
だからこそ、広く友達をもっておくことをおすすめします。浅くてもいいから、広く、たくさん。特にアラフォー以降は、どちらかというと、人間関係をスリム化していく方向にいきがちです。数少ない友人で、もし共感してもらえなかったりイヤなところを見つけたら、さらに寂しくなってしまいますから。
でも広い交友関係があれば、寂しがり屋に共感してくれる人はいるはずですし、いろんな人それぞれのいいところを見つけられると、それだけで気持ちは上向きになります。人づきあいの裾野を広げて、気持ちを楽にしていく。人生100年時代にはそういう作戦も必要ではないでしょうか。いろいろな個性に触れ、「寂しい」と感じることさえも個性だと思えたら、とても素敵なことだと思いますよ。
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銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士
霜田里絵(しもだ さとえ)
医師・医学博士。銀座内科・神経内科クリニック院長。パーキンソン病、アルツハイマー病、脳血管障害、頭痛、めまい、しびれなどが専門。『絶対ボケない頭をつくる!:脳の専門医が教える 元気に、長生きする方法』(学研パブリッシング刊)、『一流の画家はなぜ長寿なのか』(サンマーク出版)ほか著書多数。
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