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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2020.07.29

パパと呼ばない連れ子を溺愛してくれる新しい夫。再婚という幸せを手に入れて〜亜希さんの場合vol.3【バツイチわらしべ長者】

 

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。有名な芸術家先生と結婚したけれど、浮世離れした夫に着いていけず離婚を決意した、亜希さんの物語、完結編。

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再婚を決めたとき、子どもたちは?

8歳の息子と5歳の息子を連れて、子どもができた交際相手と再婚した、バツイチシングルマザーの亜希さん。

さかい:再婚を決めたとき、お子さんたちの反応はどうでしたか?

亜希さん:最初は抵抗してましたよ。特に上の息子が。今でも、ふたりは彼のことを「パパ」とは呼ばず、彼の名前で呼んでます。でもそれに対して彼も「パパって呼べよ〜」と言えるようになったから、良かったかな。下の子(再婚相手のBさんとの子ども)はわざと、「うちはパパが違うんだよね〜」とか言ったりすることもあるけど……。

元夫のAさんは、亜希さんの再婚後、沖縄に移住してしまい、今でも亜希さんは子どもたちを連れてAさんに会いに行くことがあるとか。

今の夫のBさんは、実子が生まれてからも、連れ子たちのことも分け隔てなくかわいがってくれ、育児にも協力的。

結婚前は飲食店を経営していたBさんですが、ちょうど結婚直後に東日本大震災が起こり、その影響でお店を畳んでサラリーマンに。

育児に協力的でサラリーマン、と、アーティストで家事育児には役立たずだった前の夫とは真逆のタイプなのですね。

亜希さん:そうなんです。男性にとって、お店を閉めるのってすごく挫折感があることだと思うんですが、その辺の判断も柔軟出し素早かった。経営者からサラリーマンへの転身は大変だったみたいだけど、今は「サラリーマンの方がラクだね」って。いつまでもグチグチと引きずったりしない。そういう性格だから、コロナでも次のステップをもう考えていたりして、頼もしいなと思います。

たしかに。現在51歳というBさんですが、その年齢で柔軟性がある生き方ができる男性って、貴重かも。周りを見ていても、男性の方が年々、頭が凝り固まって来る方が多いような……。

夫婦に大事なのは、対等で歩み寄れる関係

さかい:じゃあ、再婚して良かったですか?

亜希さん:はい。一度目の結婚でだいぶ懲りたので、今はちょっと嫌なことがあっても前より我慢できるし、向こうも歩み寄ってくれるから、「じゃあこっちも歩み寄ろう」って思えるんです。

だからと言って、一度目の結婚を後悔もしていないという亜希さん。色々と大変な想いをしてきたからこそ、人間的成長が出来たと感じているそう。

ちなみに、フラワーコーディネーターとしてウエディング関係の仕事も多く手がける亜希さんは、ダメになりそうなカップルは打ち合わせの段階で、見ていてわかるとのお話。

そのポイントは、どちらかが一方に気を使いすぎて対等ではないカップル。もしくは、お互いを思いやる気持ちが少なくて、全く譲り合わない自己中同士のカップル。

つまり、夫婦とは対等な関係でないと上手く行かないし、お互いに歩み寄りの精神が大事、ってこと!

亜希さん:でも結婚に失敗しても、それによって人間としての器に深みが出ると思うから、もし結婚を迷ってる人がいたら、「離婚を恐れずに結婚してみれば?」って言いますね、きっと。人生の中で「結婚したい」と思える相手に出会えるなんて、滅多にないことだと思うから。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

 

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