シングルマザーが大学時代の同級生に再会して再婚!
生活能力ほぼゼロの芸術家の夫に愛想を尽かし、幼子ふたりをひとりで育てる決意をした亜希さん。夫を追い出して(強い!)、シングルマザーに。
前回のお話▶︎2人の子どもを連れて生活能力ほぼゼロの夫と離婚!3人の子の父となる再婚相手と出会うまで
さかい:働きながら、まだ小さなお子さんをふたりも育てるのは大変じゃなかったですか?
亜希さん:そこは実家の母や、近所に住む、同じくバツイチシングルマザーの友人の手を借りつつ。それに、みんなには「変!」って言われたけど、離婚しても元夫とはスープの冷めない距離に住んでいたので、本当に困ったときは、彼に子どもを預けてみてもらうこともありました。
こういうことができたのは、亜希さんが元夫のことを嫌いになって別れたわけではなく、むしろ人としては尊敬するところがたくさんあり、円満離婚という形だったから。
離婚して2年が経とうとしていたある日、大学時代のバイト仲間に誘われて、当時のバイト仲間のひとりだったBさんがオープンした飲食店に飲みに行ったのが、運命の再会。学生時代のお互いを知っている気やすさもあり、ふたりは意気投合して付き合うことになったのです。
さかい:Bさんのことは、大学時代から気になっていたんですか?
亜希さん:それが、全然(笑)。だけどそのバイト先のメンバーはみんな仲良しで、良くみんなで旅行に行ったりしてたんです。そういう当時の思い出を共有していたのもあって、お互い探り合いとかないのもラクでしたね。
この連載で、再婚相手が同級生、というパターンは結構多いのですが、皆さん、「学生時代は何とも思ってなかった」とおっしゃるのが興味深い。
もしも再婚相手を探しているなら、まずはSNSなどで学生時代の知り合いに連絡を取ってみたら、意外な展開になるかもしれませんよ!
お相手のBさんは、一度結婚式を挙げた女性がいたのですが、籍を入れる前に破局した、「0.5」バツ。
交際1年になる頃、「もう40歳だから子供はムリかな」と思っていた亜希さんが妊娠して、ふたりは入籍することに。
亜希さん:向こうは子どもが欲しかったみたいで、すごく喜んでました。ただ、連れ子ふたりもいていきなり3人のパパにならなきゃいけなかったので、それについては「パパになれるのか」と不安だったみたい。
このとき、41歳だった亜希さんのお子さんは息子8歳、娘5歳。
再婚してステップファミリーになった亜希さん家族の話は、次回に続きます。
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。
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