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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2020.07.22

2人の子どもを連れて生活能力ほぼゼロの夫と離婚!3人の子の父となる再婚相手と出会うまで〜亜希さんの場合vol.1【バツイチわらしべ長者】

 

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。有名な芸術家先生と結婚したけれど、浮世離れした夫に着いていけず離婚を決意した、亜希さんの物語、第一回。

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結婚2回!現在3人の子どもを育てるパワフルワーママ

(取材データ)亜希さん(仮名)、49歳。フラワーコーディネーター。32歳で20歳年上の高名な芸術家と結婚。2児を設けるも、才能はあっても生活能力のない夫に疲れて離婚。37歳で元バイト仲間の男性と再会し、授かり婚。現在は高校1年生、中学1年生、小学2年生の3児のママ。

芸術家気質すぎて、生活能力ほぼゼロの夫と結婚

気分屋の芸術家と結婚すると安定した生活は望めずに配偶者は大変そうな気がしますが、今回取材した亜希さんの元夫は、まさにそんなタイプ。

幼ない子供がふたりいるのに、あるときから「仙人になりたい」と言い始めたそうです。

亜希さん:海外でも名の知れたアーティストの夫は、私より20歳も年上。仕事で知り合った私に、向こうからグイグイ来て、面白い人でした。

そう。アーティスト気質の男性って、付き合っているときは変わっているところを面白がれていいのですよね。刺激的だし、飽きないし、新鮮。

さかい:そんな男性が、よく結婚しようという気になりましたね。そういう人って落ち着くの嫌がりそうなのに……。

亜希さん:彼は以前欧米人の奥さんと死別して、その後山に籠ってたんです。それでさみしくなって都内に出て来たときに、私と知り合った。

さかい:なるほど〜、ちょうど人恋しくなるタイミングだったのですね。

2年ほど交際したのち、結婚。結婚後も夫のAさんは、創作活動に夢中になると、三日三晩寝ないし食べもしないで集中し、それが終わると廃人のようにボーッと過ごすというライフスタイル。

子どもができるまでは、自分の知らない世界を教えてくれる年上のAさんとのそんな生活を楽しんでいたのですが、子どもが生まれた途端、状況は変わります。

子育ての役に立たない夫に次第にイライラ…

フラワーコーディネイターとして毎日働きながら育児もする亜希さんと、月1程度でしか仕事をしないのに、家事をやってもすぐ飽きてしまう、気分屋なAさん。―子育ての何の役にも立たなそうなことは、お話を聞いているだけでも想像がつきます(涙)。

亜希さん:ふたりめが生まれて、4歳のとき。「この人とふたりの子どもを育てていく自信はないな」と思いました。彼は3人目の大きな子どもみたいで。でもそんな大きな子どもを産んだ覚えはないから、勝手に生きて行ってください、という気持ちでした。

さかい:でも、そんなに大先生なら、旦那さんはすごく稼いでいたんじゃないですか?

亜希さん:もちろん、最初は向こうの方が桁違いに稼いでたんです。それが、途中で「仕事もうや〜めた!」って、「仙人になる」って言い出して。「子どもたちの学校はどうするの?」と聞いたら、「山奥にも学校くらいあるでしょ」って。

もちろんAさんは優しいところもあったのですが、それがことごとく、亜希さんが期待するような優しさではなかったそう。

たとえば亜希さんのバースデーにお弟子さんたちを大勢呼んで盛大な誕生日会を開いてくれる。だけど亜希さんは授乳もあるし、「そんな会に顔出すくらいなら寝かせてくれよ!」という心境だったと言います。―辛い……(涙)。

結局、亜希さんは1歳の息子と4歳の娘をひとりで育てる決意をし、「3ヶ月以内に出て行ってください」とAさんに離婚を宣言したのでした。

亜希さんがシングルマザーになり、再婚相手のBさんと出会うお話は、次回に続きます。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

画像:(C)Shutterstock.com

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