【一寸】には他の読み方があった!
長さの単位として使われる【一寸】ですが、実は「いっすん」以外の読み方があります。
当て字で読まれるようになったものなので、漢字から読み方を解読するのは難しいかもしれません。
【一寸=いっすん】の意味から想像してみるとわかるような気もしますが…
答えは分かりましたか??
正解は…
【ちょっと】
でした!
【一寸/鳥渡】
《「ちっと」の音変化。「一寸」「鳥渡」は当て字》[1]
1. 物事の数量・程度や時間がわずかであるさま。すこし。
2. その行動が軽い気持ちで行われるさま。
3. かなりのものであるさま。けっこう。
4. (多くあとに打消しの語を伴って用いる)
簡単に判断することが不可能なさま、または、困難であるさま。
[2]
《[1]-1.の述部を省略したもの》
人に軽く呼びかける語。〈小学館 デジタル大辞泉 より〉
【一寸】を「ちょっと」と読むことはあまり浸透していないかもしれませんが、さらに【鳥渡】も同じ意味で「ちょっと」と読むとは驚きです!
なぜ【鳥渡】が「ちょっと」と読むのか謎は深まるばかりですが、歴史などが関係しているかもしれませんね。
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