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2020.12.23

収入は多いのに、金をくれない夫。「ママ」をやめて、女性として大切にされたかった…

結婚8年、育児も家事も〝丸投げ〟で生活費も家に入れない夫への逆襲…。『不倫女子のリアル』(小学館新書)などの著書がある沢木文が、東京で働く女性の恋愛事情をレポート。甘い禁断の果実に潜むリスク…あなたはどう思いますか?

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収入は多いのに、金をくれない夫

お話を伺ったのは…藤田早智子さん(仮名・38歳)。東京都練馬区出身・私立短大英米文学部卒業、IT関連会社勤務(年収400万円)。2歳年上の夫(外資系金融関連会社勤務・年収1500万円)と結婚8年。江東区内の分譲マンションに住む。子どもは6歳の男子と4歳の女子。身長165cm、モデルのような体型。カジュアルコーデが好きな、ボーイズライクな女性。

 

早智子さんの夫は、収入が高いエリート男性だ。30歳で結婚したときは「ハイスぺ男子と結婚してよかったね」と多くの人にうらやましがられたという。

「私もこれで働かなくていい、と思ったんですけれど、大間違いでした。〝釣った魚にエサはやらない〟ではないですが、妊娠してから7年間、一度もプレゼントをもらったことがないんです。思えば、交際期間の2年間、ケチ臭いものしかくれなかった。あるブランドのジュエリーは、同じデザインのものを、シルバーとゴールドの2パターン作っているのですが、夫はシルバーの方をくれた」

それでも、プレゼントをもらうのは、うれしかった。

「女性として愛されている気がしたし、〝ここまでくれるなら、結婚するでしょ〟みたいな感じでした」

マンションを買ったから、そろそろ結婚するか

交際2年目に、夫は早智子さんに黙って、江東区内のタワーマンションを購入。そして「引っ越すから、そろそろ結婚するか」とプロポーズされた。

「思えば、あのあたりから不穏な空気が漂っていたんですよね。私は実家の近くの一戸建てで、庭にブルーベリーやオリーブの木を植えて、ワンコを飼って、地に足が付いた生活をしたかった。でも夫は、田舎者で見栄っ張りだから、安くてエバりが効くという理由で、タワマンを買った。しかも、中途半端な15~25階の間(笑)。今も住んでいますが、朝なんて4~5分エレベーターが来ないときもあるんですよ」

結婚したのは「この人を逃したら、次はない」と思ったから。

「アラサーは結婚したくてアセる。31歳で妊娠したときに、〝子育てに専念するために仕事を辞めたい〟と言ったら、〝ダメだよ。早智子の生活費まで面倒見切れない〟と言われたんです。めっちゃ稼いでいるのに、ケチなんですよ」

それまでの生活費は、〝なあなあ〟で決めていたという。

「向こうの持ち家に住んでいるから、家賃と光熱費は一切払っていません。夫は家でほとんど食事をしないので、家での食費は私持ち。たまに外食をすると、私が払ったり、向こうが払ったりしていました。それで、今後はどうするのかと聞いたら、〝子どもは母親のものだから、僕は出産費用を払わない。一時金も戻って来るしね。そもそも、家賃を払わずここに住んでいるんだから、いいじゃないか〟と言われて、〝私はこういう人と結婚してしまったんだ〟と虚しくなりました」

夫は、子どもが成長してから、関わってくるようになった

子どもが生まれてから、夫は育児も家事も丸投げ。保活、送迎などはすべて早智子さんと母親が担当。

「保育園に入るとき、夫の会社の勤務証明が必要だったのですが、それすら手配せず、私が夫の会社の人事に連絡をして、郵送でもらったりしていたんですよね。まあ、娘が生まれたときも似たようなものでした。夫の丸投げっぷりのグチは何時間あっても足りないので(笑)、このあたりにしておきますが、ここ2年くらいは子どもも育って、私べったりになった。子どもも大きくなると意思の疎通ができて楽しくなるんですよね。すると、私たちの輪に入りたがる。息子がやっているゲームで高得点をマークして尊敬を集めようとしたり、子どもかって感じ」

2か月に1回、子どもたちは実家に泊まる

自分の事しか考えていない、ケチな夫と8年間も結婚生活が続けられた理由は、2年前から2か月に1回、〝息抜き〟をしているから。

「娘が2歳、息子が4歳のときに、〝もう無理!〟となって、実家に2人を預けて、夜飲みに行ったことがあったんです。そこでナンパされた人と、関係を持って2年。LINE交換しただけだから、相手が何だかよくわかっていないんですよね」

きっかけは、渋谷のバーで飲んでいたら、向こうから声をかけてきたこと。同じ年で、WEBの会社を経営していると、店の人から聞いた。

「私的には、7万円くらいするハイブランドの黒ぶちメガネをしていたので、ヤバい人ではないと思ったし、同じ匂いがしたから、迷わずホテルについて行ってしまった。別に何の変哲もないフツーのことなんだけれど、特別なことをしてしまった高揚感がすごくあった」

浮気は誰にも全くバレなかった。

「私は女子力が高いタイプでもないし、夫も私に興味がない。私に全く優しくせず、子どもたちの学費も払おうとしない夫に、何の義理立てをする必要もないと思い、淡々と関係を続けることにしたんです」

LINEで連絡を取り合い、バーに行き、ホテルに行くだけ

関係が始まって2年、現在までに10回程度デートをした。

「お互いの都合がつかないときは、〝仕方がないね〟程度。でも最近は、夫と離婚して彼と結婚したいと思うようになっちゃったんですよね。というのも、先日私の誕生日だったのですが、彼が〝今週、誕生日でしょ?〟と、ピアスをくれたんです。2万円くらいのモノでしたが、涙が出るくらいうれしかった。でもそれが彼にわかられてしまうと、きっと〝重い〟と言われて、LINEブロックされてしまう。1~2か月に1回、連絡をとって、テキトーなバーで待ち合わせて、ホテルに行くだけの関係なんですが、改めて彼は私の宝物なんだなと」

心が寂しくなって不安になっているときに、食べ物などではなく〝いつまでも残る〟プレゼントが、早智子さんの人生をどう変えていくのだろうか。

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写真/(C)Shutterstock.com

Writer&Editor

沢木 文

1976年東京都足立区生まれ。大学在学中よりファッション雑誌の編集に携わる。お金、恋愛、結婚、出産などをテーマとした記事を担当。著書に『貧困女子のリアル』 『不倫女子のリアル』(ともに小学館新書)がある。

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