3位「西大井」、2位「立川」、気になる1位は?
株式会社リクルート住まいカンパニーが、1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を対象にユーザーが閲覧した賃貸物件の閲覧数を街(駅)ごとに集計しランキング化。2019年と比べて2020年に閲覧数が急上昇した駅のランキングを発表します!街の開発などによってチェックするエリアに大きな変化があったようです。3位は「西大井」、2位に「立川」、さて1位はどこの駅がランクインしたのでしょうか?
3位:西大井駅
2019年の11月から相鉄・JR直通線の停車駅となり、渋谷や新宿などのターミナル駅への交通アクセスが良くなった「西大井」が3位にランクイン!「西大井」駅周辺には複数の駅があり、7線6駅が徒歩でアクセス可能と交通利便性バツグン◎。西大井駅は住宅街が広がる街ですが、駅東側のロータリーには、ドラッグストアやコンビニなど生活インフラが揃います。さらに、駅近くの「西大井広場公園」にはグラウンドと散策路があり、春は桜を楽しめるエリア。また、近くに小中一貫教育で有名な「品川区立伊藤学園」、「私立品川翔英中学校・高等学校」があるなど子育て環境が充実した街でもあり、今後もファミリー層の人気が集まりそう。
▲写真右/西大井駅と駅前のロータリー。近くには閑静な住宅街が広がる。
2位:立川駅
2位は、立川駅がランクイン。今年4月、立川駅の北側にオープンした大型複合施設「GREEN SPRINGS」には、飲食店や店舗、ホテルやオフィスなどが入っています。飲食店のラインナップは地元の名店「BISTRO SAITO」、ピザやフレッシュチーズで女性に人気の「good spoon pizzeria & cheese」など、平日にもかかわらずランチタイムは行列待ちができるほど。緑を感じられる空間や水辺があり、若者やカップル、子連れのファミリーやシニアなど幅広い層でにぎわう立川の新名所に。
▲写真/立川駅北側の多摩モノレール沿いにできた「GREEN SPRINGS」。
1位:和光市駅
1位に急上昇したのは、東京メトロ有楽町線と副都心線の始発駅となる和光市駅。2013年に東急東横線との相互運転が開始されてから、新宿三丁目駅・渋谷駅へ直通できるなど交通利便性が向上し、注目が集まりました。さらに今年3月に南口の再開発が完了。駅ビルがリニューアルし、商業施設「EQUiA PREMIE和光」が開業し人々でにぎわいます。「成城石井」や「マツモトキヨシ」など25店舗が入り、生活利便性も向上しました。今後、駅の北口の再開発も予定されており、さらに注目が高まる街になりそうです。
▲写真左/和光市駅南口の再開発された駅ビル。上層階には「和光市東武ホテル」が入る。
和光市役所のコメント
和光市では再開発が目白押しです。市民の新たな顔として誕生した南口に続き、北口でも低層階に商業施設が入る34階建ての超高層タワーマンションの建設を計画しています。2021年には市役所近くの広大な土地を整備し、認定こども園や学童クラブ、プールからなる複合施設が完成します。キャッチフレーズ「アクセス最高 ちょうどいいまち ちょっといいまち」の通り、和光市は交通利便性と、和光樹林公園など自然環境を兼ね備えた「ほどよい」街です。東京メトロ副都心線・東急東横線の相互直通運転開始以降、広域からの注目が高まり、持ち家や賃貸を問わず、若い世代の転入が増えています。その要望に応えるために住宅の供給をもっと増やしていきたいと思っています。
今年再開発で注目された「渋谷」が10位、それに伴い渋谷直通の「代官山(4位)」や「祐天寺(5位)」が上位に
「渋谷スクランブルスクエア」を筆頭に再開発で高層ビルが建ち並び、街が様変わりした渋谷駅が10位にランクインしました。そんな渋谷駅で今年注目された再開発は「MIYASHITA PARK」。宮下公園をリニューアルし、1~3階にスポーツショップや飲食店など90もの店舗が入り、屋上には人気スポットである芝生公園が広がっています。昼時にはオフィスワーカーが休憩し、子連れのママ友がランチを楽しんでいたり、土日はボルダリングを楽しむ家族連れ、夜は飲食店で買ったテイクアウトを食べる若者も。渋谷駅は再開発が続いていくので、今後もさらに注目度が高まることが予想されています。
また渋谷駅の大規模な再開発に伴い、近くの代官山駅や祐天寺駅もランクアップする結果に。4位の代官山駅は、「渋谷ストリーム」と「渋谷ブリッジ」ができたことで渋谷駅までの回遊性が高まりました。渋谷駅から「渋谷ストリーム」を抜け、渋谷川沿いの遊歩道を経由し、「渋谷ブリッジ」までの歩行者導線を利用できるようになり、さらにJRを越えて「ログロード代官山」を通り抜けると代官山駅前へ到着することができます。こうした”歩ける利便性”により、注目度がアップしたのかもしれません。
5位の祐天寺駅は、渋谷駅周辺の駅の中では家賃相場が比較的手ごろな街と言えます。また駅周辺には商店街が広がっており、 2018年には駅ビル「エトモ祐天寺」がリニューアル、生活利便性が高まりました。さらに、東急東横線で渋谷駅や中目黒駅にすぐ出られることに加え、商店街を走るバスで三軒茶屋や目黒方面のアクセスも良いなど、交通利便性も高い街です。
▲左から/MIYASHITA PARK、MIYASHITA PARK芝生ひろば、祐天寺商店街
SUUMO 閲覧数が急上昇した街ランキング2020 1位~20位
参考:SUUMO 閲覧数ランキングベスト20
SUUMO閲覧数急上昇ランキング、いかがでしたか?駅や街の開発をきっかけに新しく注目されるエリアが増えてきていることがわかりました。現在開発が進行中の駅や街もあるようなので、引っ越しを考えている人や交通利便性・生活利便性を見直したいという人はランキングも参考にしてみては!
調査概要
(1)SUUMO 閲覧数が急上昇した街ランキング2020
【調査対象駅】
SUUMOに掲載されている1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の1519駅
【調査方法】
2019年1月~9月と2020年1月~9月の期間でユーザーが閲覧した賃貸物件の画面閲覧数*を街(駅)ごとに集計し、どの街(駅)の物件が数多く閲覧されたのかをランキング化。そして、2019年1月~9月と2020年1月~9月のそれぞれのランキングを比較し、2020年1月~9月で100位以内にランクインした駅を対象にランクアップ数で順位付けし集計。
*閲覧数…駅毎に15分以内の物件がどれだけ閲覧されたかをカウント
(2)SUUMO 閲覧数ランキングベスト20
【調査対象駅】
SUUMOに掲載されている1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の1519駅
【調査方法】
2020年1月ー2020年9月の閲覧数が多かった駅上位20を集計
<家賃の算出⽅法>
【調査対象物件】
駅徒歩 15 分以内
ファミリー:築年数35年以内の50 平米以上〜80平米未満の物件(定期借家を除く)
シングル :築年数35年以内の10 平米以上〜40平米未満(1R,1K,1DK)の物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】
2020/8/1(土)〜2020/10/31(土)
【家賃の算出方法】
上記期間で SUUMO に掲載された賃貸物件(マンション/アパート)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO 物件検索サイトで使用する名称を記載している
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