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友人や同僚などから「きっと私は嫌われている…」と思い落ち込んでいたら、後から勘違いだったことに気づいた、という経験はありませんか? ふとした気持ちのすれ違いから、はやとちりをしてしまうことは誰にでもありますが、あまりにそれが頻繁だと、もしかしたら「思い込みが激しい」性格と言えるかもしれません。
本記事では、「思い込み」の意味や「思い込みが激しい」人の特徴や長所などを解説します。「もしかして私って思い込みが激しい?」と心配になった時に、参考にしてみてはいかがでしょうか。
「思い込みが激しい」の意味や英語訳は?
はじめに、「思い込みが激しい」という言葉の意味や英語訳から説明します。
「思い込みが激しい」の意味
「思い込みが激しい」とは、ある物事が真実かどうかを確かめず「そうだ」と決めつけ、強く信じる様子を指します。人は誰しも、物事の良し悪しを自分なりの考えや経験から判断しますが、思い込みが激しい人は、一旦「こうだ」と信じてしまうとその考えを覆すことはありません。その考えが世間一般からかけ離れていても、自分の考えに執着します。
いい意味で捉えると、純粋で自分を信じる気持ちが強いといえなくもありませんが、どちらかというと頑固で妄想力が強いといったマイナスなニュアンスを持った言葉です。「思い込みが激しい人」と言われ嬉しいと感じる人は少ないため、人に対して使うときは注意しましょう。
「思い込みが激しい」の言い換え
「思い込みが激しい」を別の言葉で言い換えると、「偏見が強い」「頑固」「凝り固まった考えや価値観」などがあります。いずれも自分の考えに固執することを表す言葉です。
「思い込みが激しい」の英語訳
「思い込みが激しい」の英語訳は「delusional」「opinionated」などです。次にいくつか例文を挙げてみましょう。
(例文)
・He’s under the delusion that he’s Steve Jobs.
彼は自分をスティーブ・ジョブズだと思い込んでいる。
・You are strongly opinionated.
あなたは思い込みが激しい。
・He is an opinionated old man.
彼は頑固親父だ。
「思い込みが激しい」人の特徴とは?
思い込みが激しい人は、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、いくつかの特徴を紹介します。
自分の考えが正しいと執着する
「思い込みが激しい」人は、「自分の考えが正しい!」という考えに執着してしまいます。たとえばひとつの問題に対して、ひとつの答えだけしかないということは少なく、ほかにも2~3通りの考え方があることが多いものです。
しかし、「思い込みが激しい」人は「答えはこれだけ」と決めてしまい、ひとつの考えしか受け入れられません。ほかの人が言葉を尽くして説明しても聞き入れることはなく、場合によっては人に騙されているような状況でも自分の考えに執着します。
固定観念が強い
「思い込みが激しい」人は、従来の「こうでなければ」といった固定概念に強く囚われています。昔からのやり方だけが正しく、新しい考え方を間違っていると頭ごなしに決めつけて否定するのです。