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2024.06.06

思い込みが激しい人に共通する特徴とは? 長所を活かして成功した偉人も紹介

周囲に流されない強い信念がある

「思い込みが激しい」人は、周囲に流されない強い信念があります。そもそも信念が強くなければ、自分の考えに固執することはできないからです。誰がどう言おうと、自分の正しさを信じるぶれない芯があります。

強い信念を持っている人は、自分の人生を自分で決めていくことができます。それが他の人にはない、時代を作るパワーになることもあります。

思い込みが激しい性格を直す方法

思い込みが激しいことで、周りの人との関係がギクシャクしてしまう場合、どうすれば改善できるでしょうか? ここでは、柔軟に物事を捉えるポイントを解説します。

3人

(c) Adobe Stock

いつも自分の意見が正しいとは限らないことを知る

自分の考えや価値観が「正しい!」と思い込んでしまうと、1つの考え方に固執してしまうことにつながります。物事や人間関係がうまくいかない時ほど、「もしかしたら自分本位の考えをしてしまっているかも?」と考えてみてください。必ずしも、いつも自分の意見が正しいとは限らない、ということを心得ておくことでより柔軟な考え方ができるようになるでしょう。

周囲の人の意見に耳を傾ける

思い込みから抜け出すには、友人や家族、パートナーなど身の回りにいる人の意見に耳を傾けることがいちばんの近道。いろんな人の意見や物事の捉え方を知ることで、「こんな見方があったんだ!」「そっちの考え方の方が楽しそうだな」などと視野が広がるきっかけになるでしょう。自分の中に、いろんな選択肢が増えて生きることが楽になるかもしれません。

周囲に悩みを相談する

ずっと1人で考えていると視野が狭くなり、「絶対に〇〇なはず!」などと強く思い込んでしまいがちに。深く思い悩む癖のある人は、少しでも迷ったら友人や家族に相談してみることを習慣にしてみるといいですね。客観的な意見をもらうことで、思い込みから解放されていくでしょう。

「事実」情報に着目をする

人は無意識のうちに、自分なりの「認識」や「評価」を加味して、出来事に意味付けをしています。思い込みが激しい状態では、「事実そのもの」を捉えることができなくなっていることも。「事実」とは、実際の起こっている事であり個人の解釈ははさまないものです。例えば、「クライアントからクレームが来た」ではなく、「クライアントから納期変更に対して承服しかねるとのメールを受信し、クレームだと感じた」というように、事実と解釈を分けて捉えるようにしていきましょう。

信念を貫き偉業を成した偉人たち

思い込みが激しい人は、成功する可能性を秘めています。これまで、時代を変える革命家や多くの発明家がいましたが、彼らの思い込みの激しさは超一流。「世界を良くしたい」「空を飛びたい」「人々を豊かにしたい」など、思い込みの激しさがなければ達成できないことが多くあります。

ここでは、思い込みの激しさから偉業を成し遂げた3人を紹介します。自分の信念を貫き通す強さがあるからこそ、どんな難問でも克服することができるということがわかるはずです。

地動説を唱えたガリレオ・ガリレイ

ガリレオ・ガリレイは、1564年にイタリアに生まれた有名な物理学者・天文学者です。詳しいことは知らなくても、その名前を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ガリレオが生きた当時は、「太陽が地球の周りをまわっている」という天動説が常識。そのような時代に、ガリレオは「地球が太陽の周りをまわっている」と地動説を唱えたのです。聖書でも天動説が正しいとされていたので、ガリレオは異端者として異端尋問にかけられます。

絶大な力を持つ教会から「考えを改めよ」との判決が出て、その判決に服従しましたが、自分の考えは正しいと研究を止めることはありませんでした。彼の意思は弟子たちに引き継がれ、今の地動説につながります。

発明家のトーマス・エジソン

トーマス・エジソンは、「発明王」として有名なアメリカの発明家です。1847年にアメリカで生まれました。幼少の頃は学業成績が悪く、ばかにされることもあったほど。学校を中退させられ、代わりに母親が教育を施したことは有名な逸話です。彼の発明したものは、電話機や蓄音機、白熱電球、発電機、電気機関車など数えきれません。

エジソンの名言のひとつは、「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまくいかない方法をみつけただけだ」。信念がなければ、失敗を失敗ととらえず研究を続けることなどできるはずがありません。

Apple社創業のスティーブ・ジョブズ

最後に紹介するのは、Apple社を創業したスティーブ・ジョブズ。現代の私たちのライフスタイルや価値観、ビジネススタイルを大きく変えた人です。

スティーブ・ジョブズは、1955年生まれのアメリカ人。スティーブ・ジョブズの性格は気難しく、癇癪(かんしゃく)持ちで、気に食わない社員がいるとその場でクビにすることもあったそう。創立したApple社からクビになった経歴を持ちますが、業績が悪くなったApple社から請われてまた戻り、今や私たちの生活に欠かせないiPhoneやiPadを発明しました。

スティーブ・ジョブズも思い込みの激しい人でした。この世にないものを発明するとき、周りとの軋轢(あつれき)を物ともせず突き進む強さがなければ成し遂げることはできないでしょう。

最後に

「思い込みが激しい」人は、頑固で融通が利かないと短所ばかり取り上げられますが、長い歴史のなかでは、思い込みの激しい人が時代を変えてきたともいえます。とくに仕事をするうえでは、自分の信念を曲げずに貫き通す強さも必要でしょう。「思い込みが激しい」と悩んでいる人は、短所としてではなく長所として活かしてみてはいかがでしょうか。

監修:キャリアコーチ・菊池啓子

TOP画像/(c) Adobe Stock

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