頑固な人の特徴とは
「自分の意見を押し通す」「自分の非を認めない」など、頑固な人にはいくつか共通する特徴があります。よく見られる代表的な言動も取り上げて紹介します。
■自分の意見を貫く
どのような場面でも自分の考えを貫き通すのが、頑固な人が持つ大きな特徴です。他の全員が反対の意見であっても、決して自らの主張を曲げません。
雑談や世間話のように重要性が低い会話でも、自らの考えを押し通そうとします。妥協して周囲に合わせることなく、自分の意見こそが正しいと信じています。
考えを否定されたときに強く反論するのも、頑固な人が持つ特徴の一つです。自身の考えに対して自分なりの明確な根拠があるため、頑なに持論を展開します。
■「すべき」「普通は」とよく言う
頑固な人は自分の考えや価値観に自信を持っているため、「〜すべき」という表現をよく使います。自らの主張を押し付けようとし、基準から外れている意見は受け入れません。
頑固な人が「すべき」と断定するほとんどのケースでは、思い込みや固定観念が根拠となっています。自身の考えを強く信じており、反論されても聞く耳を持ちません。
「普通は」という決めつけ文句も、頑固な人の口癖です。自らの考えが大多数と同じだと思っているため、自分が考える理想像を人に押し付けてしまいます。
社会の常識を全て理解していると思い込みやすいのも特徴で、人はそれぞれ異なる思考を持っていることに気付いていません。
■自分の間違いを認めない
頑固な人はプライドが高く、自らの非を認めない傾向にあります。発生したミスの責任が自分にある場合でも、他の人や外的な要因に全ての責任を転嫁しようとするのが特徴です。
間違いを認めないのは、「自分が間違うはずがない」という心理にも起因しています。過ちを犯さないと過信していると、明らかなミスをしてもなかなか謝れません。
「考えを曲げることは、自らの経験を否定することだ」と考える頑固さが、年齢を重ねるうちに現れることもあります。年配者に頑固な人が多い理由の一つです。
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頑なになる心理とは?
頑固な人が頑なな態度をとるのは、プライドの高さと自己肯定感の低さが共存する矛盾した心理状態が原因です。不器用な一面を持つ、頑固な人の本心を解説します。
■プライドと自己肯定感のアンバランスさ
頑固な人はプライドが高く、何かにつけて負けず嫌いな一面を持っています。自らの非を素直に認めないことや、人からばかにされるのを嫌うのも特徴です。
一方で頑固な人には、実は自己肯定感が低いという特徴もあります。他人との比較や強い劣等感から、自分を素直に信じることが難しいのです。
自己肯定感の低さを自覚しながらも、そのことが原因でばかにされたり下に見られたりしたくないという矛盾を抱えています。劣等感や自信のなさを隠すために、頑なな態度をとってしまうのです。
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