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LIFESTYLE雑学

2022.05.19

「研鑽」の意味や使い方とは?ビジネスシーンで使える例文を紹介

成功者のスピーチや手記に登場する「研鑽」は、ビジネスシーンにもしばしば登場する言葉です。なんとなく意味は分かっていても、スマートに使いこなせる自信はないという人も多いことでしょう。「研鑽」の意味や類語、具体的な例文を解説します。

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研鑽の意味とは?

上司や成功者のスピーチで「研鑽」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。しかし、どんな意味なのか、よく分かっていない人が多いかもしれません。まずは言葉の意味を解説します。

研鑽とは言葉の意味類語対義語使い方ビジネス

知識や技術を極めるために自分を磨くこと

「研鑽(けんさん)」とは、自分の知識や技術を極めるために、自分を磨くことです。

もともと「研」という字には、とぐ・磨く以外に、物の道理を調べる・物の道理を極める・努力して向上する、という意味があり「研究」や「研修」に用いられています。

「鑽」は、きり・たがね・のみなど、穴を開ける工具を表すと同時に、物事を深く極める、という意味があります。

この2つの文字が合わさることで、「技術や能力を磨く」「物事を極めようと必死に取り組む」といった意味で使われるようになりました。

「研鑽」の英語表現

「研鑽」を一言で表す英単語はありません。一般的な翻訳では「study」と表現されることがありますが、これでは「研鑽」が持つニュアンスが伝わりにくくなります。より正確に伝えたい場合は、「diligent study」「devote oneself to one’s studies」と表現するとよさそうです。

「diligent」には勤勉な・真面目なという意味があり、「devote」には専念する・費やす・捧げるという意味があります。そうすれば、単に「学ぶ」だけではなく「心も時間もかけて真剣に取り組む」というニュアンスが伝わるでしょう。

研鑽の使い方

「研鑽」の意味は分かったものの、どんなときに使えばふさわしいのか分かりにくいかもしれません。間違った使い方をして恥をかかないよう、「研鑽」の使い方を確認しましょう。

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上を目指して努力を継続しているときに使う

「研鑽」は、技能の上達を目指して努力を継続しているときに使う言葉です。学問や技術のトレーニング、仕事など、自分自身が必死で取り組んでいることであれば対象は問いません。ただし、常に自分自身を見つめ、たとえ他人から見てハイレベルな状態にあっても油断せず、情熱を持って取り組んでいるときにこそふさわしい言葉です。

「研鑽」は短期間の努力に対してではなく、「自分の人生を捧げてもいい」と思うくらい大きな情熱を持っている状態の表現であるとともに、自分の未熟さを自覚しているという謙虚さを表す表現でもあります。

「研鑽」の間違った使い方

「研鑽」は、物事への熱心さや情熱を表しますが、同時により高いレベルを見据えていることも表しています。そのため、努力を始めたばかりの時期に使うと不自然に。もちろん始めたばかりであっても情熱を持って取り組む姿勢は大切なことです。しかし、最初に学ぶ基礎知識に取り組んでいる段階では「おこがましい」と受け取られてしまうでしょう。

また、「研鑽」には自主的なニュアンスが含まれています。職場などからの指示で研修に励んでいる場合も、「研鑽」は使わない方が無難です。

研鑽の類義語をチェック

「研鑽」は、ある程度高いレベルになってから使う方が好ましい言葉です。そこで、「研鑽」と同じような意味を持つ言葉を知り、上手に使い分けましょう。

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心身を磨く「修練」

「修練」とは、学問や技能の向上のために、自分の心身・技術を磨き、厳しく鍛え上げることです。学問や技能のレベルが上がるだけでなく、精神を鍛えることで人間的な成長をすることも目的にしています。伝統的な技術や武道など、「精神性を大切にしているもの」に対して用いるとよいでしょう。

●剣術を極めるため、山に登って修練の日々を過ごした
●その集中力は、日頃の修練の賜物だ
●納得がいく作品ができないのは、まだまだ修練が足りないのだろう

本質を探し究める「探究」

「探究」とは、その文字が表す通り、物事の本質を探し究めることです。技能を高めるというよりも、本質について深く考え極めようとしていることを表すため、粘り強く1つのことに向かい合い続ける強い精神力が想像できます。「研鑽」も物事の本質を知るために努力や研究をするという意味で使われることがあるので、「探究」と置き換えても差し支えない場合がほとんどです。

●宇宙の真理を探究し続けている
●彼は飽くなき探究心で、理想の製品を探し求めている
●成功してからも、探究心が衰えることはない

集中して努力する「精進」

「精進」は、1つのことに一生懸命取り組むことです。もともとは仏教用語で、仏道修行にひたすら励むことを指していましたが、現代では、目的を達成するために、何か1つのことに必死に打ち込んでいることを指すようになりました。さまざまな誘惑に打ち勝ち、真っ直ぐに取り組む姿勢は「研鑽」と共通するところがあるでしょう。

●皆様のご期待に添えるよう、精進して参ります
●今後、ますます精進します
●目標達成できるよう、精進を重ねる

ビジネスシーンで使える研鑽の例文

「研鑽」は、ビジネスシーンでどのように使われているのでしょうか?正しく使えるように、いくつかの例文を紹介します。

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研鑽を深める

「研鑽を深める」は、物事を深く極めるための学習や研究に熱心に取り組んでいる様です。第三者からもう十分ではないかと見えるような地点に到達していても、さらに追求している場合に使用するとよいでしょう。どちらかというと、技能というよりも考え方など、思考面からのアプローチがイメージされる場合に使います。

●研究者として、研鑽を深めることをやめてはいけない
●仕事に没頭し研鑽を深めることができる環境に、感謝している
●研鑽を深めるために、海外挑戦を決めた

研鑽に励む

「研鑽に励む」は、物事の習得や理解のために一心不乱に努力している様を表します。「励む」とは、心を込めて打ち込んでいることを表しているため、自分で決めた目標など、強い目的意識のもとコツコツと努力を重ねている場合に使用するとよいでしょう。誰もが諦めてしまうような困難に打ち勝ち、自分自身を高める姿勢を表現することができます。

●自己研鑽に励むことだけが、成功への近道だ
●スキルアップのために、これからも研鑽に励みたいと思います
●私に必要なのは、研鑽に励むことだと考えている

研鑽の対義語にはどのようなものがある?

「研鑽」には、物事への前向きな気持ちや姿勢が表れています。反対に対義語にはどのような言葉があるのでしょうか。研鑽と一緒に対義語についても確認しておきましょう。

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仕事や勤めをおこたる「怠慢」

自分がやるべきことに対して真剣に取り組まず、何もせずに過ごしていることを「怠慢」といいます。耳にすることも多い言葉なので、聞いたことがある人も多いでしょう。「怠慢」という言葉は、向上心を持つことなく怠けて、だらしなくサボっている様子がイメージできるはずです。また、やるべきことすらやっていない様子も伺えます。

研鑽している人物が、時間を無駄にせず常に努力し続けていることを考えれば、怠慢からイメージされる姿はまさに正反対といえます。

めんどくさがって怠ける「無精」

「無精」とは、めんどくさがって怠けている様子を表す言葉です。「研鑽」からは、どんな大変なことに対しても手間を惜しまず努力する様子が読み取れるのに対し、「無精」は手間をかけること自体をめんどくさがっている様子が浮かびます。

1つのことを成し遂げるためには、小さなことを地道に積み重ねる根気強さが必要です。そこには膨大な時間や努力が必要になり、「面倒」という気持ちが付け入る隙はありません。このことから考えると、「無精」は「研鑽」の対義語といえます。

写真/(C)Shutterstock.com

▼この言葉の意味、知っていますか?

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