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2022.03.03

海の生き物【海豚】の読み方とは?漢字に豚を使う由来や語源、特徴などに注目

「海豚」はクジラの仲間として知られる海の生き物で、読み方は「イルカ」です。豚ではないのに豚という漢字が使われる理由には中国語が関係しています。また、イルカと名付けられた語源には諸説あります。「海豚」 の漢字の由来や語源、生き物としての特徴を見ていきましょう。

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クジラの仲間の「海豚」、何と読む?

海豚」は海で暮らす生き物で、クジラの仲間として知られています。主に水族館で見ることができ、ショーに登場することも多いです。読み方を確認する前に、まずは「海豚」が辞書でどのように説明されているかを見てみましょう。

【海豚:いるか】
クジラ目の哺乳類のうち、小型のハクジラ類の総称。体長1~5メートル、体形は紡錘状、口の先がくちばし状で、背びれのあるものが多い。マイルカ・カマイルカ・バンドウイルカなど大部分が海洋性であるが、カワイルカなど淡水にすむものもある。多くは群れをなして泳ぎ、魚類を主食とする。知能が高い。《季 冬》

(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

海豚

辞書に書かれている通り、「海豚」の正しい読み方は「イルカ」です

海豚」は中国から伝わった言葉で、「海豚」以外に「海猪」や「江豚」と表記されることもあります。

豚ではないのに豚という漢字が使われる理由は、中国において「海豚」は豚に似ていると考えられており、「海にいる豚に似た生き物」という意味で「海豚」という漢字が当てられたためです。

「海豚」の語源は諸説ある

イルカと呼ばれるようになった語源は諸説あります。「イル=イヲ(魚)」「カ=食用獣」という意味から、「魚のような食用獣」を表す「イヲカ」が転じてイルカになったという説が有力です。

または、入江に入ってくる習性から「イルエ(入江)」がイルカに変化したという考え方もあります。そのほかの語源の説は以下を参考にしてください。

・「行く」という意味を表す「ユルキ」という単語が変化したという説
・海面に頭を出したり引っ込めたりする習性から、「イリウク(入浮)」という言葉が変化したという説
・イルカ漁の際に辺りが血の臭いでいっぱいになることから、血の臭いを意味する「チノカ」が転じたという説

「海豚」の主な特徴5つ

「海豚」はさまざまな特徴をもつ生き物です。代表的な特徴として以下の5つが挙げられます。

海豚

1.睡眠時は片目だけを閉じる
2.コミュニケーション能力が高い
3.「海豚」同士、または「海豚」以外と群れを作る
4.肉食で水分は食べ物から補給する
5.最長で40〜50年生きる

「海豚」の読み方や漢字の成り立ちとあわせて、「海豚」の生態についても知っておきましょう。「海豚」の主な特徴を詳しく解説します。

1.睡眠時は片目だけを閉じる

「海豚」の特徴として、片目を閉じて眠ることが挙げられます。これは「半球睡眠」という習性で、片目ずつ閉じることで右脳と左脳を交互に休ませながら睡眠をとっているのです。ちなみに、右脳を休ませる際は左目を、左脳を休ませる際は右目を閉じます。

半球睡眠の間は、脳の半分が起きていて半分が眠っている状態のため、泳ぎながら周囲に気を配りつつ、脳を休息させることができます。なお、北半球の「海豚」は反時計回り、南半球の「海豚」は時計回りと、一定方向に回転しながら睡眠をとるのも特徴です。

2.コミュニケーション能力が高い

「海豚」は知能が高く、優れたコミュニケーション能力を備えています。なかでも音を使ってコミュニケーションをとる習性があり、時には人間には聞こえない超音波を使うこともあります。笛や歯ぎしりのような音を出すこともあるため、「海豚」を観察するとさまざまな音が聞こえてくるでしょう。

音によるコミュニケーションに加え、ボディランゲージを活用するのも特徴です。はっきりと明らかになっているわけではありませんが、「海豚」がジャンプしたり水しぶきをあげたりするのは何らかの意味をもつ行動であるという考え方もあります。

3.「海豚」同士、または「海豚」以外と群れを作る

なかには単独で行動するケースもありますが、「海豚」は同じ「海豚」同士で群れを作って行動するのが基本です。2〜3頭の小さなグループから数千頭を超える集団まで、群れの規模は一定ではなくさまざまです。

群れで行動するメリットとして、餌やシャチなどの天敵を見つけやすいことが挙げられます。また、「海豚」が群れを作るのは「海豚」同士だけではなく、「海豚」以外の生き物と一緒に行動するケースも確認されています。

「海豚」はコミュニケーション能力が高いと上述しましたが、異なる種類の生き物と行動できる習性からも、「海豚」が社交性の高い動物であることがわかるでしょう。

4.肉食で水分は食べ物から補給する

海豚」は肉食動物に分類され、魚類や甲殻類、タコやイカなどの頭足類を好みます。1日あたりに食べる量はカマイルカで5kg程度、バンドウイルカで10kg程度です。

餌を噛んで食べることはなく、丸飲みするのが基本です。魚のヒレによって喉や食道が傷つくのを防ぐために、魚を食べる際は頭から飲み込む習性があります。

水分を補給する際に餌から摂取するのも特徴です。海水には塩分が多く含まれており、臓器に影響が及ぶ可能性があるため、海水を飲むことはありません。「海豚」が好む餌には水分が多く含まれており、食べ物の水分だけで十分にまかなえます。

さらに、「海豚」は自身の体脂肪から水分を作り出せるため、水分補給をしなくても脱水症状に陥ることはありません。

5.最長で40〜50年生きる

「海豚」の代表的な種類であるバンドウイルカの寿命は、最長で40〜50年とされています。ただし、種類や性別、体の大きさによって寿命は大きく異なり、寿命を迎える前に亡くなる個体も多いため、最長の寿命はあくまで目安です。

また、寿命の目安は野生下の「海豚」に当てはまるもので、飼育される「海豚」の寿命はさらに短くなるとされています。飼育環境の改善は日々続けられていますが「海豚」は本来、広い海で生息する生き物のため、海よりも狭い水槽の中で長期的に飼育するのは簡単なことではないでしょう。

「海豚」以外に漢字の「豚」が付く生き物

「海豚」のように、漢字の「豚」が付く生き物はほかにも存在します。例えば、「水豚」は「カピバラ」を表す難読漢字です。和名は「オニテンジクネズミ」ですが、ギリシャ語の種小名が「水の豚」となっていることから、「水豚」という漢字表記が使われています。

海豚

「海豚」に対し、河の豚と書く「河豚」という生き物もいます。読み方は「フグ」で、水族館で見られるほか、高級食材としても有名でしょう。「河豚」は内臓に毒があることが多いため、免許を取得した人しか調理できません。

「海豚」の読み方・意味を覚えておこう

海豚」は「イルカ」と読む難読漢字で、元々は中国で生まれた言葉です。イルカという名前の語源は諸説ありますが、何らかの音の響きがイルカに転じたという説が多いです。

海豚

「海豚」はさまざまな特徴をもつ生き物で、例えば「片目を閉じて眠る」「コミュニケーション能力が高い」などが挙げられます。「海豚」以外にも漢字の豚が付く生き物は存在し、水豚や河豚が代表的です。

ぜひこの機会に、「海豚」の読み方や意味、生態などを覚えておいてください。

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