Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 漢字クイズ

2023.09.20

海の生き物【海豚】の読み方とは?漢字に豚を使う由来や語源、特徴などに注目

「海豚」はクジラの仲間として知られる海の生き物で、読み方は「イルカ」です。豚ではないのに豚という漢字が使われる理由には中国語が関係しています。また、イルカと名付けられた語源には諸説あるそう。「海豚」 の漢字の由来や語源、生き物としての特徴を見ていきましょう。

クジラの仲間の「海豚」、何と読む?

海豚」は海で暮らす生き物で、クジラの仲間として知られています。主に水族館で見ることができ、ショーに登場することも多いです。読み方を確認する前に、まずは「海豚」が辞書でどのように説明されているかを見てみましょう。

【海豚:いるか】
クジラ目の哺乳類のうち、小型のハクジラ類の総称。体長1~5メートル、体形は紡錘状、口の先がくちばし状で、背びれのあるものが多い。マイルカ・カマイルカ・バンドウイルカなど大部分が海洋性であるが、カワイルカなど淡水にすむものもある。多くは群れをなして泳ぎ、魚類を主食とする。知能が高い。《季 冬》

(引用すべて、小学館『デジタル大辞泉』より)

辞書に書かれている通り、「海豚」の正しい読み方は「イルカ」です

「海豚」は中国から伝わった言葉で、「海豚」以外に「海猪」や「江豚」と表記されることもあります。

豚ではないのに豚という漢字が使われる理由は、中国においてイルカは豚に似ていると考えられており、「海にいる豚に似た生き物」という意味で「海豚」という漢字が当てられたためです。

「イルカ」の語源は諸説ある

イルカと呼ばれるようになった語源は諸説あります。「イル=イヲ(魚)」「カ=食用獣」という意味から、「魚のような食用獣」を表す「イヲカ」が転じてイルカになったという説が有力です。

または、入江に入ってくる習性から「イルエ(入江)」がイルカに変化したという考え方もあります。そのほかの語源の説は以下を参考にしてください。

・「行く」という意味を表す「ユルキ」という単語が変化したという説
・海面に頭を出したり引っ込めたりする習性から、「イリウク(入浮)」という言葉が変化したという説
・イルカ漁の際に辺りが血の臭いでいっぱいになることから、血の臭いを意味する「チノカ」が転じたという説

ジャンプする海豚(イルカ)

イルカの主な特徴5つ

「海豚」の読み方や漢字の成り立ちとあわせて、イルカの生態についても知っておきましょう。ここでは主な5つの特徴を詳しく解説します。

立ち泳ぎする海豚

睡眠時は片目だけを閉じる

イルカの特徴として、片目を閉じて眠ることが挙げられます。これは「半球睡眠」という習性で、片目ずつ閉じることで右脳と左脳を交互に休ませながら睡眠をとっているのです。ちなみに、右脳を休ませる際は左目を、左脳を休ませる際は右目を閉じます。

半球睡眠の間は、脳の半分が起きていて半分が眠っている状態のため、泳ぎながら周囲に気を配りつつ、脳を休息させることができます。なお、北半球の「海豚」は反時計回り、南半球の「海豚」は時計回りと、一定方向に回転しながら睡眠をとるのも特徴です。

コミュニケーション能力が高い

イルカは知能が高く、優れたコミュニケーション能力を備えています。なかでも音を使ってコミュニケーションをとる習性があり、時には人間には聞こえない超音波を使うこともあります。笛や歯ぎしりのような音を出すこともあり、イルカを観察するとさまざまな音が聞こえてくるでしょう。

音によるコミュニケーションに加え、ボディランゲージを活用するのも特徴です。はっきりと明らかになっているわけではありませんが、イルカがジャンプしたり水しぶきをあげたりするのは、何らかの意味をもつ行動であるという考え方もあります。

イルカ同士、またはイルカ以外と群れを作る

なかには単独で行動するケースもありますがイルカは同じイルカ同士で群れを作って行動するのが基本です。2〜3頭の小さなグループから数千頭を超える集団まで、群れの規模は一定ではなくさまざまです。

群れで行動するメリットとして、餌やシャチなどの天敵を見つけやすいことが挙げられます。また、イルカが群れを作るのはイルカ同士だけではなく、イルカ以外の生き物と一緒に行動するケースも確認されています。

イルカはコミュニケーション能力が高いと前述しましたが、異なる種類の生き物と行動できる習性からも、イルカが社交性の高い動物であることがわかるでしょう。

1 2

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!