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LIFESTYLE雑学

2022.03.13

<難読漢字>古くなり役に立たないもの意味する【襤褸】←この漢字、なんと読む?

「襤褸」とは、古くなり役に立たないもの、隠しておきたい事実といった意味を持つ言葉です。語源はなんと、誰しも使ったことがあるであろうオノマトペ。読み方や意味から、例文を交えた使い方、類語や対義語まで、詳しく解説します。

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「襤褸」の意味や読み⽅とは?

難読な漢字、「襤褸」。まずは、「襤褸」の意味や読み方から学んでいきましょう。

襤褸読み方意味例文類語言い換え対義語

読み⽅と意味

「襤褸」は、「ぼろ」と読みます。意味は、使い古しの布、ぼろきれ、着古して破れた衣服、古くなり役に立たないものなどです。日常でも「襤褸襤褸(ぼろぼろ)」という言葉は、比較的よく耳にするのではないでしょうか。最近では、「襤褸ファッション」、「襤褸コーデ」などという使い方も。

「襤褸」は、「らんる」という読み方もされます。「らんる」という読み方で辞書を引くと、次のような説明があります。

破れた衣服。ぼろぼろの衣服。また、ぼろきれ。ぼろ。つづれ。「―をまとう」(<小学館 デジタル大辞泉>より)

「襤褸」は、「ぼろ」と読んでも、「らんる」と読んでも、同じような意味であることがわかります。

語源や由来

「襤褸」の語源や由来はどのようなものでしょうか。「襤褸」を使った言葉に、「ぼろぼろ」というものがあることは、先ほど述べました。実は、「ぼろぼろ」が「襤褸」からできた言葉ではなく、「襤褸」の語源が「ぼろぼろ」だといわれています。

「ぼろぼろ」は、衣服が破れている様を表す擬態語です。擬態語や擬音語というのは、日本語に多く見られる特徴で、オノマトペともいいます。「ぼろぼろ」の他、「キラキラ」、「バラバラ」、「ニコニコ」、「ツルツル」など、数えればきりがないほど存在します。

使い⽅を例⽂でチェック

「襤褸」を使った言葉は数多くあります。いくつかピックアップしましたので、確認していきましょう。

1:こんな襤褸切れは使い物にならない

「襤褸切れ」は、「襤褸」に「切れ」が付いた言葉で、「襤褸」の切れはしという意味です。

2:襤褸が出るような真似はするな

「襤褸」には、使い古しの布、着古して破れた衣服、古くなり役に立たないものの他に、隠していた不都合な事実という意味も。「襤褸が出る」というのは、隠していた不都合な事実が発覚するという意味になります。

3:襤褸布で掃除する

「襤褸布」は、「襤褸」と「布」が合わさった言葉で、ぼろぼろの布、使い古した布という意味です。

4:襤褸襤褸の自転車なので、あまり進まない

「襤褸襤褸」の自転車というのは、古くなり役に立たないという意味の「襤褸」を使った言葉です。

先ほど少し触れましたが、「ぼろぼろ」はオノマトペのひとつです。「ぼろぼろ」というオノマトペは、使い古しを表す他、大粒のもの、塊がこぼれる様も表し、「試合に負けて涙がボロボロこぼれた」、「食べながらボロボロとこぼした」などと使われます。この場合には「襤褸襤褸」という漢字は当てはまりませんので、「ぼろぼろ」、「ボロボロ」とひらがなやカタカナで表されます。

5:襤褸は纏えど心は錦

「襤褸は纏えど心は錦」という言葉は、「着ているものは使い古した衣服でも、心は錦を着ているように気高くて豊かであること」を意味します。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

「襤褸」の類語や言い換え表現にはどのようなものがあるかも、チェックしていきましょう。

襤褸読み方意味例文類語言い換え対義語

1:つづれ

「つづれ(綴れ)」には、破れた部分をつぎ合わせた衣服、つぎはぎの衣服という意味があり、「襤褸」の類語です。

ここで一つ押さえておきたいのが、着物用語の「綴れ」です。帯の「綴れ織」は、略して「綴れ」といわれることもあるので、注意が必要です。「綴れ織」を辞書で引くと、以下のように説明されています。

横糸に数色の色糸を使い、模様部分だけをつづら折りのように織り進めて模様を表した織物。地組織の横糸も折り返されて織られるため、色の境目には縦方向にすきまができる。帯地・袋物・壁掛けなどに用いる。綴れ錦(にしき)。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

この「綴れ織」は決して安価なものではなく、特に爪掻本綴れ織ともなると、1日に数センチしか織ることができず、大変手間で高価なものです。「綴れ」と説明されて、「襤褸」と勘違いしないようにしたいところです。

2:よれよれ

着古した衣服は、新品の時のようなハリがなくなり、型崩れしたり、伸びたり、襟元や袖口が「よれよれ」になります。「よれよれ」も「襤褸」の類語として使えます。

3:失敗・欠点

例文で挙げた「襤褸が出る」の「襤褸」は、隠しておきたい事実という意味で、「失敗」や「欠点」に置き換えることができます。

「襤褸」の対義語は?

「襤褸」の対義語についてもチェックしておきましょう。

襤褸読み方意味例文類語言い換え対義語

1:新品

「新品」は、使い古した布、着古して破れた衣服と、反対の意味を持つ言葉です。

2:錦

類語表現で挙げた「襤褸は纏えど心は錦」という言葉で、「襤褸」と対比で使われていた「錦」も、「襤褸」の対義語です。「錦」は、複数の色糸で地色と文様を織り出した織物のことですが、この他に、美しいもの、立派なもののたとえとしても使われる言葉です。

「襤褸」の英語表現は?

「襤褸」の英語表現についても見ていきましょう。

1:The old man wore a rag clothes(その老人は襤褸切れを着ていた)

「襤褸」という言葉は、「a rag(襤褸切れ)」や「rags(襤褸襤褸の衣服)」で表せます。

2:My faults have become known(襤褸が出た)

fault」は、欠点や過失、落ち度という意味です。「My faults have become known」は、直訳すると「私の落ち度が知られるところとなった」となり、「襤褸が出た」という意味で使えます。

最後に

漢字だと読むことが難しい「襤褸」ですが、「ぼろぼろ」という言葉は日常生活でよく使われるものです。物の状態だけではなく、例えば精神状態のような形のないものにも「ぼろぼろ」は使えます。「襤褸」は、漢字で表されることは少ないですが、もし遭遇した時には読めるようにしておきたいところ。また、「襤褸」の類語「綴れ」が、着物の世界では必ずしも粗末な衣類ではないことも、大人の女性としては覚えておきたいポイントです。

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