【目次】
長期投資とトレードの違いは!?
とめちゃん:投資というと、有名な投資家ウォーレン・バフェットさんが行っているバリュー株投資、長期投資を思い浮かべるのですが、トレードとはどう違うのですか?
林先生:長期投資もトレードも本質的には同じ。株の売買というのは、今日という日から上がると思って買えば儲かる仕組み。予想通り、安く買って高く売るか、高く売って安く買い戻すことで利益が出ます。
とめちゃん:高く売って安く買い戻すとはどういう意味ですか?
林先生:知らない人も多いと思うのですが、株を高く売って安く買い戻すことを空売り(からうり)といいます。詳しくは、今後お話ししますが、例えば不動産は、安く買って、高く売って売却益を得ることしかできないのですが、株は、高いときに証券会社から株を借りて先に売って、株価が下がったら、買い戻して、証券会社に株を返して利益を得る方法があるのです。長期投資だと、空売りをしません。僕は、空売りも活用して、利益を出します。
たとえば去年コロナショックがありましたが、株価が暴落したときに空売りをできないと、ただひたすら株価が戻ってくれるよう願うしかありませんが、空売りができると、株価が下がるときも利益を得ることができて、チャンスが増えるのです。
とめちゃん:空売りは信用取引なので、こわいイメージがありましたが、逆にコロナショックのときなどに何もできないほうがこわいですよね。
林先生:そうなのです。空売りができたほうが、リスクヘッジにもなります。きちんと勉強すれば、まったくこわくないので、これから学んでいきましょう。
とめちゃん:具体的にどのように株を買うか判断していくのですか?
林先生:いわゆるテクニカル分析といって、チャートを見て、明日株が上がるか下がるかを予想して売買していきます。ウォーレン・バフェットさんがやられているような、会社の業績や将来性を分析して投資する方法をファンダメンタルズ分析といいますが、こちらは、初心者の方には難しくて、再現性があまりないのです。僕たちは、チャートにすべて(会社の業績や将来性)が織り込まれていると考えています。簡単にいうとチャートにすべての答えが出ていると判断します。そこから投資判断をするので、再現性が高いのです。だから、初心者のとめちゃんも問題なく結果が出ますよ。
とめちゃん:なんだかイメージがわいてきました! 時間がなくてもできて、初心者でも再現できちゃうのですね。もう富めちゃいますね! ワクワクしてきました♪
イラスト/おめがちゃん 取材・文/とめちゃん
とめちゃんはこの本に出会い、株式投資に開眼。会社員をしながら、株でお給料以上稼げるようになった林先生が実践している、再現性の高い手法が網羅されています。すでに4刷りのベストセラー投資本! これから株式投資トレードしたい方必読の一冊。