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LIFESTYLE 健康

2021.08.20

台湾の今。コロナ禍での警戒レベルが下がりやっと外で遊べるように

 

台湾で2人の男の子の子育て真っ最中の神谷知佳が台湾の育児事情などについてお届けします。今回は現在の台湾のコロナ事情について。

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台湾のコロナ事情<続報>

5月19日から台湾全土への新型コロナウイルスの感染状況に対する警戒レベルが三級(第一級が最も緩く第四級が最も厳格)となり、子供たちの学校も休校措置が取られ、公園の遊具も使用不可、レストランでの内食禁止などソフト・ロックダウンのような生活を送っていました。

警戒レベル三級から二級へ引き下げ

2300万人程度の人口の台湾で、一番多い時には一日の新規陽性者数が500人を超す日もありましたが、現在2ヵ月半が経ち、やっと最近一日の新規陽性者数が5人以下程度まで下がって来ました。

それに伴い、やっと… 7月27日から警戒レベルが二級に引き下げられると同時に、防疫生活が少し緩和され、変化してきましたので、最近の台湾の新型コロナウィルスによる生活事情をお伝えいたします。

■やっとお友達を家に呼べる&遊びに行けるように!

3級 : 室内5人、屋外10人
2級 : 室内50人、屋外100人

警戒レベル三級下では、集まれる人数が厳しく制限されており、家族以外の人を家の中に入れる事は出来ませんでした。私の住むマンションでも家族以外の人の立ち入りは禁止され、お友達だけでなく、家庭教師の先生や工事関係の人の立ち入りも禁止となっていました。フードデリバリーのドライバーさんもマンション内には立ち入れず、外に設置された専用のデリバリー受け渡し場所でのやりとりでした。

遊具のない広場では(遊具ありの公園は使用不可)規定人数以上の人が集まっていないか、定期的に管理人の見回りがありましたが、現在は二級となり「室内50人、屋外100人」まで集まれるようになったため、厳しい見回りなどはありません。また家への第三者の訪問も可能になりました。

■ついにレストランでの飲食が再開!だけど…

やっとやっと、みんなが待ちに待ったレストランでの飲食が可能になりました。ただし、色んな制約を守るお店のみ店内飲食開始可能とのこと…

その制約とは、

(1)座席間隔の確保

店内を「梅花座(距離を開けて座ること)」の配置にし、テーブル同士の間隔は1.5メートルを空けるか、個室を設けたり、仕切り板で区切ったりすることが必要。また同じテーブルに座る人の間にも仕切り板が必要

(2)同時に受け入れられるお客様の人数が「室内では50人以下、屋外では100人以下」に制限

大きな飲食店だと50名以下のお客様しか受け入れられないとなると厳しいですね。

(3)従業員はワクチンを接種していることが望ましいが、接種していない場合は、簡易検査の毎週実施が必要

従業員や来店客の新型コロナ感染が確認されれば3日間の休業、その後11日間はテイクアウトやデリバリーのみの営業のみとなり、もしも規定に違反した場合は、3,000~1万5,000台湾元(約12,000円~60,000円)の罰金が科せられるのですが、早速規定違反のレストランが罰金を科せられたというニュースが流れていました。

かなり厳しい条件下での営業再開となるため、あえてまだお店での飲食を再開せずにデリバリーのみとしている飲食店が多い印象です。

<鍋料理は個人鍋での提供に>
そして台湾グルメとして有名な火鍋ですが、大勢で一つのお鍋をつつくのは禁止となっており、一人づつの個人鍋のみ営業可能となっています。

実際にチェーンの回転寿司に行ってみると

今回久しぶりに回転すしチェーンのスシローに行って、お寿司を食べてきました!

待合室は使用不可、待っている間はみんな外で密にならないように待ちます。

台湾生活 台湾コロナ事情

飲食は梅花座(前後左右を空けてスペースを取る座り方)での着席となるため、カウンター席は一枠を一人使用、テーブル席はアクリル板で飛沫が飛ばないよう仕切られていました。

台湾生活 台湾コロナ事情

お客さんが着席している隣のテーブル席は使用不可のため、収容人数が今までの半分以下でした。

お寿司は回っていません

台湾生活 台湾コロナ事情

そしてお寿司は回っておらず、全てタッチパネルからのオーダーとなっており、徹底されていました。

台湾生活 台湾コロナ事情

フードコートも再開されましたが、アクリル板にて隔離されていました。

台湾生活 台湾コロナ事情

スターバックスも梅花座での着席が徹底されています。

台湾生活 台湾コロナ事情

今までのソフト・ロックダウンのような生活を経験し、普通にレストランで飲食ができること、お友達と会えること、当たり前だったことが何もできなくなり、いかに今までの生活が恵まれていたのかを知りました。

少しずつ普段の生活に戻りつつありますが、市内感染状況の悪化によっては警戒レベルの引き上げも、無いとは言い切れないので、まだまだ身を引き締めて防疫ライフを徹底していこうと思います。

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ライター

神谷知佳

台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。

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