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2022.11.25

差し上げるは「与える」の敬語表現! 使い方と例文2つ、類語4つも解説

差し上げるは「与える、あげる」ことを意味する謙譲語です。しかし、「上げるという表現は相手を下に見ている」と受け取られることもあるため、正しく使うこと、言い換え表現をうまく活用することが大切です。差し上げるの注意点や言い換え表現、類語表現を解説します。

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差し上げるの意味と敬語の種類

差し上げるとは、奉仕の気持ちで相手に捧げることを意味する言葉です。読み方は「さしあげる」です。与えるという意味がある「上げる」に、動詞につけることで強調の意味となる「差し」という接頭語をつけた表現。「やる」「与える」の謙譲語として用いられています。

着物を着た女性がのし付きの贈り物を両手で差し出す様子

謙譲語は自分がへりくだって相手に物事を伝えるときに使う敬語表現のため、必ず自分が起こす動作に使うようにしましょう。

差し上げるの正しい使い方と例文2つ

差し上げるの正しい使い方について、以下の2つを挙げてご紹介します。

1.相手に連絡をする場合「ご連絡差し上げます」
2.物を相手に渡す場合「〇〇を差し上げます」

基本的に、差し上げるは相手にとってメリットがあったり、相手の要望に応えたりする場面で使われます。また、差し上げる対象が物の場合は、名詞と一緒使うことが大切です。正しい使い方を知ることで、ビジネスシーンでもスムーズに使いこなせるようになりましょう。

1.相手に連絡をする場合「ご連絡差し上げます」

自分から相手に連絡をする場合には、「ご連絡差し上げます」を使います。連絡の手段は、メール・電話、どちらでも使用できますが、使える場面は相手の都合を配慮して連絡をする場面に限定される点に注意しましょう。

携帯を片手にPCを操作する女性のイラスト

相手からスケジュールの調整を依頼され、その連絡をすることを伝える場面では、「後ほど、ご連絡差し上げます」を使えます。しかし、自分の都合に合わせてもらう場面で「本日はこちらの都合が悪いため、後日ご連絡差し上げます」という表現を使うと、相手には上から目線だと取られてしまうでしょう。

相手にメリットがあるか考えながら使うとわかりやすいです。

また、より丁寧な表現をしたい場合は、「ご連絡差し上げればよろしいでしょうか」など、疑問形にします。ご連絡差し上げますと同じルールで使うことが可能です。以下の例文を参考にしてください。

【例文】
詳細が決定次第、ご連絡差し上げればよろしいでしょうか。

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