カジノだけではない、マカオの最新事情
中華人民共和国 (中国) の特別行政区の1つであるマカオ、1999年まではポルトガルの植民地だったことから域内には多くの植民地時代の遺構が点在しています。香港からは船で1時間、気軽に足を伸ばせることから少し前までは “香港に来たついでにマカオも” という日帰り感覚の人が多かったのですが、それも最近では変わりつつあるよう。
さて、そんなマカオは東京から直行便で約5時間。
東京から一番近いコタイ地区、時計を1時間戻して辿り着いたのは…
総合型リゾートの開発と運営をを手がけるサンズ・チャイナが、2016年9月にオープンした「ザ・パリジャン・マカオ」。パリからインスピレーションを受けつくられたこのホテル、敷地内至るところでパリの街並みが可能な限り再現されています。その中でも一番のシンボルはなんと言っても「エッフェル塔」! およそ38階建てのビルの高さに相当するこちらの塔はパリのエッフェル塔 (324m) の約半分のサイズ。当初は実寸で建てたかったそうですが (さすがマカオ…) 、空港が近過ぎたたため、高さ制限に引っかかったのだとか。
世界中に複数のエッフェル塔のレプリカが存在しますが、その中でもここのエッフェル塔が一番大きく、そして一番精巧に再現されているんですって。ちなみに最上階の展望台からは中国本土を見晴らす眺望とコタイ・ストリップのパノラマビューを楽しむことができます。
「ザ・パリジャン・マカオ」のドアを開くと…
デラックスルーム、ファミリールーム、リヨン スイートなど違ったタイプの豪華な客室3,000室を有する「ザ・パリジャン・マカオ」。グランドホール、大広間、そして庭園へと続くホテルのパブリックエリアのデザインは、世界中から称賛されるパリの歴史的な建築物や庭園、そして美術品の数々にインスパイアされフランスのあらゆる宮殿に匹敵する壮大なスケール感を持って造られたそう。
噴水を中心とした神殿のようなロビーエリア、ドーム状の屋根を持つロタンダはとても華やか。
20カウンターもあるこちらのチェックインエリア。14:00から夕方までがチェックインのピークタイム、ほとんどのカウンターを開けて対応しています。壁に描かれているのはナポレオンの人生だとか。
こちらのホテルサービスエリアはルーブル美術館をイメージした人気のフォトスポット。よく雑誌の撮影などでも使われるそうですよ。
チェックインを済ませた後は、煌びやかなこちらの廊下を通って客室へ。両脇には時計や宝石などのブランドショップが立ち並んでいます。
ふぅー、やっとお部屋に到着!
わたしが今回お邪魔したのは、エッフェル塔が一望できる72㎡のスイート! ひとりでゴロゴロするのはもったいないくらいの大きなベッド、ここには2人で泊まるのが断然オススメ! スイートにはコーヒーマシーンやフットマッサージ機なども完備。
高級感あふれる明るいバスルーム。湯船にでもゆっくり浸かって癒されたい…。
そ、そしてこんな嬉しいプレゼントも発見♡ マカロンはいついただいても嬉しいですものね!
カーテンを開くと広がっていたのはこの豪華絢爛な眺望。向かいには、同じくサンズ・リゾーツ・マカオ内のホリディ・イン、シェラトン、コンラッド、セントレジスという錚々たるインターナショナルホテルが肩を並べていて、複数のホテルがここマカオでは世界各地の自社ホテルよりも星ひとつほどグレードが上だとか。マカロンを頬張りながらしばらくぼーっとこの風景に浸ってしまいました。
そして、サンズ・リゾーツ・マカオにはエッフェル塔以外にも大型のショッピングモール、屋外プール、ウォーターパーク、カジノ、シアター、そしてスパなど複数が併設されていて、外に出かけなくても十分なボリューム。さらにリゾート内には、ミシュランで星を獲得した注目のレストランを含め多くのお食事処も軒を連ねていて、お腹の方も大満足なんですよ! この続きは、次回のお楽しみ。
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有田 千幸
1983年生まれ。外資系航空会社CA、建築設計事務所秘書・プレスを経て、34歳にして脱OL。現在、Domani編集部にて駆け出しの美容ライターとして修業中。元会社員ならではの実用目線で役立つ情報をお届けしたいと思います! chiyuki_arita