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2021.09.07

コロナ禍に離婚…酷な結論に辿り着いたアラフォー女性の後悔とは

コロナ禍な今、これまで配偶者に抱えていた疑問や不満が表面化し、離婚を選ぶ女性も。これまでとは違うニューノーマルな時代に、新たな人生を切り拓くことを決めた女性たちの背景を、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが紹介します。1回目の今回は、夫に対して愛情がないまま結婚してしまった女性のケースです。

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コロナ禍に新たな道を選んだ女性たち#1  夏美さん(仮名・39歳)のケース

夏美さんは、34歳のときに元夫と結婚。出会いは合コンで、初対面から「気が合いそう」と感じていたところ、相手から結婚を前提に交際を申し込まれ、1年間お付き合いしたのちにゴールインしました。

「ちょうど結婚に焦っていた時期に出会ったというのが大きくて、“結婚を前提に”って元夫に言われたときには『私もこれで、結婚できる』ってホッとしました。だけど、元夫も私も都内にひとり暮らしをしていたので、生活はカツカツ。それぞれの実家も裕福とは言えないので、式は挙げずに簡単な結婚パーティーだけをしました」

結婚後は自由なライフスタイルを夫婦で謳歌

結婚後もフルタイムでの共働きを続け、夫婦でゆっくり過ごすのは基本的には長期休暇のみ。週末は仕事で疲れた身体を癒やすべく、夏美さんは友人と出かけたり夫は仲間とゴルフや釣りに行ったりと、お互いが自由にしていたのだそう。

「コロナ禍になる前には、それでなんとなくうまくいっていたんですよね。一緒にいる時間が少ないので、特に喧嘩になるような出来事もなかったし、お互いに生活費を入れて、それで生活をやりくりして。そんな毎日に不満がないわけではありませんでしたが、『結婚ってこんなものなんだろうな』って諦めもあって、多くは求めないようにしていました」

状況が変わったのはコロナ禍に入ってから。お互いにテレワークになり、顔を合わせる時間が増えたことで、お互いが相手に不満を募らせるようになりました。

「些細なことで口論になって、家の居心地が悪くなりましたね。口論の原因は些細なこと。どっちが買い物に行くとか、リビングをどっちが使うとか、そういうくだらないことでも大喧嘩に発展していました」

朝から晩まで苛立ちが募る毎日に、ウンザリしていたという夏美さん。SNSで友人が夫婦仲良く過ごしている写真を見るたびに、不幸な気持ちになっていたと言います。

「こんな毎日、嫌だなって気持ちがだんだん大きくなって。それで、自分なりに夫婦のことを考えたときに、ある結論に達してしまったんです…」

自問自答して、ついに辿り着いた酷な結論とは?

「夫のことを好きじゃなかったから、ダメなんだって。好きで好きで仕方なくて『この人じゃなきゃダメ!』って感じで結婚していれば、また違ったかもしれないけれど。そういう感情は当時も夫に対して全然なくて、当時の私はとにかく結婚してくれるなら、誰でもよかったのかもしれないって自分で思いました。

だから、一緒にいる時間が苦痛になってきたんだろうし、コロナ禍になってこんな不安定な時代にこの人と一緒にいたくない、もっと自分らしく生きたいって気持ちのほうが強くなってしまったんです」

酷な結論に辿り着いた夏美さんは、いつものように夫婦喧嘩が始まったある日、真剣に離婚を切り出しました。元夫は最初、少し面食らっていたように見えたものの、その当時の家庭にウンザリしていたのは同じだったようで、1週間程度で「離婚しよう」という合意に至ったそうです。

「子どもがいなかったことも、離婚の話し合いは比較的すんなりと進んだ理由として大きいと思いますね。本当に好きな人と結婚していれば、また違っただろうなって今でも思います。コロナ禍になる前には、まさかこんな世の中になるとは思ってもいなかったので。35歳前後でとにかく結婚しないとって焦っていた自分は、若かったんだと思います」

離婚が成立したあとは、都内でひとり暮らしをしている夏美さん。自粛生活をのんびりと楽しみながら、誰にも邪魔されることなく、自分の好きなように時間や空間を使えることに喜びを感じているそうです。コロナ禍は、男女間に存在していた潜在的な問題を表面化させやすいのも確か。夏美さんのように、自分の気持ちに正直になった結果、人生の軌道修正を図っている女性も少なくないのかもしれません。

取材・文/並木まき
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