そのドクターはシミに詳しいか!? その値段は安すぎないか!?
1 そのドクターは経験豊富か?
あなたは1年目の若手に肌を預けられますか? ワタシは初々しいドクターはイヤです。できるなら、この道を究めた名人に。せめて名人の下で3年以上修業を積んだ人に頼みたいです。
2:そのクリニックは症例数が多いか?
いろいろなクリニックを見て、信頼できるのは、シミ治療を長く続けてきたところ。あるクリニックは「レーザー」だけで23年で25万症例! そのドクターのシミへの理解の深さは別次元でした。
3:1回でも効くクリニック、何度やっても効かないクリニック、は確かにある!
同じ「IPL」のはずなのに、1回でくすみが抜けることもあれば、カサブタにもならないという場合も。それは、きっと出力の差! もちろん行くなら1回で結果を出してくれるほうです!
4:そもそもドクターと顔を合わせた?
あるんですよ。いつも受付とエステティシャンと看護師しかいないクリニック。ドクターと顔を合わせたのは承諾書にサインするときだけみたいな。そのドクターも日替わりで顔が覚えられない。コワいです。
5:マシーンを5台以上所有している!?
熱心なドクターはマシーンのアップデートが早く、最新のものを使いこなしている。だって、時代遅れのマシーンやミスマッチなマシーンで頑張られるのってイヤ。所有マシーンはHPでチェックすべし!
6:「IPL」専門に「シミ」の相談に行かない!
あります。「IPL」専門みたいな、安くて通いやすい小さなクリニック。とにかく安く「IPL」をやりたいならアリかもだけど…。ワタシならシミを消す相談には行かないです。はい。
7:激安ほどコワいものはナシ!?
1ショット¥500!? の衝撃ワンコイン価格。果たしてその値段で帰れるのか? お会計時には「今日は30ショット¥15,000です!」にならないか? 話はしつこいほどに聞く!
8:その値段は安すぎないか!?
安い! で興奮したら、なぜそんなに安いのか? 冷静になりたい。そのクリニックは人件費を抑えるため、医師でも看護師でもない人が施術していないだろうか? 値段には理由があるはず。
9:薄利多売では効きが悪い五段論法!
安い→人がいっぱい来る→人が来るとトラブルの可能性が高まる→あらかじめ弱い設定にして、トラブルを未然に防ぐ→効き目が感じられない。ワタシだったら薄利多売には行かない。
10:「レーザー」も「IPL」も日焼け対策と美白はマスト
「レーザー」後は徹底的に紫外線を遮断する必要が。「IPL」も日焼け対策と美白ケアで美肌を長く楽しめる。コスメはいらなくなるのではありません。その説明が無いところはアヤシイ、と思え。
【捜査終了報告】
シミ取り「レーザー」と、肌の大掃除の「IPL」。ふたつは似ているようでまるで別モノなので、特に「レーザー」をやるつもりならクリニック選びは慎重に。トライアンドエラーを重ねつつ、信頼できて人間としても気が合うドクターと出会えるといいね!
Domani2018年3月号『美容刑事 FILE 012』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/恩田はるみ スタイリスト/郡山雅代 構成/木更容子 取材協力/城野親德(シロノクリニック総院長) 写真協力/青山ヒフ科クリニック