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シミの消しゴムともいわれる〝リポットレーザー〟
リポットレーザーとは、新しいレーザー治療のひとつで『シミやそばかすを一回で、再発も非常に少なくきれいにとりきれる』というもの。冷却システムにより、肝斑がある方にも悪化させることなく照射できるのだそうです。しかし、ダウンタイムがあり、照射箇所には再生テープを最低でも2週間貼り続ける必要があります。
40歳を迎えた筆者も、なかなか消えてくれない両頬、同じような位置にあるシミに、ずっとやきもきしておりまして。先日弾丸で渡韓するチャンスがあったので、思いきってこの施術を受けてみることにしました!
利用したのは弘大(ホンデ)のナインクリニック
リポットレーザーですが、最新の機械ということもあってなのか、それとも私の検索の仕方が悪かったのか(笑)、ソウル市内でも施術しているクリニックが数院程度しか見つけられず…。その中で、宿泊するホテルにいちばん近かったナインクリニックを予約しました。場所は若者の街・ホンデです。(このクリニックはホンデのほか、江南にもあるようです)
ホンデ駅の2番出口から徒歩ですぐだったので、迷わずに行けましたよ!
韓国でのシミ取り、予約から施術までの流れ
予約は渡韓前に、公式LINEでスムーズに行えました。比較的時間の融通が利き、予約も取りやすかったです。その際、リポットレーザーをやりたいことと、顔の全体的なくすみが気になることなどを簡単に伝えておきました。
当日のスケジュールはこんな感じ。
【15:00】入店
カウンセリングシートを渡されるので必要事項を記入します。
【15:20】肌診断のカメラで撮影
【15:30】カウンセリング
日本人スタッフの方がカウンセリングしてくださいました。撮影した顔写真でシミの濃さがわかるので、リポットレーザーが打てるかを確認してもらいます。その結果、リポットレーザーを2か所(380000W)と、ビタミン導入付のレーザートーニング(50000W)をやることに。
お目汚しで恐縮ですが、これがbeforeの両ホホのシミさんたち。リポットレーザーの照射箇所に印をつけてもらい、待機します。
【15:45】リポットレーザー施術開始
ここでびっくりしたことがひとつ! レーザーをあてる前に先生から「シミ注射します、ちょっと痛いです」と言われ、カウンセリングでは話されなかった注射をシミの箇所に打たれました(笑)。あとで聞いてみると、今後のシミ予防のため、グルタミン成分が入ったものを事前に注射しておくのだそう。心の準備がなかったので、これはクリニック側に事前説明をぜひ取り入れてもらいたいところです。
思いがけず顔への初注射を体験したところで、レーザーの照射開始。
注射の痛みがあとを引き、正直レーザーの痛みはあまりわかりませんでした(笑)。痛い、というより、ひりひりする感覚が近いかも? 照射は2か所だけということもあり、リポットレーザーの施術はすぐに終了。終わった途端に、例の再生テープを張られます。
ちなみにこのナインクリニック、施術してくださるドクターや看護師さんともに日本語が話せる方は少ないようで、私が質問したいことがあると都度日本人のスタッフさんが飛んできてくれるスタイルでした。
【16:00】レーザートーニングとビタミン導入
ベッドを移動し、次はレーザートーニング。何回も何回も顔を往復して照射してくれ、すごくよかったです! これにビタミン導入がついて約5,000円とは…非常に満足度が高い。同行した友人も同じ施術をしたのですが、肌がつやつやになったと言っていました。
その後はフェイスパックをし、しばし待機して施術終了です。
【16:25】最後に肌診断のカメラ撮影
beforeとafterがわかるように写真を撮ってくれるのだと思いますが…すぐ効果が表れる施術ではなかったので、再生テープを貼った自分の面白い顔を拝んで終了! 次に同クリニックを利用する機会があったら、変化がわかるかな~と思います。
注意事項が書かれた紙をもらい、お会計をしてすべて終了。クリニックに入ってから1.5時間ほどでした。院内にtaxリターンの機械があるので、こちらで免税をしていきましたよ。
再生テープで2週間を過ごしてみて
再生テープを2週間貼っておいてねと言われたのですが、私の痛恨のミスも絡み、この期間が地味につらかった! というのも、予備の再生テープを病院でもらえなかったのに、「まぁいいか」とそのまま帰国してしまったんですね。おかげでテープがはがれないよう気を使う羽目になり、思いのほか疲れました。
テープは幸いマスクで隠れる位置だったため外出は問題なかったのですが、朝晩の洗顔や肌ケアの際も、このテープの存在が意外とじわじわストレスに…。ただし、これは人によるかもしれません。また、汗をかく夏場だとこのダウンタイムのテープ期間はさらにハードルが高いだろうな、と思いました。施術する季節には、気をつけたほうが吉。
2週間耐え抜き、いざシールを外してみると…!
さて。いよいよ2週間経ちましたので、ゆっくりはがしていきます。この時点で再生テープの端はべろんべろんです(笑)気になるシミの結果はというと…
と、とれてる!!
汚いですが、シール側はこんな感じ。シミ(というか施術箇所)が黒くなって、シールと一緒にはがれます。こうやって、とれるシミが可視化できるところにリポットレーザーの強みがあるなぁと思いました。シールをはがした直後は、照射跡にすこし赤みがあるものの、気になっていたシミ部分は無くなりました!
これで、シミがとれたぞイエーイ! と思っていたのですが…経過には続きがありまして。
リポットレーザーって、実は照射跡が3カ月~長い人で6カ月程度残るようなのです。おそらく私のシミがそこまで色濃くなかったのと、もともとケロイド体質なためか、日が経つにつれ照射跡の赤みがだんだん黒っぽくなり、それがまだまだ継続中です。
▲左右同じような感じで、黒っぽく照射跡が残っております…
これはカウンセリング時にも説明があり、頂いた注意事項の紙にも記載があったので理解はしていたものの、その症状が私には強めに出ておりちょっとトホホ。あの痛かったシミ注射の意味とは…と、内心思っているのはここだけの話です(笑)。
中にはきれいにシミだけがとれ、跡も黒くならず終了!という方もいる様子。自分の結果がどうなるか、こればかりはやってみないとわからないことですね。
施術から2カ月弱たちましたが、完全に照射跡が消えるのには、もう少し時間がかかりそうな予感。クリニックから言われたとおり、薬局で買ってきた再生クリームと日焼け止めをせっせと塗り、いつか来るであろう本当のダウンタイム終了日を待ち望んで過ごしております。
まとめ
無くなってほしいシミ自体は消えているので失敗とは思っていませんが、SNSなどの体験談ではあまりお見かけしなかった経過に、「美は一日にしてならず」という叶姉妹の姉・恭子さんの格言が頭をかすめました。改めてカウンセリングの重要性、そして自分に合った施術を選ぶ大切さを実感。シミが極端に濃くない方の場合は、慎重に検討したほうがいいと感じました!
しかし、レーザートーニングとビタミン導入は肌ツヤ・トーンアップにとても効果を感じたので、今後はそちらを日本でも地道にやっていこうかな~と考え中です。
以上、リポットレーザーの正直レポをお届けしました!
※記事の内容は、個人の感想です。

Domani Labメンバー
菱沼阿弥
新卒でホテルに就職後、「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で働いた経験をもつ。今までに訪れた国は25カ国ほど。産後は旅好きのアンテナを活かし、国内旅行にハマり中。ファッションアイテムも旅目線で選びがち。
Instagram:@ayapecotrip