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BEAUTY 美容医療

2018.04.18

【レーザーでシミ取り】のトラブルを防ぐために知っておくべきリスクと注意点

 

「レーザーで一発、解消」と都合よく考えている人も多い美容医療。知りたいことばかりなのにどこにもはっきりとは書いてない。今回はいちばん気になる「シミ取り」の真実に迫ります。

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気になるシミを消したいときのレーザー治療のアレコレ

今回は「レーザー」について。「レーザー」は、非常に強い光線を肌にピンポイントで当て、基底層のシミの母細胞メラノサイトを破壊する。濃くてはっきりとしたシミや長いこと気になっているシミを消すことができる。消されたシミは甦ることはないと言われるが、数年を経て甦る〝ゾンビシミ〟もないとは言えない。もちろん痛いので、塗る麻酔は必須。バチバチッと焼ける感覚で、施術後は絆創膏や軟膏のお手入れが必要だ。

ちなみに、’80~’90年代、「シミ取り」と言えば「レーザー」しかなく、マシーンも発展途上かつ施術者も未熟であったため、火傷などのトラブルも多発した。そんな流れから、2000年代以降、肌にダメージの少ない「IPL」が次々に登場する。今はとりあえず安全な「IPL」ファースト、みたいな空気になっていることも付け加えておこう。ざっくりではあるが、顔全体に散らばったメラニンを大掃除して透明感や明るさを出すのが「IPL」、メラニンの元凶となるメラノサイトを破壊しシミを消すのが「レーザー」、ここまで理解しておきたい。

【レーザートーニング】

「肝斑」やアザに光明! まずは専門家に相談したい

ホルモンが原因のひとつと考えられるシミ「肝斑」は通常のシミより深いところに存在する。これらには「IPL」や「レーザー」では効果が出ない、あるいは、逆に黒くなってしまう可能性も。そんな「肝斑」には、「レーザー」を弱く当て少しずつ肌の中の色素を破壊していく、「レーザートーニング」などの方法が選択される。ただし、回数を重ねる必要があり、1回あたり数万円が相場なので、金額的にも負担は小さくない。

お手軽度 ★★☆

【レーザー】

シミよサラバ! ずっと気になっているシミを消し去る。が、まれにゾンビあり…

「レーザー」は、強い光を肌の基底膜に選択的に届かせ、シミをつくるメラニン色素の母細胞メラノサイトを破壊してシミを元から絶つ。メラニン退治に最も適しているマシーンは「Qスイッチルビーレーザー」といわれるが、これを使いこなすドクターはまだ少ない。

レーザーを当てた部分は、翌日くらいから1週間程度カサブタに。「レーザー」を当てている時間はほんの数秒。痛みは「IPL」とは比べものにならない強さ。傷が治癒するまで、絆創膏を貼ったり軟膏を塗ったりのお手入れが必要。紫外線カットも必須だ。コレがネックとなって、「レーザー」を避ける人も多い(逆に、休み前は人気クリニックでは予約がいっぱいに)。傷そのものは2週間程度で回復するが、シミの消え具合によっては追い打ちや別の施術が必要になることも。一度消したシミは一生出ないと言われるが、意外に〝ゾンビシミ〟出現の噂は聞く。

レーザー治療のトラブル回避のために知っておきたいコト

トラブルで最も怖いのは「かえって黒くなった」だが、これは「肝斑」や「アザ」に「レーザー」を当ててしまった可能性大。「レーザー」をやる場合は、より慎重なクリニック&ドクター選びを心掛けたい。

自由診療なので料金はクリニックによるが、1㎝以内のシミで1~2万円というところ。シミを1~2個取りたいだけなら、「IPL」を何回もやるよりお得と言えるかも。

本気度 ☆☆☆

Domani2018年3月号『美容刑事 FILE 012』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/恩田はるみ スタイリスト/郡山雅代 構成/木更容子 取材協力/城野親德(シロノクリニック総院長) 写真協力/青山ヒフ科クリニック

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