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BEAUTY 美容医療

2018.04.13

シミ取りの疑問。レーザーとフォトフェイシャルって何がどう違うの?

「レーザーで一発、解消」と都合よく考えている人も多い美容医療。知りたいことばかりなのにどこにもはっきりとは書いてない。美容刑事こと美容ライター歴◯十年の木更容子が、「シミ取り」の真実に迫ります。

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気になるシミを消し去るなら「レーザー」! 顔全体のくすみを消すなら「IPL」だっ!

一発で取れる? 取れない? すっごく痛い? 痛くない? 絆創膏を貼る? 貼らない? 「シミ取り」にまつわるギモンの数々が、いつも堂々巡りで終わるのは、代表的なふたつの方法=「レーザー」と「IPL」が、ごっちゃに語られるから。ざっくりではあるが、美容医療でシミを取るには、「レーザー」と「IPL」がある、まずココを頭に入れて。一発で取れるのが「レーザー」で、取れないのが「IPL」。痛いのが「レーザー」で、そんなに痛くないのが「IPL」。絆創膏を貼るのが「レーザー」で、貼らないのが「IPL」。このように分けて考えると、けっこうなモヤモヤがスッキリするはずだ。

まず、「IPL」から見ていこう。「IPL」=Intense Plused Light(インテンスパルスライト)は、「レーザー」と比べて気軽にトライしやすいのが特徴だ。弱い光を肌の浅いところに当てることで、おもに角層のターンオーバーを活発にして、表面のくすみを早く追い出す。「光治療」や、マシーン名である「フォトフェイシャル」などと呼ばれることも多いぞ。現在の人気は、日本人向けに開発された「ライムライト」などの施術。シミを取るというよりは、くすみ消しに効果的だが、薄いシミやできたてのシミなら取れる可能性もあるぞ。仕事帰りにサクッとやれて、多少は痛いけれど、すぐにメークして帰れるので、とにかく気軽なのがメリット。肌の大掃除として満足度が高いだろう。

【IPL】

くすみを飛ばしてワントーンアカ抜ける! ハリがアップする〝おまけ〟付き

シミ取り2大メソッドのひとつ=「IPL」の特徴は、ひとことで言って、浅く広い働きかけ。角層に散らばったメラニンを一掃する、顔全体の大掃除的なものととらえたい。

施術後、数日でところどころに黒いカサブタができ、それが剝がれると、シミやくすみのない美肌が楽しめる。しかも、ハリがアップするという〝おまけ〟付き。しかし、肌のターンオーバーとともに通常1か月ほどで徐々に元の状態に戻っていく。1回でもかなり満足できるが、当然だけど、定期的にやっていれば、美肌キープに。光を当てる時間は15分程度だが、メーク落としなど前後も入れて、所要時間は1時間程度。痛みは軽い。

輪ゴムで弾くって、けっこう痛いだろ

施術名としては、「フォトフェイシャル」とその最新版の「M22」(ともにルミナス社)、日本人向けと言われる「ライムライト」(キュテラ社)などがある。

このように、メーカーによってマシーン名が違うほか、クリニックによって独自の施術名をつけていることもあり、そのメニューはスマホの料金プラン並みに複雑。料金は自由診療なので幅広いが、1回あたり1~5万円くらいだ。

お手軽度 ★★★

【アキュチップ】

シミ消し初心者に! 「IPL」で優しくシミにアプローチ

マシーンは「IPL」の「ライムライト」と同じだが、ヘッドと波長と出力を変えることで、もう少し強くシミにアプローチできるようにしたもの。光を当てる時間じたいはほんの数秒。痛みは軽い。

気になるシミがあるけれど「レーザー」はちょっと…という人がお試しにトライするケースが多い。数回の施術で徐々に薄くなる場合もあるが、何度やっても変化が感じられない場合は、「レーザー」への移行を考えたほうがいいかも。 1ショット(6.35mm)¥1000~¥3000が相場。

お手軽度 ★★☆

Domani2018年3月号『美容刑事 FILE 012』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/恩田はるみ スタイリスト/郡山雅代 構成/木更容子 取材協力/城野親德(シロノクリニック総院長) 写真協力/青山ヒフ科クリニック

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