同じ境遇のシングルマザーに相談してみたら
前回ではシングルマザーとして、再度恋愛に挑もうと思ったきっかけをお話しました。
前回の話▶︎シングルマザー歴7年。私、もう一度恋愛してもいいですか?【シングルマザーの恋愛#1】
今回はシングルマザー(以下シンママ)の恋愛事情をリサーチするべく、同じくシンママのママ友Aさんとランチをしてきたときの話をお届けします。
Aさんも子どもが3歳の時に離婚をし、現在は実家で家族と同居中。私と境遇が似ているため何かあるとすぐ相談できる強い味方。しかし私との違いは、彼女の年はまだ32歳と私よりもずっと若いこと。
私「今さらなんだけど、40歳を前にもう一度恋愛してみようかと思うんだけど、どう思う?」
Aさん「全然良いんじゃない。子どもたちも手が離れてきたし、中学生にもなればもっと友達優先で一緒にいる時間も無くなって寂しく感じるよ」
私「だよねぇ。すでに息子も思春期っぽくなってきたし。でもどうやって出会ったら良いのか…。そういえばAちゃん、マッチングアプリやってなかった?」
Aさん「やったよ。でも、登録した日に解約した」
私「えっ、なんで?」
Aさん「自分の父親と同い年くらいの男性ばっかり登録されていて。それからはマッチングアプリやってないよ。やっぱり紹介とか、生身の人間と出会う方が気持ちも入るよね」
私「現実はそんな感じなのか」
その後も、ランチタイム目一杯、シングルマザーの恋愛とはなんぞやを話し倒し、解散。どうやら、彼女は子どもが中学生になってから相手を探そうと思っているらしい。
(32歳という若さがあるからの余裕なんだよ。私には時間がないのよ)
と心の中で思ったけれど、口には出さずにおいた。時間とは、年とは虚しいものだな。
タイムリミットがあると感じている私は、ママ友の意見を参考にしつつも、マッチングアプリを調べ始めた。山のようにあるアプリの中から見つけたのは「シングル・バツイチ専用」というもの。なんとも出だしから夢のない選択だが、これが現実。「子どもナシ・離婚歴ナシ」など最初から嘘をついても、後が面倒になるだけだ。
もし自分が若くて、未婚で、子持ちでなかったら、選択枠は広がったのかな…などと考えてはみたものの、そんなタラレバな話をしても仕方がない。
いざシングル・バツイチ専用のマッチングアプリに登録しようと意気込んでいたときに、「恋愛なんてどうでもいいかも」となるほど落ち込むものが待ち受けていました。
さてどうなることやら…。
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あおいあん
契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。