仲の良い夫婦や恋人を指して使う
「比翼連理」は、仲睦まじい男女のなかでも、特に深い契りを交わしている男女の様子を表す言葉です。基本的には、「比翼連理」を夫婦や婚約間近など深い関係にある男女に向けて使うと考えてよいでしょう。
まだ付き合って間もないカップルを指すには、「比翼連理」は少し重みがあり過ぎる表現であるため、利用するシーンには気を付けましょう。
ビジネス関係の男女には使えない
「比翼連理」には、男女の仲が良いというだけでなく「相思相愛」であるというニュアンスが含まれているのがポイントです。ビジネスシーンでは、いくら息の合った男女のコンビであっても、「比翼連理」を使わないように注意しましょう!
もし誤って「比翼連理」をビジネス関係を表す言葉として使ってしまうと、相手の気分を害してしまう可能性もあります。
「比翼連理」を使った例文
「比翼連理」が使えるのは、深い契りを交わしている夫婦や男女について話す場合です。名詞を修飾する形で「比翼連理な関係」「比翼連理な様子」としても使いやすいですね。
【例文】
・あのご夫婦の【比翼連理な様子】を見ると、私も早く運命の人に出会いたいと強く感じます。
・【比翼連理】な両親の元に生まれた子供は、他のどんな子供より幸せだろう。
・お互いを思いやって一歩ずつ進んでいく彼らの姿はまさに【比翼連理】だ。
「比翼連理」を使いこなして表現力をアップさせよう
「比翼連理」は、仲の良い理想的な夫婦像を話す時にも活躍する言葉です。ご紹介した類似表現も合わせて覚えておくと、表現のレパートリーを増やせますよ。
「比翼連理」をビジネス関係の男女を指しては使えない点は、しっかりと押さえておきましょう。漢字を見ただけでは分からない、ちょっと素敵な表現を学ぶのも面白いかもしれませんね。
(引用全て〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)