冷たい風で体が冷えると血行不良に陥り「むくみ」の原因に
冷房の効いたオフィスや自宅に長時間いると、冷たい風を長時間浴びるて体が冷えてしまいます。すると、血行不良に陥り、体がむくんでしまうのです。夏の炎天下とクーラーが利いた部屋とを行き来することによる「温暖差」や、長時間クーラーの利いた部屋にいることによる「冷え」によって、自律神経が正常に働かなくなることも!
今すぐ実践したい「むくみ対策」
- 冷房の利いた場所での水分補給は常温以上のものを!
- ブランケットや靴下で冷え対策を
- 簡単な運動を取り入れる
「冷えることで血行が悪くなり、肩こり、頭痛、腰痛、生理痛などの『コリ』『痛み』の原因にもなります。また血行が悪くなりお肌の隅々の細胞に栄養素や水分が十分に届かないと、肌の代謝(ターンオーバー)が落ちて、シミ、くすみの原因に! さらに、水分が隅々まで届かないことで乾燥肌、シワの原因にもなってきます。とにかく、血流をよくすることが大事なので、オフィスでは、常温以上の飲みもの、カーディガン、ひざかけ、靴下などを活用するとよいでしょう。足元に湯たんぽをこっそり置くという方法もありますよ」(石原先生)
長時間同じ姿勢でいる場合は、デスクワークをしながらかかとを上げ下げしたり、階段を意識して使うなど、ちょっとした運動を取り入れることも大切です。脚の筋肉を動かしたりマッサージをすると、血流がよくなるため、むくみ解消に繋がるので、ぜひ試してみてください。
医師/イシハラクリニック副院長
石原新菜
ヒポクラティック・サナトリウム副施設長。健康ソムリエ理事、ロングライフラボ理事、フェムテックジャパン理事。2006年帝京大学医学部卒業。現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察のほか、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。
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