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【ハイライトカラー】とは
部分的に明るいカラーを入れて髪に立体感を出す施術のこと
ハイライトとは一般的に、髪のポイントに明るめのカラーを入れる、またはブリーチを施し、ヘアスタイルに動きや立体感を出すスタイルのことをいいます。
逆に自分の髪色よりも暗めのカラーを入れて立体感を出すことは「ローライト」と呼ばれています。
髪にハイライトを入れるメリット
おしゃれ度が上がる
髪全体をワンカラーで染めるのもよいですが、ポイントで明るめの色を入れ立体感や動きを出すことができるハイライトは、おしゃれ度が一気に上がります。
ニュアンスカラーを楽しむことができるのはもちろん、ダウンスタイルだけでなくアレンジしてもおしゃれ。
一度ハイライトを入れたら、しばらくはファッションカラーを重ねるだけでOKなのもうれしいポイントです。
「なんだか物足りない」を解消する、大人のインナーカラー
襟足からもみあげにかけてインナーカラーをON。細い毛束のハイライトを入れることで、顔なじみもよくこなれた雰囲気になります。ダークブラウン系のベースに黄みを抑えた13トーンのハイトーンカラーで、顔周りを華やかにしつつ大人らしい上品さも。きれいめファッションにも相性抜群です。
ダウンスタイルではチラリとのぞくハイトーンカラーがさりげないアクセントに。17~21mmのロッドでリバース方向に2.5回転巻いて、S字カールのパーマをプラス。ランダムな毛先の動きでエレガントさも演出できます。濃い色のトップスを着ているときでも、インナーカラーで立体感が加わるので重くなりすぎない後ろ姿に。
白髪を紛らわす
年齢を重ねるとともに増えてくる白髪。「ちらほら白髪をごまかしたい」「暗くなっちゃうグレーカラーは苦手」「白髪はあるけどヘアカラーをもっと楽しみたい…」そんな方におすすめなのが、サロンでブリーチのハイライトを入れて白髪をまぎらわすこと。
白髪を染めるわけではないため、部分的に生えている白髪や生え始めの白髪隠しにぴったり。ブリーチでハイライトをつくるため白髪と同じくらいの明るさになり、上から普通のファッションカラーを重ねると、
白髪部分→白い、ハイライト部分→明るい、地の部分→暗い
…と、3つのトーンがミックスされて髪に立体感が出て表情豊かに。ただしブリーチは一度色を抜くため、色を重ねても落ちやすいのが難点。上からこまめにファッションカラーを重ねるか、退色防止ケアを心がけて。
ハイライトなら白髪が気になりにくくなる!
全体に散らばる白髪に気分がヘコむ…。乳腺外科医・杉山迪子さんがブリーチハイライトにTry!
表面と襟足にブリーチでハイライトを入れ、その上からやや明るめのアッシュベージュをオン。
「レイヤーを入れた髪型にハイライトがすごく合う!白髪がわかりません。」(杉山さん)
【ヘアアレンジ】細かなハイライト効果でひとつ結びが立体的に!
▲ヘア担当/スタイリストチーフ 中島健之さん
白髪を染めるのではなく、明るい色にまぎれ込ませて目立たなくするテク
「ハイライトを入れることで全体が明るくなり、白髪がボケて目立たなくなります。使うのはファッションカラーなのでやわらかく見えますし、ハイライト効果で立体感もバッチリです」(kakimoto arms 新宿店 トップカラーリスト 安岡勲さん)
ハイライトは傷みの心配も少ない
kakimoto arms 新宿店 トップカラーリストの安岡さんにうかがうと、ハイライトは少量の毛束をブリーチするので、ダメージは少ないそう。
「全体ではなく細かく毛束を取るため、実は15%ほどしかブリーチしません。また、ブリーチ部分がのびてきたらその毛束だけをリタッチする方法もあります。ダメージがなくはないですが、そこまで傷まないテクニックなんですよ」(安岡さん)
また、一度のハイライトで半年くらい持つ人もいるので、何度もブリーチする必要もないそうです。
「ブリーチハイライトが毛先までのびないかぎり残るので、上からファッションカラーを重ねるだけでOK」(安岡さん)
「ブリーチあり」のハイライトをまとめると…
ブリーチハイライトのメリット
・髪に立体感が出ておしゃれ度が上がる
・一度ハイライトを入れたら、しばらくファッションカラーを重ねるだけでOK
・ニュアンスカラーも楽しめる
・アレンジしてもおしゃれ
ブリーチハイライトのデメリット
・髪が明るく見えがち
・かたい職場では浮いてしまう
・大量の白髪には不向き
・白髪の部分がキラキラしてくることも
ハイライトカラー|オーダー前に押さえておきたいポイント
ブリーチをするかしないかを決めておく
まず、ハイライトカラーを決めておきましょう。
思い切ってブリーチで明るめの髪に仕上げたいのか、それともベースの髪よりも少し明るめのカラーでハイライトをつくりたいのか。
ベースカラーとハイライトの色の差によって、仕上がりに大きな差が出ると言われています。しっかり動きを出したい方はブリーチを、控えめにナチュラルな陰影を演出したい方は明るめのカラーがGOOD。
イメージしている髪の雰囲気がある場合は、それを美容師さんに伝えるとより最適な提案をしてもらえるかもしれません。
ハイライトの太さを決めておく
ハイライトは太めか細めかで印象が大きく変わると言われています。
細めのハイライトはあまり派手にしたくない方、ナチュラルな立体感を演出したい方に推奨されています。初めてハイライトにチャレンジする、少し不安がある、という人は細めからチャレンジしてみるとよいかもしれません。
一方太めのハイライトはしっかりと陰影を出したい方や、全体的に明るめのヘアカラーにしたい方などにおすすめされています。せっかくならヘアカラーを思い切り楽しみたいという方は、太めにしてみてはいかがでしょうか?
ハイライトを入れる量を決めておく
ハイライトはたくさん入れることで髪全体が軽やかに見えると言われています。
一般の人が「何本入れる」と具体的に決めるのは難しいため、どんなイメージにしたいのか、多めがいいか控えめがいいか、理想の髪の写真があればそれを使って美容師さんに相談しましょう。
【ショート・ボブヘア】色別おすすめのハイライトスタイル
- 【グレージュ】前髪なしショートで大人ハンサムに
- 【ゴールドベージュ】ツヤやかナチュラルな立体ショート
- 【ピンクブラウン】立体的なおしゃれショート
- 【アッシュベージュ】動きのあるレイヤーショート
- 【暗髪】ハイライトを入れた黒髪風ヘアカラー
【グレージュ】前髪なしショートで大人ハンサムに
ハイライトを表面に入れてからグレージュをかぶせ、気になる白髪をボカしながら立体感を強調。グレージュは深みを感じつつ、赤みを抑えてやわらかさとツヤを底上げするカラー。ハイライトは、根元がのびても気にならない効果もあり◎。
やわらかさとモード感が共存する美人見えショート。髪がたまって野暮ったくなりがちな耳周りや襟足はスッキリさせながらも表面と前髪は長さを残しているので、おしゃれな雰囲気に仕上がります。トップのボリューム感や後頭部の丸みで骨格補正がしやすいため、頭の形がキレイに見えるのもうれしいポイント。